おかえり文庫というのはわたしが勝手にそう呼んでいる、インドにある日本食カフェ・レストラン「OKAERI」の本棚です。
このカフェには旅人たちが置いてゆく本がたくさんあります。
ヨガの聖地といわれるウッタラーカンド州デヘラードゥーン県リシケーシュという土地柄もあり、ヨガ関連本も多くあります。
先日この店へ7年ぶりに立ち寄り、本の写真を撮らせてもらいました。じっくり見てみたら読んだことのある本があったので、写真と共に過去ログをリストアップします。じーっと写真を見たら、あなたの本棚にある本ともビンゴするかもしれません。にひひ。
これは、おもに小説の棚。新作もあるのがすごい。人が活発に出入りしているカフェならではの入れ替わりっぷり。
マンガやトラベルガイドも充実しています。
ここからは、わたしの過去の感想へのリンクとあわせて、読んだことのあるおかえり文庫の本をあらためて紹介します。
小説編
小説の棚には純文学の古典もいっぱい。
これです。
夏目漱石は「こころ」と「行人」がありました。
太宰治は、やっぱりこれがありました。
安部公房は、インドで読んだらさらに暑そうなこれがありました。
そして、インドで感じる「生きかたショック」をじょうずに描いたこの作品もありました。
まだ文庫になって間もないこの芥川賞作品もありました。
読書会の題材にしたり、わたしが何度も読んでいるこの小説もありました。
インドにいると、不思議と感じるようなことがたくさん起こります。インド旅行をする人にこれらの本が読まれるのもよくわかるな、と思う小説が二冊ありました。
インド紀行編
旅をしているときは、やはり旅の本が読みたくなるものです。わたしが読んだことのある以下の本を見つけました。
ヨーガと身体論、宗教、文化
勉強に来ている人が多いので、ヨガや身体論、インド思想、仏教関連の本もいくつかありました。
ヨガ談義、エッセイ、半フィクション
息抜きによさそうな本もたくさんありました。
読んだことのある本は以上で、家にはあるけど読んでいない本がいくつかありました。スピリチュアル系・神秘系の本をわたしはここ数年読んでいない。今回こうして自分の読書録を見直すことで、自分がそれを避けていたことに気づきました。
「神との対話」などは思いっきりそうなのだけど、2013年頃から自分の生活の基盤を作るために、そういう本を避けてきたことに気がつきました。神秘体験を語る本を読んでいると、自分が社会から逃げているような気がしてしまう。これもまた日本病であったりするのだけど、わたしには生活への緊張感がずっとあったのでした。
いまは再び、インドへ興味が向かっています。これ何周目だろ。