うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

こころのアンチエイジング

年配の知人たちから学ぶことをリストアップしてみる。

  • エゴはなくならない。
  • 「ざまあみろ」「言わんこっちゃない」「僕の言ったとおりでしょ」などのフレーズがすんなり出る。
  • 「利用された」ことに対して葛藤することから開放されない。なにか、親切が物理的な財産とでも思っているようだ。
  • 「おおらかな時代」を知っている。
  • なので、「利用されること」へのリスクヘッジもおおらか。
  • リスクに出会った「恐怖」は「不愉快」という単語に変換されるだけで、なくなりはしない。


これが太陽礼拝のようにシークエンスしております。お疲れさまです。
最近のアラセブは「けしからん」とはもうあまり言わない世代みたい。


「ざまあみろ」を分解すると……
だれかの不運に自分のエゴを乗せて、経験という風味で仕上げる。
まるで定番料理のレシピのようです。


若いうちは、この風味づけをする調味料としての「出汁」がきいてないので、下手なことはいえない。
身近な誰かが災難に遭っても「大変だったね」「いろんな人がいるから、気をつけてね」くらいしかいえない。
それが若さ。
「自分の出汁は熟成された」と思った瞬間に、老いの魔が潜んでいると心得たい。


ちなみにやっぱり身体の癖と一緒で、「潜在意識」というのは年を重ねてもなかなか変わらないみたい。
このシークエンスの元には「生命力」があることも確かなので、自らを成功者とみなしている人ほどこの傾向が強く見えます。
なのでヨガは、毎日のメンテナンスとして継続したほうがいいのね。


★写真はイタリアのWikipediaなのですが、これが今回の日記を書いたきかっけです。
ウィキペディア・イタリア語版 停止のお知らせ(邦訳/はてラボ
先日これを読んで、これまでなんとなく思いをメモパッドに記録していたこととつながりました。
いまのネット世代が70代になった頃には、今の70代よりも「批判へのストレス耐性=中立の存在を信じられる力」の強い壮年になれると思う。
ワールド・ワイド・ウェブが生まれて今年で20年だそうです。ここ1年のクレーム社会現象などを見ながら、ほんとうにネット利用の裾野が広がるのはこれからで、「批判へのストレス耐性」のない権威者たちが猛威をふるってくるだろうな……と漠然と思っていた。イタリアというのは意外だったけど。
(法律が適用される基準が言語なのかサーバーの所在地なのかわからないのだけど、他言語での批判は防げないよねぇ)