数年前に池袋の友誼食府へ一緒に出かけた友人と西川口まで出かけてきました。
ここが楽しかった思い出があって。
西川口駅からすぐのところに、蕨市との境界線
すぐに市の境界にたどり着きました。
わらび市って、全国の愛されネームでベスト10に入ると思う。
漢字だと刺々しいのにひらがなにするとカワイくなる、発音するとさらにカワイイ。
このギャップにやられます。
実際に歩いてみると、西川口駅周辺は、カワイイというよりイカガワシイ。池袋西口の香り。
川口駅は王子駅に似た印象なのに、一駅離れただけでこの感じ。なつかC!
完全に別世界の西川口にはローカルなファーストフードのお店があって、セットメニューも単品メニューも見たことのがないものばかりです。
胃袋だけ完全にアジアへ連れて行かれます。
ネパール料理屋さんの看板に寄ります。
スクティフライとかシャバレとか、食べたことないものがあります。
ザリガニのお店とか、珍しい定食も。
いろいろありすぎて、どうするどうすると延々ランチに迷うかと思いきや・・・
ザリガニってクレイフィッシュって言うのね。
四川料理「麻辣駅」の辛い麺で元気回復
おば散歩仲間(歳の近い友人との散策をこう呼んでいます)と、あんなにたくさんお店を見たのに、さあランチを決めるとなったら2秒で同じものを指差し、即決で「ここだ」となりました。
貝がたくさん乗った麺の写真を見て「わたしこれにする」と二人で同時に言ったのでした。あの無数にあるアジアの料理の中から、何に呼ばれたのか。
タウリンに呼ばれました。と言うか、わたしたちの細胞がタウリンを呼んだ。
「これって引き寄せ?」「ちがうと思う w」
食事のメニューひとつ決めるのにいちいち引き寄せていたら記憶力の無駄使いです。
せっかくなので、わたしは同じスープの白身魚の麺を注文して、具を分け合いました。
「あなた貝食べなさいよ。栄養あるから」「あなたこそ食べて」「この白身も食べてよ。タンパクよ」と分け合う、中年の健康的な週末です。
本店が赤羽にあるそうです。
八百屋、スーパー、タイ文化のエリアも楽しい
八百屋とスーパーがあちこちにありました。
この、1階「珍来」、2階「タピオカ専門店 新時沏(シンジキ)」のビルの周辺が、一番人気のエリアです。
ムエタイのジムもありました。
住みたくなるデザインのマンション。
ここから歩いて隣の川口駅まで向かう途中にも食材店がいくつかあって、野菜をたくさん買いました。
わたしは書体が好きなので、それでよく足を止めます。
スター・ウォーズのオープニングのような「本間印刷所」の書体の前で宇宙を感じました。
(有)だけ地球に取り残されてる。ここは、もう西川口ではなく川口のエリア。
夜はベンガル料理を食べて帰りました。
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2年前に映画『キューポラのある街』を観たのをきっかけに、来るようになった川口です。
10年後にはどんな街になるのだろう。