うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

加藤諦三(かとうたいぞう・TAIZO KATO)

加藤諦三(かとうたいぞう・TAIZO KATO
仕事仲間に借りたのが出会いのきっかけ。この感じだと何冊も書けちゃうんだろうな、というくらい著作が多い人なのだけど、「インディアンの生き方」で、おっとこっちに来ますかと思ったのと、他の著作の強めの口調(ほめてます)と違ったところが印象的でした。
現代心理のことを分解しているときは大沢親分ふうなのに、大自然の教えを前にすると思わず詩人になってしまう人間らしさが魅力です。
わたしはわりと、文章のノリとか建付けも楽しみ方の要素として大きいのでなだいなださんの本は星新一的なエンタメ要素や芸術性が高く、加藤諦三さんはわかりやすく話してくれる学者さん、という印象。
たまに「まったくもう、だからね、きりがないんですよ」という雰囲気をにおわせるところが、「ですからさぁ〜」と話す中村天風さんのようでもあり。

わたしはこういうワイルド口調、きらいじゃないんです。リスク回避のにおいがしない男の文章って、ちょっとかっこいいんですよね。


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