今年の春に高崎の洞窟観音へ行ってきました。
想像以上にユニークな仏様ばかりで、美しい庭園と楽しい洞窟の内部のギャップ、そして戦時中には防空壕として多くの人々を助けたというエピソードに、感情をどこへ持っていけばいいのかわからない。
どこから紹介しよう・・・。
庭園の手前の時点でおもしろい
ここは美しい庭園でお茶を飲むことができたり、とても優雅な時間を過ごすことができるスポットです。
・・・ですが。
手指が気になる人がいたり
異様に楽しそうな人が
意外とスラリとしていらっしゃったり
あなたも、なんなの・・・って人がいらっしゃいます。
どうやら、この洞窟を作った事業家・山田徳蔵という人物が、いろんな意味でただ者ではないみたい。
人生訓を刻んだ石碑がありました。
「人間万事屁の如し ぶうと云字は仏成けり」
事業に成功し洞窟観音の自力建設も成し遂げたオーナーが、晩年に観音の彫り師に依頼し制作されたものだそうです。
先のおもしろい像も、若かりし頃の自身の姿から順に人生を掘らせたものとのこと。
わたしは浅野祥雲先生のようなことをする人を尊敬するのですが、別の方向ですごい人を見つけてしまい、昔からこういうユニークな人っていたんだ・・・、とうれしくなりました。
美しい庭園
いろいろ本気です。
普通に、めっちゃ美しい庭園です。
引き出される感情があまりにも散らかりまくるので、お茶をいただくことにしました。
お婆さまの手のひらサイズの、かわいらしいお菓子です。
防空壕はこの茶室の下にありました。
洞窟観音
ここがメインの見どころです。
洞窟にちょこちょこっと仏像があるのだろう、と思っていたのですが、入ってみたらとんでもない充実っぷりでした。
内部はこんな感じ。
まるで美術館のように仏像が配置されています。
スター揃いです。
ものすごい数の仏様が説明付きで配置されています。
ここが出口。
中が充実しすぎていて、かなり浦島太郎気分が味わえます。
真夏は涼しくて冬は暖かい。洞窟っていいですよね。