うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

登呂遺跡と芹沢銈介美術館「芹沢銈介の絵本と挿絵」展(静岡市)

一年半前に行ってここはいいなぁと思った芹沢銈介美術館へまた行ってきました。 今回はその目の前にある登呂遺跡も見ました。家の中へ入ってみました。 ここまでは、静岡駅からバスで10分くらいです。 登呂遺跡 まるで住宅展示場へやってきた気分です。 それ…

秋野不矩美術館 展示「水」の声を聴く〜いのちの源〜(浜松市)

絵本『クリシュナのつるぎ』と『きんいろのしか』の絵にすっかり魅せられ、浜松市にある秋野不矩美術館へ行ってきました。 現在は「水」がテーマの作品が展示されていて、ガンジス河の景色や雨雲を描いたものがあり、特に朝陽がキラキラ水面に映る様子を銀箔…

ピッサヌロークからチェンマイへ 夜行寝台列車の旅

年末年始へタイへ旅行をしてきました。 これまで都市別にまとめてきましたが、バンコク→ピッサヌローク→チェンマイ→バンコク という順番で、バンコク発着の飛行機で入国して3つの都市を旅しました。 初めてタイの列車に乗り、寝台車での移動も体験しました…

ピッサヌロークの駅、道、カフェ、植物。街の様子

年末のタイ旅行記がなかなか書き終わりませんが、あと数回で終わりにできる予定です。ピッサヌロークについて書くのも今日が最後です。 もともとバンコクからスコータイへ行きたかったのだけど、バスがないので成り行きで泊まったピッサヌローク。たまたまの…

ピッサヌローク駅の南にある市場でよく食べていた(ピッサヌローク)

なかなか終わらないタイ旅行記です。 タイの小都市ピッサヌロークは鉄道駅の南側に市場があって、朝も夕方も賑わっており、宿泊していた場所から徒歩1分だったので、ちょいと出かけては何かを買って食べていました。 朝のにぎわいです。 わたしはタイの朝の…

失敗して助けられてありがたく思って日常の光を見た24時間のこと

必要なものを間違えて捨ててしまったり、食器を落として割ってしまったり、上書きしてはいけないファイルを上書きしてしまったり、日常でやらかすと凹みます。そして忘れた頃にまたやります。やりました。やりましたわ~。先日、電車の中に荷物を置き忘れた…

流れる(映画・成瀬巳喜男監督 1956年/原作 幸田文)

小説も映画もそれぞれおもしろく、わたしは小説→映画の順で観ましたが、逆の順番でもそれはそれで別の楽しみがあり、双方が最高です。 映画を観ながらこうきたか〜! と思って脚本のお名前を確認したら、 『晩菊』と同じ 田中澄江 × 井手俊郎 の組みわせ。 …

流れる 幸田文 著

わたしにはいくつか、経験から行き着いた座右の銘のようなフレーズがあります。 きっとこういう事なんだと思う経験を繰り返すなかで、自分にフィットしてきた信条のようなものです。 その中のひとつが、まさにこの小説のテーマと同じでした。 自分の居場所は…

根本的な内面の優先順位

たまにヨガクラスの前に話したトピックについて座学にしてほしいと言われることがあるのですが、長尺で話す前提じゃないからできている話題のチョイス・テンポ・リズムというのがありまして。 「身体を動かす前提で集まっている場」だから話せています。 「…

小津安二郎展と、港の見える丘公園のバラ園(神奈川近代文学館)

神奈川近代文学館まで出かけてきました。 来週末まで「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」が開催されているのです。 展示室に入るなり、海外バージョンのポスターデザインのかっこよさに心をもっていかれます。 『風の中の牝雞』のポスターが明るいピンクが…

仕事のことで迷ったときには日本橋丸善の二階へ行っています

先日、銀座のヨガの帰りに「このあとどこへ行くのですか」と訊かれて、「いま仕事で迷っていることがあって、これから日本橋丸善の二階へ行って考えようと思っています」と答えました。 ここしばらく、ウェブの仕事に関して今のところは慣れや経験によるカン…

川沿いの寺院散策 ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートほか(ピッサヌローク)

タイのピッサヌロークという町はナーン川という川沿いにいくつか大きな寺院があります。 そのなかのワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートにある金の仏像はタイで最も美しい仏像として有名らしく、入ってみたら多くの参拝者で賑わっていました。 寺院…

午前中にナーン川を眺めた(ピッサヌローク)

