仕事で大阪→京都の移動をしてみたら、新幹線を使わなくても40分くらいなんですね。そんなわけで、駅に近いところはちょっと時間をやりくりすれば立ち寄れてしまう。京都駅周辺には有名な三つのお寺があって、以前東寺を紹介しましたが、その反対側にある西本願寺と龍谷ミュージアムもいいですよ。東寺と反対側、烏丸・京都タワー方面出口から徒歩20分くらいです。
国宝の飛雲閣は道路の反対側から眺めました。
御影堂と阿弥陀堂をつなぐ廊下。廊下を足の裏で感じるのが好き。
このお寺の見所のなかでは、カラフルな「唐門」が印象に残っているのだけど、そこへ向かう道はちょっと淋しい感じがしたなぁ。
そんななかに、唐門は陽気に存在する。内側、外側、両方から見た。
ターコイズ・ブルーが好きなので、ウキッとする配色。
ちょっとよそ行きの外側のデザインよりも、うちこはやっぱり内側の「下半分」を応援したい。
「大昔コミカル」を見ると、昔の人が「いつだってユーモアを忘れちゃいけないよ」と教えてくれている気がするんだ。
西本願寺の向かいには、ちょっとおしゃれな美術館「龍谷ミュージアム」があります。
「釈尊と親鸞」展は2012年3月25日までやっています。
いろいろなお寺のものが集まっているのですが、福岡の伯林寺からの展示物がよいです。第一部のフロアで、2〜3世紀のガンダーラ美術品をたくさん見ることができます。
そのほか第一部では、目録番号で言うと
【69】ジャータカ浮彫「兎本生」(3世紀頃)の猿の表情がいい。そもそもこれ、タイトルがすごい。
【27/28/29】三点セットの誕生釈迦仏立像。白鳳時代、奈良時代、平安時代のものがディスプレイされた構成で、小さいものなのだけどセンスがいい。
第二部は新しいもの(といっても奈良時代以降ですが)が中心ですが、いちおうチェックする降魔坐像は1体。
目録の【81】木造釈迦如来坐像。平安時代後期だそう。後期となるとめずらしい。(飛鳥時代以降、めっきり減るので)
見所が多すぎる京都ですが、駅の近くですでにこんなに楽しめてしまう。
大阪や神戸から奈良へ、となると遠く感じるのだけど、京都までは快速もいっぱいある。いいなぁ関西。