出発前に現地の人に行きたい場所リストを伝えた中で、「なんでここをそんなに重要視する?」と言われたハウラー橋とハウラー駅です。
2つの鉄道駅とハウラー橋
好きな小説『カルカッタの殺人』の中で、警部が捜査で移動をする際に、ハウラー橋、ハウラー駅、シアルダー駅、チョーロンギー通りといった地名が頻繁に出てきます。
青島刑事がいたレインボーブリッジに行きたい、タカとユージがいた山下公園へ行きたいというのと同じように、わたしはウィンダム警部とバネルジー刑事部長が捜査をした場所へ行きたいのでした。
地図上はここがやはりランドマーク。
この都市にいると、自分がハウラー橋とフーグリー川のどこに位置しているのかを意識することになります。
小説の舞台になった1919年の頃は、昔の東京の勝鬨橋(勝どき)のように跳開橋(ちょうかいきょう)だったそうです。こう書かれていました。
それは橋といっても、実際は二十数個の浮体(ポンツーン)の上に舗装道路を渡したもので、中央部分は船を通すために開閉することができる跳開橋になっている。
(19章より)
橋のすぐ手前に駅があります。
ハウラー駅がすごくいい
ここは郊外への移動の際に何度か来ました。とてもエネルギッシュな場所でした。
絵になりすぎる。
はじめの頃は毎回嬉しくて写真を撮った、スタアの皆様。
東京の町歩きに喩えるとセブンイレブンくらいの頻度で目にします。
(いちいちキャッキャしてるとカロリーがすぐ足りなくなります)
夜22時近くの、コンコースのような場所です。
遅い時間までこんな感じで、なんか売ってました。
コルカタの街はメトロや鉄道が終了した深夜も、特に週末はずっと何かが売られて活動があって、だけどいろんなことがローカル・ルールで回っているから旅行者は決して安心できない。そういう街です。
ここはローカル線チケット売り場です。構内へ入る前の、ちょっと外にもありました。
急行や特急はホームのある構内の窓口か、オンラインか代理店で買うシステムみたい。SIMで電話番号を得れば、インド鉄道(IRCTC)のアプリで自分で買えます。
紙の切符がなくてもよくて、座席番号と名前とパスポート番号などで照合します。
ハウラー駅の14番線のすぐ横にメトロの出入り口
今年の春からこの鉄道駅とメトロの駅が目と鼻の先で接続しました。
鉄道の15番線のすぐ横から地下に入れます。
メトロ・ハウラー駅の入り口が見えます。
これはメトロから上がったときに鉄道駅が見える瞬間です。
これ開通したとき、感動しただろうな・・・。今年の春に開通したそうです。
メトロと鉄道の接続で郊外へ旅をしやすくなっています。