タイのピッサヌロークという町はナーン川沿に公園や寺院があり、午前はとても静かでよい雰囲気です。 夜はライトアップされる橋も、朝は静かです。 わたしはこういう景色が好きです。 ▼こんな光景も見かけました 夜はマーケットになる場所も、朝は閑散として…

心に残ったお店 ピッサヌロークの「Khaotom Paknang」

年末に訪れたタイのピッサヌロークという町の思い出で、強烈に印象に残っているお店があります。 今までに食べたことのないような滑らかさと味と形が忘れられない豆腐料理のほか、お店のオペレーション、経営スタイル、活気、そこに集まってくる人々。 すべ…

マインドフルネスの練習会に参加してきました

GW中にマインドフルネスの練習会に参加してきました。ヨガをする人向けでもビジネスパーソン向けでもなく、地域活動の会報誌が届く幅広い人に向けたものでした。たまたま情報を見つけて参加しました。GW企画だったようです。 近くに座っていた人の話を耳をダ…

何もない空間が価値を生む AI時代の哲学 オードリー・タン(語り)/アイリス・チュウ著

後半にいくにつれヨガの本のように感じられ、道徳経からの引用以降はタオとインターネットの共通点を語るオードリーさんの語りが興味深くて一気に読んでしまいました。 道徳経のすてきな日本語訳がこれまた良くて。元の英訳がとっても詩的みたい。いろんな現…

(再読)シャンデリア 川上未映子 著

少し前に同じ著者の『黄色い家』を読み、この短編がまた読みたくなって再読しました。貧しい子供時代を送った40代女性のお金の話というところが共通しています。 『黄色い家』を読んでからこの『シャンデリア』を読むと、自分の意識が初回の読書と大きく変わ…

踏んだり蹴ったりの旅の夜

今年のGWは暇だった。 数日間ずつ群馬と千葉へ少し出かけた。千葉のほうはワーケーションみたいなのって実際どうなんだろうとチャレンジしてみる、パソコンを持っての移動。ビジネスホテルを予約して外房の2つの海街に泊まった。 そのほかにもGWはけっこう…

年末お祭りムードのクラーンムアン公園と買い食いフード(ピッサヌローク)

これは年末の旅行記です。タイのピッサヌロークという町は鉄道駅からナーン川という大きめの川まで徒歩15分くらいで、その区間内でかなり色々楽しめます。 川沿いではナイトマーケットが展開され、昼間はカフェもあったりします。年末は近くのクラーンムアン…

サマイニヨム・ホテル(ピッサヌロークの宿)

年末のタイ旅行記をまだ書いております。 なりゆきでピッサヌロークという町のバスターミナルまで来て、なんとか英語の話せる人を探して一般人タクシー(Uberみたいなサービス)で鉄道駅の近くまでやってきて、そこからあちこち歩いてやっと宿を見つけました…

晩菊(映画・成瀬巳喜男監督 1954年)

驚くほどのおもしろさでした。あの短編をどうやって映画化したのだろうと思っていたら、原作どおりなのは後半から。前半は同じ原作者・林芙美子の小説『水仙』『白鷺』のマッシュアップで、魔法のような編集です。 映画では生活調度品や衣装・身なりで視覚的…

FさんとUさん

つい先日、若き日の自分だったら相手の矛盾をあげつらっていただろうな、と思うことがあった。 とてもやさしそうで穏やかな暮らしを推奨するFさんの行為に、職業差別と非サステナビリティを見つけ、突っ込みたい気持ちが立ち上がった。 わたしはこの感情を攻…

スカンダ・アーサナとヨガブロック(前かがみになっちゃう場合/膝が過伸展しちゃう場合)

今日は、足首・膝・股関節、すべての柔軟性を要するスカンダ・アーサナについて書きます。 ヨガのポーズ(体位=アーサナ)の名前には、その形に似た動物がついていたり、神様や聖者の名前がついたものがありますが、この「スカンダ」は神様の名前です。 ヒ…

ヨーガのいろいろ。そんな言葉はない!と斬らずに低姿勢なChatGPTさん

わたしはこのブログを書きはじめた頃から、「ごあいさつ」ページに、このように記載しています。 インターネット上なので、「ヨガ」と記載しています。「ヨーガ」よりも検索上便利なので、そうしています。 自分の意向を書いた一文ですが、これを早い段階で…

ああ、このことをおっしゃっていたのか。と思う、更年期のメンタルの話

いま思うと30代って、めちゃくちゃ若い。バリバリのヤングです。 わたしは30代の前半にヨガ教室でインストラクターになりました。 自分より若い練習者の人もいたけれど、わたしはその頃教室の中では世代的に中心より少し下のかたまりにいました。いま思うと…