今年のGWにインドのコルカタへ行ってきました。9泊10日のひとり旅でした。
コルカタは昔はカルカッタと表記されていた東インドの都市で、隣国バングラデシュと国が分かれる前はどちらも「ベンガル」でした。なのでどちらもベンガル語圏です。
むかーしむかし世界史の授業で「東インド会社」という名称を聞いた覚えはありませんか。東インドのコルカタは最もその時代の文化の名残が大きく感じらる都市です。
旅のルートと予算
こんなルートで旅をしました。
- ビーマンバングラデシュ航空で、成田→ダッカ→コルカタの往復
- コルカタ、チャンダンナガル 、シャンティニケタン の3つの場所へ行きました
- コルカタ7泊、シャンティニケタン 2泊
- チャンダンナガル は数時間の日帰り旅行
▼予算
最後に手元にルピーが3000円くらい残ったので、トータルで15万円くらいでした。
現金のルピーをクレジットカードのキャッシングで引き出していたので、両替をしていません。頭の中でざっくり2倍で計算していました。50ルピー=100円、というふうに。
トータルであまりコストがかからなかったのは、安くて美味しい食事が多く、公共交通手段とバイクタクシーを使ったため。気温が毎日40度を超えており、暑すぎて胃が食べ物を受けつけなかった、というのもあります。
旅の準備と初日のドタバタ、現地の人との交流
e-visa取得の時点で詐欺に遭いかけたり、途中でクレジットカードの一つが使えなくなったり(visa詐欺の途中で漏れてフィッシングのテストをアラートが感知したと思われる)、行く前からいろんなことがありました。
行く前から想定外のことが起こる旅先として、やはりインドは格別です。
市街地のいろんな場所へ行きました
有名な場所やヨガに関する場所のほかに、詩人タゴール、映画のサタジット・レイ監督、アビール・ムカジーさんの小説に登場する場所を観光しました。
あまりに見どころの多い都市だったので、行った場所にピンを立てたらこんな感じでした。
▼地図にピンが立った状態で見るGoogleMapはこちら
コルカタ旅行記1:ヨガ編
ヨガに関係しているかそうでないかという境界はいつも曖昧なのですが、ヨガの本で読んで知っていた場所へ行きました。
コルカタ旅行記2:アート編
コルカタといえば、サタジット・レイ監督と、詩人タゴールです。
・・・というのはわたしの元々の趣味によるものです。日本へ行くなら Kurosawa(明)と(宮沢)KENJI でしょう、と言って張り切っている外国人と似たモチベーションです。
フォーク・アートも好きなので、コルカタ大学内の美術館へも行きました。
コルカタ旅行記3:ストリート編
ストリート編はアブさんのおすすめの場所と、アビール・ムカジーさんの小説に出てくる場所を歩きました。
コルカタ旅行記4:有名な場所
有名な場所へも少し行きました。
帰国後にアビール・ムカジーさんの『カルカッタの殺人』を読み返したら、土地勘がついてさらにおもしろく読めました。
2泊3日のシャンティニケタン旅行記
ずっと行きたいと思っていた場所です。
タゴールが大学を作ったこの街は、サタジット・レイ監督が同大学で学び、浜松に美術館がある秋野不矩さんが教鞭をとっていた場所です。
『あるヨギの自叙伝』を再読したら、パラマハンサ・ヨガナンダがここでタゴールと話をしたエピソードがありました。
東インド文化あれこれ
ムンバイもチェンナイもコルカタと同じように、英国・オランダ・フランスによる統治の名残が色濃くある都市でした。中でもコルカタの濃さは格別で、その外観と土着の文化・慣習の融合が、これまで感じたほかのインド都市とはまた違った感じです。
日本でいうと京都のようでもあり、沖縄のようでもある。複雑で興味深い場所でした。
たくさん書きましたが、以上です。
コルカタはヨガのイメージとセットで押し出される自然やアーユル・ヴェーダや瞑想を体験する癒しの場所として選ばれにくい場所ですが、人間観も因習もクドいのにおしゃれで気高くて、このめんどくささがクセになります。
神秘的でオーガニックでシャーンティ♪ なインドもいいけれど、芸術的で文化的なインドもおすすめです。
<余談>
▼動画で見たい方はInstagramのまとめで見ることができます
カラフルにいきましょう♪