もうすぐ学生さんの夏休みが終わりますね。
例年であれば、この時期は明治~昭和序盤の純文学作品の本の感想へのアクセスが増える時期なのですが、今年はみごとに減りました。
毎年、このブログを読んでどうするのだと思いながらこの時期のアクセスを見ていました。書いている人が一般人だから、ほどよくパクりやすくて見られていたんですよね。
そのアクセスをきっかけに「へー、いまはこんな本が課題図書になってるんだ」ってことがわかったりして。
このブログはマウスクリック&オーバーではコピペできない設定にしているので、アイデアだけ収集して自分が考えたことにして書き換える形を取られてきたものと思います。
それが、今年からガクンと減りました。
ChatGPTによる時代の変化を感じます。
本人の考えなのかをそもそも疑うことがデフォルトになる境界が、2023年の夏です。
こうなってくると、人間同士の付き合いを意識していく上で、これまで以上に個人が個人の人格を観察するようになります。
AIの普及によって、これは一周回って、あたたかく誠実なコミュニケーションの時代のはじまり。
来年にはGoogleの結果画面もだいぶ変わってくるものと思います。
これまでは「Googleが探してきたサイトを教えてくれていた」のが、検索結果が多すぎるキーワードについては、GoogleのAIが意図を汲み取ってまとめ・編集をした表現になって、検索エンジンじゃなくて、返答エンジンが前に出てきそう。
そもそもサイトを教えるのはもう少し後ろのページでいいのかもねってことになって、1ページ目のレスポンスは、「こんなことを訊きたいの?」と、すでに類似質問を出してくるようになっています。だいぶ思考の過剰介護がはじまっています。
こういう変化を認識しておかないと、「おい」と言ったら自動的にお茶が出てくる前提の昭和のお父さんみたいな脳みそにされそう。(喩えはイメージです)
インターネットを介したコミュニケーションの性質が毎年少しずつ変わってきているな〜とは思っていたのですが、今年は大きな変化を感じています。
▼こんな時代じゃからのう・・・