3年前に「トリドーシャをイメージで10本ノックしてみた」というのを書いたら、「ふざけかたが安定している」というお褒めのコメントをいただいたのですが、まじめにも書きます。トリドーシャにはさまざまな観点項目があるのですが、食事で言うと、たとえばわたしはインド基準に対し「大豆摂り過ぎ」です。納豆にお醤油をかけて、味噌汁と一緒に……。そりゃそうです。
わたしはドーシャの「診断」の正確さは深追いしませんが、「どこが乱れているか」というのを観るのに、トリドーシャの概念はとても「しっくりいく」もの。特に、「気持ち」「生活」にまつわるところは、瞬間ごとにひとりで向き合っていく問題なので、ある程度は頭に入れています。
以下に、「Ayurveda / A Practical Guide Dr.Vasant Lad」にあった「プラクルティ第2表」20項目のうち、住む場所や暮し方・仕事や役割が変わると変わるな…と思う事項を抜き出しました。
(もとは英語なので日本語化しています)
項目 | ヴァータ | ピッタ | カパ |
---|---|---|---|
信念、信仰 | 可変。変えられる | 狂信的 | 不変。ぐらつかない |
記憶力 | 短期記憶が良好。遠い記憶は貧困 | シャープ | ゆっくり。でも長持ち |
睡眠 | わずか。中断する | 少ない。でもうるさい | 深い。長く寝る |
しゃべり | 早口 | シャープ、するどい | ゆっくり。単調 |
金銭 | すぐ使う。無駄遣いする | 変化する。ラグジュアリーなものに使う | お金が貯まる。食べ物に使う |
早口で浪費家でやや鳥頭な状態の人がいても、「ヴァータが乱れてるのね〜」ということにしてみる。
いくつかの運動・練習を組み合わせながら自己観察をして、自分の生み出した毒が自分に回って手が付けられなくなるのを食い止めるきっかけを探す。そんなふうにやりくりできればと思っています。