うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

検索エンジンもきっと悩んでる

インターネットを利用していると、検索エンジン側も大変だな…と、たまにそんなことを思います。
こんなことがありました。
わたしは Instagram にカレーの写真をよくアップしているのですが、あるときおいしいチーズナンにピンクの光が重なってしまい、ナンがおいしそうに見えなくなったことがありました。
こういうノイズをサクッと除去するアプリって、ないのかな…。
そんなことを思い、いつものように検索しました



 写真 ピンク 光



この検索結果がすごいのです。スピリチュアルなパワー、幸運のサイン、天からのエネルギーだという情報が上位に出てくる。おいしいチーズナンにありつけた自分はたしかに幸運だけど、この光と関係があるだろうか。うそーん。
この検索結果表示はもしやわたしの過去の検索履歴(=傾向)のせいか? と思い、パーソナライズド検索を無効化して(シークレットモードでブラウザを立ち上げ)もう一度検索してみたのだけど、結果はあまり変わらない。
なんと、デフォルトでスピリチュアルな結果が上位にきている。こちらが検索ワードを変えるしかないのです。



 カメラ ピンク 光



これで、やっと要望に近い結果にたどり着けました。
わたしは「検索結果」を気にかける仕事を長くやっているので、検索エンジンに詳しいつもりでいました。こういうキーワードで検索することがなかったので気がつかなかったけれど、検索エンジン側が「写真 ピンク 光」というキーワードの時はユーザーの意図を ”スピリチュアル寄り” という判断をしているのをはじめて知りました。
感覚的なワード選びで検索をしていると、こういう方向に引っ張られることがある。この危険性にあらためて気がつきました。スマホを持って右傾化する高齢者の問題と同じロジックに自分がハマってしまった。
 
 
少し前に、ヨガクラスでお会いする人から「親にスマホを持たせるのが怖い」という話を聞きました。結論から言うと、こういうのを仕組みで防ぐのは無理じゃないかと思います。わたしでもうっかりするとこういう検索結果にたどりついてしまうし、検索エンジン側の立場で考えても難しい。特定のジャンルの検索結果スコアを下げる(価値を下げることで上に表示されないようにする)ということを検索エンジン側がやるにしても、その定義が難しい。こういう信条のようなものに抵触するものはとくに。マイナスの下駄を履かせる判断って、いくら区別だと言ってもされた側にとっては差別に見えるだろうし。
今日はオチが暗くなってしまったけれど、これが現実。「ネットの仕事を長くやってきた人でも、意思が曖昧なときはそういう情報をつかむんだ…。そうなんだ…。気をつけなくちゃ」くらいの参考材料にしてください。脳内での意志の言語化って、ほんとだいじなんです。(サンカルパって、そういうことです)
 
 
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