うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

労働芸術の町、盛岡。賢治と啄木と稲造と。

盛岡ではヨガを習ったほか、街歩きもしました。
行ってから思い出した。岩手県は「宮沢賢治」「石川啄木」「新渡戸稲造」ゆかりの地。(賢治は花巻だけどね)
宮沢賢治新渡戸稲造については過去に書きましたが、
石川啄木

はたらけど はたらけど 猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る

「ぢっと」が子供のころに印象的で、今でもすぐにその字列が思い浮かぶ。


町を歩きながら


 ここは、労働芸術の町だ。



そんなふうに感じた瞬間、ぐっと親しみがこみ上げてきた。
今日は楽しい写真とともに、盛岡市街を紹介したいと思います。
ゆきずりの恋にもおちました。旅に恋はつきものですからね。



「賢治清水」という井戸。



街のまんなかに流れるこの川沿いは、とても素敵な風景。ずっと居たくなる。
写真のおじさんも「ハット」をかぶっていたのだけど、「ハット」の似合う文学的な雰囲気が充満しています。
NHKの朝ドラに出てきそうな風景。



盛岡城跡。石川啄木ゆかりの碑のようなものがありました。
今回の旅のマドンナ・盛岡ヨギのマサコさんは、夏はこの城壁近くでヨガ会を開いている。




昨日お城へ行ったよ。とマサコさんに写真を見せたら「あのベンチ! そこひっかかるの、おもしろい」と言われた。
異様な和み臭を放っていた。



古本まつりをのぞいたけど、ガマンした! 将棋の本が妙に高い構成比を占めているのが不思議だった。
仏教や法華経の本も多くて、賢治さんゆかりの土地らしい品揃え。




散策の翌日、マサコさんに連れられて、ここで生ブログをやった。


その後、「とりあえずおつかれ」と




「よ市」という歩行者天国地ビールをいただいた。





宮沢賢治関連で




よ市ストリートにある小さな文学美術館のような場所へ行きました。




棟方志功は青森出身の芸術家だけど、盛岡市でもこういう味のある光景がいっぱい見られた。
そう考えると版画は、身体を燃やすような作業だなぁ。


しばらく歩くと。


「うちこさんうちこさん、賢治さんですよ!」

「え? え?  ・・・きゃー」



となり、すぐに恋におちまして。





はじめは、やっぱり照れます。お互いにね。




どうも、くらいしか言えないですよ。




照れながらも、なにか話してくださいますの。賢治さん。




最後はけっこういい感じに仲良くなりましたが・・・。




以上。
うちこの「ひと夏のアバンチュール2011」は終了(はやい)。



ひとり相撲でスピード失恋をしたうちこは、
地ビールを飲みなおしたい気分になりました。




マサコさんがおいしいホルモン焼き屋さんへ連れて行ってくれた。





左のマッコリ+ホッピーで「マッピー」は、わかる。
でも右は、どこに「も」があってそうなるのかわからない。
とりあえず元気出せ、ってことか。




おもしろい神社も通った。



お賽銭をいっぱいもってかないと。



一夜明けて。


味わいのある町並みや



酒蔵も訪ねました。



そのあと、新渡戸稲造・ダンディ像に出会いました。



気軽には近寄れない高さで



どの角度から見ても



素敵な紳士でした。
やっぱり賢治さんは「女性が苦手」な波動だしすぎ。疲れたー。もー。
(負け惜しみですが)



さて。


岩手県立美術館へも行きました。
震災後にさまざまな事情で企画展はすべて中止になっているなか
「アートのチカラ、いわてのタカラ '70、'80年代生まれの美術家たち、IMA(いま)ここで 展」
というのをやっていました。
浅倉伸さんという方のクッションの作品と、鎌田紀子さんの作品が強く印象に残りました。



まだ行ったことのない県がいっぱいあります。
文化的・芸術的な雰囲気とともに、ちょっと悲しさが香る町は、いいなぁ。