スワミ・ヴィヴェーカーナンダによって創設され、最期の住まいや生活道具を展示した博物館のあるベルール・マトへ行ってきました。
先日紹介したカーリー寺院の対岸の下流の位置にある僧院です。
日没時間と午前中に、日にちを分けて二度行きました。
祈りの時間は僧院の外の右側に女性たちが座れる場所があり、歌をそこで聴きました。
穏やかで丸みのある響きの歌ばかりで、こういうお祈りもあるんだ・・・と、音に包まれる心地よさが、まるで空気の布団に入っているかのようでした。

奥に見える本堂横で夕べの祈りを聴きました。
僧院近くの夜の風景
対岸のカーリー寺院から船で行きました。

川から見た僧院です。

赤い服を着ている人を多く見ます。
僧院近くの昼の風景
昼はタクシーで行きました。

ここは川と反対側のゲートです。

もうこの辺りから先はカメラNGで靴も預けました。
博物館と最期の住処をゆっくり見ました

日没時の参拝時間では見ることのできなかった博物館と、僧院の右奥にあるマンゴーの木(4)の横にあるヴィヴェーカーナンダ様の最期の住まい(3)を集中的に見ました。
博物館には歴代の聖者の生活用品・調度品、旅の道具などさまざまな展示があり、「これを本人が触って暮らしてたんだよな・・・」と思うと不思議な感覚になる博物館でした。
なかでもラーマ・クリシュナの描いたドローイング(レプリカ)がすばらしく、めちゃくちゃカワイイ絵でした。
コタムリト(不滅の言葉)にこう書かれていた通りでした。
「学校では算術が苦手でほんとに困ったよ。あの符号がさっぱりわからなくてね、算術の時間になるとキョトンとしていた。でも絵はうまかったよ。それから土で小さな神像を上手にこしらえたものさ」
(「インドの光」38ページ より)
博物館で絵を見たときに、ラーマクリシュナは山下清のような人物だったのだろうか・・・と一瞬想像しました。
寺院と僧院、昼の船旅
以下の二箇所はコルカタの名所でもあり、それぞれどちらかへ先に行き、双方を船で行き来できます。
市街地からのアクセスは
1)ドッキネッショル・カーリー寺院:メトロ駅から徒歩2分
2)ベルル僧院:バス+タクシー、あるいはタクシーを利用。ハウラー駅から北へ約10キロ
なので、1→2→1 という手もあります。
2→1は陸路でオート(相乗りのオートリキシャー)に乗って行っても同じくらいの所要時間でした。

ベルル僧院から船着場への道です。

チケット代金は11ルピーでした。20円くらいです。


カーリー寺院から船着場への道です。
多くの人がお祈りに参拝に訪れています。

カーリー寺院のガートのすぐ前にあるヴィヴェーカーナンダ橋。
この往来の道中で、手を滑らせて船着場の待合所の小穴にデジタルカメラを落としてしまいました。おむすびころりんのように、角丸のデジカメが転がり落ちました。
なんとなく何かの罰を受けたような気がして諦めかけていたら、周囲の人が「なんか落としたよね?」「この穴から落ちたぞ」「わたしは見たよ」と騒ぎ出して、船着場の人が下の草ボーボーのところまで降りて取り出してくれました。
困った状況に反応する人々の様子を見て、感謝して、お礼をしながら、それまで自然に "自分の失敗だから" と諦める思考を発動させていた "いじけ虫的なマインド" を見ました。自己責任という言葉をインストールしたものがこういう場面で出てくることに気がつきました。
インド旅行で起こる心の葛藤は、だいたいいつも、こういう思考の発見。ありがたくて泣きたくなったあとに、自分がその思考の種を植えて育てる環境で生きてきたことに気づく。
大人になる方法の他国との違いに気づかされる出来事は、いつも複雑な感情を引き出します。ハートを持った人間がつくった社会が世界に多種多様にあることを実感する瞬間でもあります。
僧院の写真は立派な公式サイトで見ることができます(動画サイトではありません)