うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

萎縮しないでほしいな、と思う

たまに、はじめて一緒にヨガをする人に「普段はどんなヨガをされているんですか?」と聞くと、「いや、わたしがやっているのは、本格的なのではなくて、エクササイズのヨガなので…」とおっしゃるかたがいるのですが、わたしはずっと「それでいいんですよ」と…

カーライル博物館 夏目漱石 著

こんなレポートが書けたら、どんなにあたまの中が楽しいやら! と思うような文章。 イギリスで、カーライル博物館を観光してきたよ〜という話なのですが、文章がいちいちおもしろい。 カーライルは何のためにこの天に近き一室の経営に苦心したか。彼は彼の文…

みなさんのこと(Google Analytics と Google Search Console から)

今年は生ブログのほかイベントで通訳をした関係で、より多くの国・地域の読者さんにお会いすることができています。わたしにとって、みなさんとお会いする場は「データのリアル検証の場」。たまに、はじめて参加申し込みをいただくかたから「いつもストーカ…

八日目の蝉 角田光代 著

これは、サスペンスなのかな。刑事コロンボや古畑任三郎のようにオチが最初。っていうか表紙に書いてある。 読み終えた後に、その設定の中で出てくるさまざまな心理描写が大きく心に残る。 前半の1章と後半の2章でそれぞれあげるなら、わたしの場合はここ。 …

太もも、ふくらはぎ、足首、足の甲、足指の研究

脚と足のことを、セラピストの知人とともに研究しています。 彼女は日々の仕事で施術をしながら、わたしはヨガのアーサナのナビゲーションをしながら思うことを貯めて、持ち寄って「足りない力を人はどうやって補うか」などのことを参照しあっています。また…

マウントヒルヨガスタジオ(福岡・天神駅)

福岡滞在中に、天神駅にある「マウントヒルヨガスタジオ」で練習に参加してきました。 ナウリ、バンダ、マントラからはじまり、アーサナに入る前もガス抜きから丁寧に入っていく。インドのアシュラムで行うような手順のヨガがめちゃくちゃ都会で普通に行われ…

坑夫 夏目漱石 著

これは、何年もヨガの練習をしている人に、たいへん沁みる小説です。これまで読んだ夏目漱石作品の中で最強のフィジカル描写が展開された「苦行もの」の作品。都会のお坊っちゃんが坑夫に転職する話で、きっつい山の中に入ります。とくに心身の変化の描写は…

硝子戸の中 夏目漱石 著

ショート・エッセイ集。なにかの本か新聞に載せる写真を撮る人が来たり、たずねてきた人との面談、あつかましいファンへの対応など、まずコンテンツがべらぼうにおもしろい。そして、文章がおもしろい。ものすごく丁寧に書かれた日記を読んでいるようで、引…

本質を見通す100の講義 森博嗣 著

このシリーズは「友人が人間摩擦でお疲れの様子のときに差し出す本リスト」に入っているので、これまで紙の本を買っていたのだけど、今回から電子にしました。わたしの数少ない友人で本の話をする2名が両方Kindleユーザーになったこともあり。 過去分も、と…

朝のモーレツ体操・ニャチャン編

ダナン同様、美しく青い海が広がるニャチャン。そしてこれまたダナン同様、朝にモーレツ体操が行われるニャチャン。 ベトナムでは各地でいろいろな刺激を受けたのですが、そのなかのひとつが「すごい体力」です。基礎体力が違う。精神も強靭に見えます。そし…

ニャチャンのごはん、いろいろ

ベトナムは、港町のごはんがおいしい! ニャチャンは2泊しかしなかったのですが、おもしろい味に出会いました。 ポー・ナガル塔の周辺の漁港エリアには、「これは、なんだろう?」というものがいっぱい。 どれも、おいしそうな匂い……。 どのお店も魅力的でし…

ポー・ナガル塔 ニャチャンのヒンドゥー遺跡(タップ・バー/Thap Po Nagar)

ニャチャンにあるチャンパ王国の寺院「ポー・ナガル塔」へ行ってきました。ベトナムに残るヒンドゥー文明を観られる場所で、ポー・ナガルという女神像やシヴァ・リンガが祀られ、踊るシヴァ神の姿もありました。 ベトナムのヒンドゥー遺跡はインドネシア同様…

Tuyet Mai Hotel(ニャチャンの宿)

ニャチャンの旅は、事前に「agoda.com」で宿を予約しておきました。 海の近くは乾燥していることがわかったので、カビ臭い部屋にあたる確率も少なかろ、と予測。ダナンで1泊延長している間に、ネットで海の近くの宿を探して予約しました。ベトナムはwifiを使…

ダナンからニャチャンへ(ベトナム鉄道)

ベトナムへ来て二度目の鉄道移動は、ダナンからニャチャンへ。時間はこれまた正確で、7時9分発・17時43分着でした。運賃は370,000ドン(2,114円)。 前回は3階席でかなりしんどかったのですが、今回は2階席。知恵をつけておりますよ。 ホテルの人が呼んでく…

ヨガは心のすべり止め。太陽礼拝Bのすすめ

口が滑る、筆が滑る、などと同じように、心が滑るということがあります。 わたしが「滑ってるな」と感じるときは、こんなとき。 ストーリーなくしゃべりすぎるとき 思ったことを書きなぐるとき ゴミ捨ての種目を間違えるとき バスや電車の乗り換えを間違える…

