うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

皮膚が物体に触れると安心してほぐれる。ヨガブロックの使用例(バッダコナアーサナ)

少し前に「がっせきのポーズ」について書きました。

このポーズは「バタフライポーズ」のほうがネーミングがシンプルでいい、ということを書きました。

 

ブロックを使うと安心のバタフライ

基本的に、そんなにすぐに膝が床に近づいていけるものでもないので、こういう時にヨガブロックを使うと良いです。

股関節がやわらかいわたしでも、ヨガブロックがあるとさらに脊柱が奥から立ちやすいです。

脊柱が立つ=背骨が垂直に近くなる です。

 

右がブロックありです。

肘も伸びやすくなるため、やっていて気持ちが良いです。

細かい話ですが、これで肋骨もほどよく閉じやすくなります。

これについては15年前に書いていました(15年前て! w)

 

 

皮膚が物体に触れると安心する

ブロックの使用が有効なのは

 

 

  膝と腿の重さをブロックが支えてくれることで

  内腿の緊張が和らいで

  股関節が開きやすくなる

 

 

という理由です。

 

 

  緊張がやわらいで(和らいで)

 

 

のところの「やわらぎ」は3つあります。

 

 

  1. 重みからの解放
  2. 底なし沼じゃない認識
  3. なんか安心

 

 

です。

3の「なんか安心」ってなんだよ! 2とどう違うのよ! って話ですよね。

 

 

身体内で分析される情報と安心の関係

3つの「やわらぎ」の要素はこうです

 

1)重みからの解放

骨と筋肉でできている下半身の体重を肩代わりされることで、骨と腱と筋肉で繋がっている近隣部位(腰・腹)がまず安心して、そこから胸・・・ というふうに、安心の感覚が拡がっていきます。

買い物の支払い時にレジ前に小さな荷物置き台があると、安心して手指が動かせます。

あれと同じです。

 

 

2)底なし沼じゃない認識

ここはマラソンに喩えます。

そもそも何キロ走るの? それって、どのくらい? と思いながら走り出すと、精神的な負荷があります。

え? 10キロ? 10キロって、どのくらい? と、距離のわからなさに思考のキャパシティを持っていかれる。

ラソンでいう「あとキロ」という標識のような役割を、ヨガブロックがやってくれます。距離感がわかると頭が安心します。

 

 

3)なんか安心

皮膚が触れることで情報を得て、頭が安心します。

副交感神経に働いてもらうのに「皮膚からの情報」がスイッチポイントになります。

神経の働きは筋肉や骨の働きのように物質的に見ることができないので、「なんか安心」という言い方しかできないのですが、この「なんか安心」はとても重要です。

ヨガはリラックスすることで身体の可動域を広げるポーズが多いので、ブロックのような支えはリラックスの重要性を教えてくれる道具でもあります。

 

 

  *   *   *

 

 

補助ツールが補助してくれるは、心の硬さ。

皮膚筋肉神経 と層になっているところの最初と最後の二つ(皮膚と神経)、外と内の両側からほぐしていきます。「リラックス攻め」で、筋肉と骨の仕事の範囲を広げます。

 

 

 

<わたしからのお知らせ/東京でヨガをしたいかたへ>

今年からヨガを始めようかな、と思ったかた、どうぞおいでください。一回単位で参加できます。

東日本橋駅浜町駅近くの、ちょいと江戸っ子な東京エリアでヨガクラスを開催しています。

ヨガ経験者のかたは日曜・水曜どちらでも。これからヨガをやろうってかたは、水曜夜がおすすめです。

水曜夜のクラスでは、人それぞれ力の入りやすい(硬くなりやすい)部分を見て、動かし方の提案をしています。