日本ヨーガ禅道院へ集中的に何度か通ってきました。
ご指導くださった石田道場長、古澤先生、小泉先生、山本先生、木村先生のほか、受付のかた、生徒さんら、みなさん東京モンのうちこをあたたかく受け入れてくださって、「だれか、嫁募集してない?(ここの家の子になりたい)」と思う、そんな日々でした。
こういう書き方はまたアレなんでしょうけれども、「京都なのに、ものすごく受け容れられる感じ」に驚きました。佐保田先生と石田道場長のお人柄なんだろうな。90代のかたからヨーガを教わったのははじめてですが、道場長を見ていると、もはや「年齢ってなんだ?」という気になります。
稽古は2時間。毎週土日の14時〜16時に行われています。
統一して、以下の流れ。ここまでのインテグラル・ヨーガ・スタイルは、インドでも経験したことがない。
- 合掌礼拝
- 読経
- 道場長の回は「仏のおはなし」
- アーサナ
- 呼吸法
- 瞑想
アーサナ〜瞑想はここで。
読経は般若心経、法華経、五大願、回向文など。
アーサナはそれぞれの先生によって変わるのですが、特徴的なのはやはり
パワンムクターサナ
準備運動のとらえかたがガラリと変わった。
佐保田先生のヨーガをものすごく端的に言うと
神経のヨーガ
本や番場先生のDVDだけではわかりにくかったものも、何度か通うことで、やっと流れが少しはわかったように思う。「神経へのはたらきかけと呼吸」について、こんなに意識してヨーガをしたのは初めて。
講師のみなさん、お兄さんお姉さんたちは(お兄さんの範囲が90代までひろがりましたよ!)、「しゃんとしていて、ほがらかで、強くて、やわらかい」仙人ぞろいです。
すべての先生の共通ボキャブラリとして、息を吐く流れのときに
ここで、ほぉーっ、と、します。
とおっしゃる。
佐保田先生が、そのように話されたのでしょうか。
この、「ほぉーっと、する。」というニュアンスは文章ではなかなか伝えにくいのですが、肩・胸・背中に無意識にはたらいていた筋肉の号令を解くような、そんな場面で使われます。
道場長は
いまの「このリラックス」のために緊張させていたのであって
この「ほうっと」するのが大事。
休むことが上手になることが大切。
とおっしゃってました。
道場長ボキャブラリとしては「呼吸をころさないでぇ〜」というのが印象的でした。
そのほか、古澤先生ほか女性の指導者さんたちがよくおっしゃる
「うなじまっすぐ」
これも最近口癖になってきた。たった7文字の、これ。
日本的で、すてきな表現。
ここの女性の講師陣がまた素敵で。
みなさんすごく、スタイルがいい。「健康ヨーガ」おそるべし、ですよ。(以下、お会いした順)
- 古澤先生は、「森光子先生」と勝手にあだ名をつけて覚えていたくらい、ほんとうにそんな感じ。先生自体はもっと若いのですが。この年齢でこれだけデコルテがきれいなのは、バケモン。むずかしいバランスをひょいひょい手本を見せながら教える。
- 小泉先生は、ヨーガでハツラツ、という「健康ヨーガ」の継続後モデルをそのまま体現したような人。アーサナもテンポよくすすみます。かといって、明るいだけじゃない感じがいい。
- 山本先生は、声がやばいくらい、イイ。高島礼子のような雰囲気です。「声美人の威力」を生で体感してきました。もうアーサナとかどうでもいいくらいよかったけど、この声できついアーサナの指示を受けたい、と思っちゃいました(笑)。
- 木村先生は、うちこがその日一人で早い時間に入ったこともあり、フレンドリーに話をしたので印象深い。ベーシックなアーサナをきっちり、そして瞑想の時間までもしっかりとっていながら、「きのうはどの呼吸法をやりました? じゃあ今日はこうしましょうか」というかんじでアレンジしてくれました。
ヨーガ美人にもいろいろな方向性があるもんだ、と思いました。
そんな「ヨーガ禅道院」への道のり。
銅像の横に受付があります。
「桃山南口」は、京都の中心部に住んでいる人には少し離れたところに感じるようですが、そもそも東京から行っているうちこには遠いも近いも、感覚的によくわかりません。
今週から12月3日まで、京都の中心部(新宿みたいなとこ?)「烏丸」に近いところでヨーガ会が開催されているようなので、京都の都市部のかたは、こちらから体験してみてはいかがでしょうか。