リシケシのラクシュマンジュラというエリアでビギナー向けのアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガとチャンティングのクラスに参加してきました。特にチャンティングは楽しくて楽しくて、毎日連続で通いました。今週末のど自慢大会に出る人の追い込み特訓か!というくらい練習しました。
ここへ来た理由は単純で、7年前このへんにビピン先生のアシュタンガ・ヨガのドロップインがあったよな…となんとなく覚えていたのでした。それで来てみたら今は違う学校になっており、それがスワミ・ヴィヴェーカーナンダ&メディテーション・スクール。すごい名前です。
ここはドロップインのしやすさと内容のバランスがよいです。入口でこのクラスに参加しますというサインをして、靴を脱いで上へあがれば受けられる。とてもシンプルな受け入れ方法。スケジュールも回数ディスカウントの価格表もすごくわかりやすく明示されています。
教室に入ってみたら特大プリントのスワミ・ヴィヴェーカーナンダ様がどーんと腕組みをしておられる!
その写真の真ん前で練習に参加することにしました。この状況だけで、もう楽しい。
最前列の、最左。息を吸って上に上がる時にはびべたんの鼻筋の前を視線が通り、吐いて前屈するときもびべたんの鼻筋の前を視線が通る。吸って萌え、吐いて萌え。いそがしい。えらいこっちゃ。この場所を、このマットの位置を見つけただけで、もう内容なんてどうでもいい勢いになりつつありました。
ムキ先生のビギナー向けアシュタンガ・ヨガ
初心者向けの内容の中に、提案がいっぱいの楽しいクラスでした。スーリヤ・ナマスカーラA&Bで始まってスタンディングの4割くらいと、シッティングの3割くらいと、最後は倒立もやりました。
しかもジャンプ・スルーの練習も入る。それを、まるでハタ・ヨーガのクラスのようなゆったり感で進行していきます。インドでビギナー向けクラスを受けると、あまり日本では見られない構成でいろいろ発見があります。
アンキット先生とのチャンティング練習
チャンティングのクラスは初日があまりに楽しく、5日連続で通いました。
初日はマントラとキルタンの違いなど基本的な解説がありましたが、以後は毎回50分間ひたすらコール&レスポンスで発音を覚えていく練習をしました。
シーズンオフでマンツーマン状態だったので「どんどんいきましょう! 唱えましょう!」という毎日でした。クラスが終わっても先生は廊下でまだ唱えているくらい。自分の声しか聞こえないので緊張したけど、先生がこんなにしっかり聞いて修正してもらえる機会もなかなかないので唱えまくりました。
一度、先生がスマホをいじりながら唱えていて「器用だな!」と驚いたことがありました。そのマントラが終わった後に、「このマントラはこの情景を指しています。シヴァ神の近くのここに蛇がいて、ここに奥さんが座っていて...」と画像を見せながら説明してくれました。き、器用…。
できそうなら、どんどん提案。そしてめちゃくちゃ親日的
ムキ先生もアンキット先生も、これもいけそうだねもっといけるねと、基本的にやれるだけやってみようよというスタンス。提案力もバリエーションも豊かで惜しげなく盛ってきます。
そしてこの学校は校長先生の奥様が日本人のかただそうで、とても親日的でした。日本から来たというと、どっち? 東京? 大阪? と聞かれました。
アンキット先生のクラスへ通い始めたら、後日オーナーさんから事務所に呼ばれて雑談をする機会がありました。日本へ旅行した時の写真を見せたかったみたい…。
はじめてリシケシへ行ってヨガをしてみたいという人からおすすめの学校を聞かれるといつも困るのですが、ここはたいへんおすすめです。
先生たちが教えることを毎回楽しんでいるのがすごく伝わってくるし、1週間くらいのの旅行でもシステムがわかりやすいのがよいです。いろいろ不安なことが多い土地で、すーっとヨガに親しんでいける学校です。
ムキ先生は、めちゃスリムになって日焼けした小柄な室伏選手みたいな雰囲気。アンキット先生は細かいことをよく覚えていてくださって、明日はどんな話をしてくれるのかな…と毎日楽しみでした。おふたりとも、澄んだ目をしてじょうずにマントラを唱えるのが、かなりずるい感じでした。
▼この学校です
▼ドロップイン・クラスもわかりやすく案内されています
▼日本校が鹿児島県にあるそうです