警固神社(けごじんじゃ・福岡市中央区)

福岡は5年ぶり。来てみたら、ぜんぜん街のことを覚えていなかった…。 やはり自分で決めて、自分で動かないとダメですね。以前は決められた出張だったので、平日は福岡に慣れた仕事仲間が設定してくれたルートをまわり、休日も現地に赴任していた同僚が案内を…

広告ガール(アドガール) はあちゅう 著

まえに紹介した「半径5メートルの野望」の著者さんのエッセイ。新卒で広告代理店に入社したときの話や家族の話が書かれているのですが、おもしろいOLさんのブログを読むような感じで、電車の中でニヤニヤしながら楽しく読みました。 先日港区を歩いていたら…

人生の99%は思い込み ― 支配された人生から脱却するための心理学 鈴木敏昭 著

ネット上に公開されていたコラムがおもしろかったので、本を買って読んでみました。 まえに「悪口の受け止めかた」というタイトルで書きましたが、わたしは人の悪意や憎しみへの同調を、どんなにビジネスライクでポジティブなアジェンダに乗せられても、しん…

「あなたのためを思って」話法・技巧の話(夏目漱石「虞美人草」読書会での演習より)

先日「関西弁での心理分解が妙にしっくりきた」というトピックを書きましたが、夏目漱石「虞美人草」読書会からの掘り下げ内容共有です。 これは「虞美人草」を読んでからのほうがおもしろい展開なので、小説を読むつもりの人はぜひ読了後に読んでください。…

「ヨガインストラクター」って、いいイメージなのか謎

わたしは一般的には「ヨガインストラクター」といわれることをしていますが、とくに肩書きを押し出す機会がありません。以前は「OLをしながら」「ヨガブログ著者」などの要素を前面に出したいというイベント主催者のかたもいらっしゃいましたが、最近はあり…

朝のモーレツ体操・ダナン編

ベトナム人の体力のすごさは以前トレッキングの報告で書きましたが、この国の人たちの朝の体操はすごい。ベトナムから戻ったときに2キロくらい体重が落ちていたのですが、これのせいかもしれない。というくらいすごい。 ハノイでもホアンキエム湖のあたりで…

ダナンは美容室とネットゲーム屋が多い

ダナンは大きな大学があってヤングがたくさん住んでいます。ネットゲーム屋がたくさんあります。 そして同じくらい、美容室があります。後で行ったホーチミンもそうでしたが、べトナムは美容室が多いです。 ホーチミンは脛毛のない男子が多くて、メニューに…

ダナンは市場のエリアが楽しい

あまりに居心地がよくて長居したダナン。この町は海辺のお金持ちエリアに向かっていく途中にある、ローカルなエリアが楽しい。「Son Tra 1 Hotel」の前の道(Ngo Quyen Street)を東に少し(30秒くらいだったかな)歩くと、 「LE HUU TRAC」という道があるの…

ダナンのごはん、いろいろ

多くの人が言うように、ベトナムは食事がいいですね! 野菜もたくさんとれて、安くて、味にハズレが少ない。というか、ほぼない。美容やファッションもそうですが、高感度な国という印象です。 ダナンの海近くの下町は大きな大学があり、安くておいしいごは…

ダナンのビーチ シャワー、トイレ、デッキチェア

ダナンの海寄りエリアに移動した初日は、ビーチへ行ってみたものの、巨大クラゲがこわくて泳げず。 でも「あれは大丈夫らしい」ということをホテルで聞いてからは、毎日泳ぎに出かけていました。 夕方4時くらいから、ぼちぼちスタート。それ以前の時間は、暑…

夏目漱石グルジに抱きついてきた(東京・銀座)

今日は久しぶりに銀座へ。稽古の前に、お散歩してから行きました。 建設中の朝日新聞社のビルに、今週の月曜日から夏目漱石の肖像・新聞連載当時の挿絵と題字がプリントされておるの〜 「漱石、銀座に再び 建設中の朝日ビルに肖像や挿絵」というニュースを見…

ボディは、好奇心を運ぶ乗り物

先日の神戸生ブログは、中国・四国地方から多くの参加をいただきました。京都・奈良・和歌山などの斜めの方面も含め、ありがたいことです。(ありがとうございます)おいでいただく人を見ていると、みなさん好奇心の火を絶やさない姿勢がすばらしいなぁ、と…

おかいものインド哲学

ベトナムにいる間に「買い物」に対してポジティブになるという心情変化があり、それがとてもおもしろかったので、今日は買い物とお金を題材にインド哲学しちゃいますよ。 ベトナムのホーチミンにある このお店で ワンピースひとつ、マフラーひとつ、ヘアバン…

ベトナムの、ゆる〜い標識

ベトナムの標識は、「まあわかるけど」くらいのアピール。 人が歩くのはわかるが、「子どもが通るのよ!」という主張は全くない。 ざっくりしてます。子どもなんで。という感じ。 大人が歩く場合は 熱した鉄の板を渡る苦行のよう。 下半身のガッチリ感や、脊…

関西弁での心理分解が妙にしっくりきた(夏目漱石「虞美人草」読書会での演習より)

わたしの進行する夏目漱石読書会(という設定でのインド哲学クラス)は、事前に課題図書と宿題のある形式なのですが、いちど乗り越えるとクセになるのか(笑)リピートをいただき、東京ほど頻繁には開催できない関西版も、今回で3回目。 今回の課題図書「虞…