うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

好きな小説家10選(海外の作家) 

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選

少し前に、日本の昔の好きな小説家を10人リストアップして書きましたが、今日はその海外編です。


この10年で小説が読めるようになって、なんと近頃は海外の作家の作品も読めるようになりまして。
そんなこんなで、今日は好きな海外の小説家を10人選んでみました。戯曲作家も含んでいます。
あなたの好きな作家と、かぶりはありますかしら。

ミランダ・ジュライ

最初に読んだ作品でいきなり心を掴まれ、その後に読んだ小説は二つとも好きです。
他人の矛盾を素直に観察して書いている感じが好きです。中勘助の『銀の匙』の、子供になりすましていない版のような。

 

モリエール

見栄っ張りな人間の弱さを書かせたら最強だなと思います。
しかもわかりやすい見栄っ張りだけじゃなくて、思春期を引きずったまま20代も30代も生きてきちゃった人を書いている。それをたしなめる人物の配置も絶妙で、意地悪なのに幸せな気分になる。ミランダ・ジュライもよく考えるとこの感じが似ているのかも。わたしはこういうのが大好きです。

 

ヘルマン・ヘッセ

数ある作品のうち、なんでそこから入るのか。自分でも気持ち悪い奴だなと思うのですが、『デミアン』『シッダールタ』だけを全ての翻訳で何度も読んでいます。現実逃避したい時の思考のパターンを手を替え品を替え出してくるのがすごいなと思います。

 

サマセット・モーム

有名な作品もおもしろいのですが、わたしは『お菓子とビール』が好きです。サマセット・モームの書く小説は、いろんな立場で行使しようとすればどこまでも悪用できるズルさを、この辺にしておきましょうとする感じがいいんですよね……。口先だけへりくだっているような人が出てこない。どれも粋な感じがします。

 

ギ・ド・モーパッサン

最初に読んだ『脂肪のかたまり』が強烈で、その後、短編をたくさん読みました。恨んだり戦うことに意味を見出せないほど、呼吸をするように感じる差別をケロッと書く感じが林芙美子の小説と似ていて好きです。
長編は読んでおらず、いつか長距離旅行へ行く時にと思って『女の一生』がずっと本棚で眠っています。

 

ニコライ・ゴーゴリ

最近ハマって『外套』『鼻』『狂人日記』を読みました。思い込みで暴走する人の心をコミカルに描いた文章を読んでいると頭が空っぽになって、それが癒しになったりするのはなぜでしょう。不思議です。ちらりとも客観性を発動させずに勢いで持っていくパワーがすごくて、初期の本谷有希子作品を読んでいる時のような、濁流に呑まれる感じが好きです。

 

レオ・トルストイ

修行を崇高なものとして捉える人間のエゴや、信仰を持つ人への嫉妬、それに気づいてしまったときの空虚感。それらをまるっとまとめて書いてくれるところが、至れり尽くせりの五つ星ホテルな感じ。

 

エーリッヒ・ケストナー

わかりやすく説教くさくて、わかりやすくイヤミで、子どもが一番繊細なところを理解している大人という設定が好き。男社会がどうやって作られていくかを学ぶのに、ケストナーはいい教材。

 

エリザベス・ギルバート

ヨガをしている人がエリザベス・ギルバートを好きだというと、もう思いっきりベタに夢見る中年女と思われるのはわかっています。大いに結構。それはさておき『女たちのニューヨーク』は名作です。

 

アビール・ムカジー

インドが舞台の刑事ドラマで、歴史の勉強にもなっちゃうところが好きです。広大な国土で多民族国家で言語がたくさんあって宗教も複雑という状況って、こういう感じなのか……という、初めてのインド体験の刺激がありありと蘇ります。イライラしながらすべての人が疑わしくて、刑事の人格も不安定で、どんどん読まされます。

 


海外の作品のほうが予備情報が少ないので、ハマれるものはハマれて最高です。そういう出会いが人生のうちで10回あれば、もうじゅうぶん幸せじゃないでしょうか。わたしは日本語しか読めない日本人なのでねー。

 

さて。
今日ここに書いた「好きな小説家10選」は、はてなブログ10周年記念のお題で、ただ「10」にちなんだだけじゃないかと思いつつ、それに乗っかって書きました。
本については、過去にはこんなピックアップをしています。

 


はてなブログ10周年サイト

hatenablog.com


10周年おめでとうございます。