映画を観るようになったので、以前使っていたPCをメンテナンスして再び使い始めています。
その作業中に、8年ぶりにブラウザのブックマークを開いてみたら、かつて読んでいたり気になったブログが10件くらいありました。
なんだか引っ越し前の荷物整理のような気持ちで見てみたら、いまも更新されているのは数件。それも年に数回か月に一回くらいで、告知用として残されている状態でした。
個人のことを綴るブログを書かなくなった人って、多いのですね。同じ場所で書き続けている人のほうが少ない。いまも毎日のように書いているわたしって化石! もっと重用されてもいいんじゃないかと思うほど、多くのブログが放置の状態でした。
この8年の間にいくつかのSNSが定着したけれど、わたしはブログがいちばん運用しやすくて好きです。Instagram や音声日記がメインになることはありません。自分の声で話したことが自分の声で検索できるようになれば話は別ですが、わたしの場合は会話にモノマネが混じるので現実的ではありません。
日付(時期)とタイトルがセットになっていないと、どうも感覚的に生活に根付かない。わたしはトピックありきで考えをまとめるので、「この時期にこういう視点を表明した」という記録が自分の年齢や社会情勢と照らし合わせられないと、ログとして保存してもおもしろくない。
短文や写真のSNSは、「ねえねえ聞いてよ」「ちょっと見て見て!」と漠然と話し始めることができる日常会話の上手な人向きで、わたしにはブログよりも運用の難しいシロモノです。
まあでも、それにしてもね。
このブログも15年以上書いているわけですから、当時生まれた子がニキビに悩んだりしているのだと思うと、そら途中でやめていく人が多いのもわかります。
わたしはいまも書き始めの頃と変わらず、漠然と読み手の仲間(概念)を設定して、「これわかるかな〜。読んでくれるかな〜。アラフォー以降しかわからない昭和のダジャレ、こっそり入れちゃおっかな〜」なんて思いながら書いています。
実際の友人のブログを読むのも楽しみです。でももうそれも、ほんの数名になりました。
Instagram はもう広告が多すぎて、友人の近況をリアルタイムで追えなくなってきました。いまとなっては、久しぶりに会うときに事前にチェックしたり、会った当日や翌日に確認する使い方です。
だから流れていかないブログがいいのにーーー! なんでやめちゃうのー。
自分が過去に頭の中をまとめた文章を読むのって、楽しくないですか。こういうのって、少数派なのかな。