2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
最近いくつかのことをきかっけに、「どうしてもすぐに規範を探してしまう癖」について考えました。固定観念なしに作業をやってみましょうという場でも、お題が出ると ○○をするってことですか? ○○な感じでやればいいのでしょうか? これで、あってますでしょ…
イチローの引退会見をネット動画で見ました。その約1時間の会見のやりとりが、日本人同士のコミュニケーションの特性を丸ごとあぶり出すような内容で目も耳も釘付けになりました。「イチロー節」という文字列だけでは片づけられない、まるで山本七平の本を読…
今年の春分の日は満月でした。そして年度末。今年は年号も変わります。特に自分の人生に大きな変化やイベントのない人でも、この時期は自身の中にざわめきを感じる人が多いだろうなと思い、今年はこの日のために考えたメニューでヨガクラスを開催しました。…
九度山にいる間にとても気に入って二度歩いた道を紹介します。道一本単位でおすすめするの? と思われるかもしれませんが、はい。道単位です。今日紹介する道は、「道の駅・柿の郷くどやま」の裏の道です。 kakinosatokudoyama.com この道の駅、めちゃくちゃ…
この町はどの道もたまらん風景で、ついつい足が止まります。下りてきた坂の下で振り向いて「おお!」となったり、建物の一部だけ改装されたミックス具合が絶妙だったりして、そういう景色が好きな人にはたまりません。東京だと葛飾北斎の絵に出てくるエリア…
高野山の旅は宿坊に泊まらなくても、下の九度山という町にステイするのもひとつのアイデア。そんなこんなでしばらく九度山旅行記になります。 ここは死罪を免れたものの徳川家康から高野山での謹慎を命じられた真田幸村が、高野山に移ってみたけどめっちゃ寒…
先日、ひさしぶりに学生時代の先輩とたくさん話す機会がありました。一年前に道でバッタリ再会して3時間近くお茶をしたあと、SNSでお互いその後も元気であることは知りつつ…、このたびご一緒したい催しがあったのでわたしから声をかけて休日に再会しました。…
インド旅行をした人がする話のフレーズに「インドに行ける人間とインドに行けない人間」というのがあり、わたしもかつてこのブログにコメント欄を設置していた頃にそのニュアンスを含んだ書き込みを見たことがありましたが、その元ネタを知ったのは三度のイ…
高野山の慈尊院から町石道へ向かう途中で、少し寄り道するとあるお寺です。登山の翌日にこの辺をまた散策したくなり、のこのこやってきました。特に考えなしにやってきたのですが、勝利寺というだけあってストロングな要素が随所にありました。 階段がストロ…
高野山へ6年ぶりに行ってきました。町石道を歩いて登ったので到着後はちょっとした筋肉痛で、13時半頃に大門から金剛峰寺や大師教会のあたりまで歩きました。高野山でやりたいことは、だいたいいつも同じです。 根本大塔のなかで座る 高野山は奥の院、金剛峰…
町石道を歩くのは二度目で、11年前に一度チャレンジしたのですが当時は途中で挫折しました。そのときは真夏の昼間に500mlの水しか持たずにスタートするという無謀ぶり。若いね! 雑だね! 自分の体力を過信してるね! 考えてないね! 自然をナめてるね! と…
また高野山へ行ってきました。女人高野(にょにんこうや)としても知られる慈尊院(じそんいん)と、そこから少し階段を上ると丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)で参拝をしてきました。 高野山へ女性が入れるようになったのはなんと明治5年からな…
一度目はまじめに正座する感じで、二度目は身体全体を使ってのび太が帰宅後の六畳間でフンフンくつろぐ感じで読みました。この本はビジネス書でありながら身体的に「それ、ある!」ということが多く書かれています。そして頭で読んでも身体で読んでも、その…
なんとなく下車した天下茶屋商店街から出られなくなってしまい、北天下茶屋駅にあった看板を見てその先の聖天山正圓寺(しょうえんじ)まで歩いてみました。 駅からスタスタ歩けばこのお寺まで10分。 そしてここは東寺真言宗のお寺。──ってことは、会えちゃ…
先日、移動の通過地点にある大阪の東側を通りました。目的地へ行くまでに少し時間があったので乗り換えの天下茶屋という駅で下車してみました。なにここやばい。超ド級の昭和。あまりの楽しさに、予定以上に長居してしまいました。ちょっとカレー屋でもあれ…
20代の頃から数年に一度、唇や目の周りの皮が異様にめくれ続けることがあって、ずっと原因不明のままそれでも断続的に20年も続くってへんだなと思っていたら、PMS(月経前症候群)のようなものであろうことに今さら気がつきました。 20代30代は締切が多く人…
題材は不倫。前半は「人体」後半は「社会」でまとまっていて、前半も後半も生存競争のシステムの中にある人間の生きかたの分解。初代スケバン刑事の人が槍玉にあげられていたとき、わたしとその友人の間では同情というのかな、そういう雰囲気がありました。…
先日ヨガクラスの前に話した「インドでよくあるQ&Aの返しはこういう感じなんです」という話がその場にいた人にとても印象的だったそうなので、さらに書きます。 その日はインドでの勉強旅行からお戻りになったかたがクラスに参加されていたので、そういう…
長距離移動前にダウンロードして、軽い気持ちで読み始めたらシリーズ2冊をいっきに読んでしまいました。少し前にココ・シャネルの本を読んでいたこともあり、この物語の登場人物の一人が引用する言葉がいちいち刺さる。この物語はタイトルの通りどんどんえぐ…
先日、映画版「紙の月」を観た人と逃亡の物語に惹かれる理由についてうだうだ話しました。楽しかったなぁ。そしてあの映画の中での大島優子のハマり役っぷり!うますぎる! MVP!という部分でも大いに盛り上がりました。ああいうOLちゃん、いるーーー!!! と…
このシリーズは気軽に読めるので、仕事の合間や出かける前にストーブの余熱の前で立ったまま読んだりして、久しぶりに気軽な読書をしました。 ひとつ、これはわたしも気になっていたということが鋭く書かれていて、だからこのシリーズは読みたくなるのだよな…
今日はジャラネティの話です。ジャラは水、ネティ(あるいはネーティー)は鼻と口を通すこと。水を鼻の中に流す、鼻洗浄のことを言います。花粉症の季節になるとこの質問が増えます。ヨガにはさまざまな浄化法があって、ネティはそのうちのひとつです。わた…
関西でも東京でも、昨年くらいから練習においでになるかたから「更年期」というワードをたまに耳にするようになりました。一緒に練習する人の年齢は聞かないのでわからないのですが、わたしは年齢がそう大きく離れていないであろう方々を「中年という山の登…
9年前に読んだ本「チベットの聖者ミラレパ」を再読しました。当時はあまり仏教とヨーガの境界がよくわからなまま読んでいました。11世紀~13世紀に残されたといわれるインドのハタ・ヨーガ教典の人物はどうにも実像がつかめない。でもチベットには伝説のヨ…
わたしの周囲には自分が乱れないための予防策としてヨガをしている人が多いのですが、先日練習仲間からアーサナ以外にやっていることはないかと聞かれました。オフザマットのヨガとして、5年ほど前から毎日続けているものに「書き写し」があります。マントラ…
立地や天候、風評で変動する店舗売上げを前年同期比で目標設定したりしない、「外部要因」をふまえた考え方がすばらしいと一時期ネット上で話題になっていた本です。義理人情浪花節みたいな目標設定の考え方って、意外となくならないんですよね。サイゼリヤ…