シャンティニケタンはかつて小さな集落だったボルプールという地域の一部です。
コルカタのハウラー駅からボルプール駅まで特急電車で3時間弱。そこから三輪オートタクシーで15分ほどで到着します。
タゴールの父上が土地を購入し、息子タゴール(詩人)が学びの場を創り、現在は国際大学のある大学村のようになっています。
シャンティニケタン・ロード
メインの道路沿いにゲストハウスやお店があります。
とても可愛らしい郵便局。
タゴール切手博物館、という意味の看板を見つけました。
BONO PULAK GUEST HOUSE という、なんか良さげなゲストハウス。
この道沿いにはいくつもこのようなゲストハウスがあります。
北西へ進む道。この先へ10分ほど行くと川があります。
Arthshila Santiniketan(アートギャラリー)
ちょっと小道に入ると、こんなオシャレなギャラリーがあったりします。
ヤギが多い
ここはなんかヤギの多い町でした。
バケツの水が外に置いてある民家で、水を飲んでいました。
暑いもんね。
犬よりもヤギの数が多いんじゃないだろうか。
牛もたまに見ました。(小さく右のほうに写っています)
縦書きのベンガル文字をよく見る
チャンダンナガールの旅行記にも書きましたが、タゴールに関連する場所では縦書きの表記をよく目にします。
シャンティニケタンではあちこちでそれを見ました。
まるで日本の民家の表札のようです。
縦書きのベンガル文字で「swana mahal」、夢の家という意味だそうです。
ボルプール市と書かれています。地名です。
金のミニ・タゴール像 Golden Rabindranath statue
宿泊していたパーク・ゲストハウスの近くに金のミニ・タゴール像のある寺院のような場所がありました。
ここへ来たときは、ちょうど数日前に友人が事故に遭って大怪我をしたので、お祈りをしたいところでした。
中にいる神様に手を合わせていたら、小学校に上がるか上がらないかくらいの年齢の男の子に「ちょっとこっちへ来て」と呼ばれて、家の玄関まで連れて行かれました。
そこにはおばあさんがいて、おしゃべりをしたいようでした。
言葉は通じないのですが、「どこから来たの?」「ジャパン、そう、ジャパン・・・ 」と言われ、しばらくしたら少年が知っている日本語を急に思い出したようで「水クダサイ!」と元気に言われました。
そこから会話を続けているうちに、男の子がスケッチブックを持ってきて、自分の描いた絵を見せてくれました。絵を見ながら話していたらもう一冊見せたくなったようで、それも見せてもらいました。
絵とスケッチブックがあるだけで、こんなふうに何分もずっとおしゃべりができる。英語も便利だけど、絵も同じくらいコミュニケーション・ツールになるんだよなぁ、としみじみ思いながら帰ってきました。
すてきな思い出ができました。