突然ですが、「引き寄せ」というのがなんなのか、わたしはよくわかりません。
みなさんは、具体的にこれは絶対そうだった!!! みたいな経験ってありますか?
わたしは「これは絶対そうだ、引き寄せだ!!!」と言ったら心配かけるやつだ・・・と、そんなふうに思うエピソードばかりです。
もう心配もしてくれない。してもらえない。
オオカミ中年のわたし。
誰か心配して。
* * *
先日、こんなことがありました。
友人と一泊旅行をしようということになって、行き先に勝浦を予定していました。
外房で宿泊して、勝浦の朝市へ行ってみないかと。
そんな予定に胸を踊らせ、リュックに着替えを詰めて出かけました。
友人との待ち合わせ駅はJR錦糸町。
その錦糸町で、起こりました。ええ、引き寄せが。
地下鉄から出てJRの駅へ歩いている途中で、いきなりきました。
ええ、引き寄せが。
勝浦マッサージ
という看板の文字列がバチーンと目に入ったのです。
えっ?! 勝浦っててっきり地名だとばかり思っていたけど、けっこう人名としてもあるものなの?
こういうのって、なに???
と「引き寄せを引き寄せようとする思考」のスイッチが入りました。
そして数秒後に、自分を信じられなくなる小さな絶望が襲ってきました。
腰痛マッサージ
看板は縦でした。
腰 勝
痛 浦
意識が勝浦へ向かっていると、目から入れた情報が勝浦に変換されてしまう。
こういう「引き寄せ的脳内トリップ」を、一般的には「バグった」とか「勘違い」と言うのでしょう。
わたしはこの瞬間にはたらく意識のあり方について説明を受けたことがあるので、こういう時にはこう思います。
インドの人が言う「蛇とロープの現象が起きた!」
夕暮れ時にとぐろ巻きになったロープを見て蛇と間違える、「誤った理解(viparyaya)」というのが、ヨーガ・スートラの説明などで出てくるのですが、わたしの腰痛勝浦はそれのウキウキワクワク・バージョンです。
「勝浦って、どんなところだろ~♪」という気持ちが強すぎて、そうなっちゃった。
しかもこの旅で、結局勝浦へは行かなかったんですよね・・・。外房まで行ってから予定を変更しました。
現地の人に別の市場の具体的な情報を教えてもらって、そっちへ行ったらそっちがすごく良くて。
東京にいる時点で早々に引き寄せたかと思えば間違ってるし、近くまで行ってからは、むしろ引き剥がされてる www
そんなわたしは、いつだって引き寄せ迷子。
わたしのヨガの哲学の先生は、こういうのを「頭の中の検索エンジン」って言ってたなぁ。
おもしろいよね。
まちがえたりもするけれど、私はげんきです。