なんとなく下車した天下茶屋商店街から出られなくなってしまい、北天下茶屋駅にあった看板を見てその先の聖天山正圓寺(しょうえんじ)まで歩いてみました。
駅からスタスタ歩けばこのお寺まで10分。
そしてここは東寺真言宗のお寺。──ってことは、会えちゃう。会えちゃうお寺ですーーー。
それはさておき、この周辺も魅力的な物件が多く、なかなかお寺へ足が進まない。そのまえにキョロキョロしてしまう。
上がりますよ。参拝しないとね。
境内に入ると、お寺のかたのあいさつは「ようお参り(にいらしたね)」と。やさしいおばさま。しっかり祈れよという意味ではないことは今はイントネーションでわかるのですが、むかし名古屋で親切に「しんどそうだね」という意味で「えらそうやな」と言われてシャキッと立ち上がったことのあるわたし。寿司屋で関西音声ディクショナリを再インストールしておいてよかった。
お大師様は、こちらのお堂に
会えちゃいます。
ちらっと、チラリズム。
このお寺は、マニ車があります!
マニ車というのはぐるぐる回すことがマントラを唱えることになる、回した数だけお経を唱えたことになる、そういうもの。チベット仏教の法具です。
もちろん
お不動さまもいらっしゃいます。
帰り道もいちいち足を止めてしまって、なかなか駅へ戻れない
せっかくなので別の道から戻ってみようと歩きはじめると、なんかもうなんなの! このモダンでレトロな物件の数々は!
入口が多すぎる。
どさくさに紛れて、蔵がある。お宝が眠っていそう。
なりゆきで増えた植物のバランスに魅せられます。
たのしいなぁ。天下茶屋。もともとは殿下茶屋といったそうで、それはそれは栄えていたのでしょう。住みたい…。
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