今回本棚(リンク集)を作るのにあらためてそのバリエーションを見直してみましたが、知れば知るほどに、読めば読むほどにその世界に引き込まれる不思議な博士。サンスクリット語がわかって、それをギャグにできる技術はすごい、というか、ずるい。
佐保田先生は、ときにまったく博士っぽくない言葉で、亀仙人のたたずまいが目に浮かぶようなトーンで語る。ヨーガの「静慮(ディヤーナ)」の解説とか、ほんとすごいわー、と唸る。「においを言葉で語れる人」みたい。
ラマクリ師匠、びべたん、ラマナ師、オーロビンド先生、ヨガナンダ師らの語っている境地が古典のどこにあたるのかを示してくれるところも素敵です。
古典の翻訳書籍では、「これは龍樹のいう○○」「ここは世親のいう○○」などの補足で、ヨーガ学派の書物を仏教を交えながらサスペンスのように読ませてくれる。
いちばん素敵なのはジャージの着こなしなんですがね。
本はたくさんあります。
▼入門書系
●ヨーガ入門(池田書店/文庫)【前半】
●ヨーガ入門(池田書店/文庫)【後半】
●ヨーガ入門 ― ココロとカラダをよみがえらせる(ベースボール・マガジン社)
●ヨーガ(NHKやさしい健康体操) 佐保田鶴治・かしいけいこ 著
▼説法系
「おはなし」調で書かれたもの。佐保田先生のチャームが炸裂しています。
●静坐のすすめ 佐保田鶴治/佐藤幸治 編・著
●ヨーガ禅道話
●続ヨーガ禅道話
●般若心経の真実
●担翁 佐保田鶴治先生 法語抄
▼ヨーガ、インド思想の古典翻訳
●解説ヨーガ・スートラ
ヨーガ・スートラの本編解説では仏教との関係が補足され、本編の後にはその構造を分解する内容が添えられています。他のインド思想での考え方も含めた考察なので、学べば学ぶほど、読み返すごとにその研究のすごさがわかる一冊。
●ヨーガ根本教典
「ヨーガ・スートラ」と「ハタ・ヨーガ・プラディ・ピカー」収録
●聞き書き抄 解説ヨーガ・スートラ
ヨーガ・スートラを口語で説明する10回の講義をテキスト化したもの。翻訳裏話のような内容も。
●ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(「ヨーガ根本教典」より)
初めて読んでびっくりした部分について、数年たってからおちついて感想を書きました。
●続・ヨーガ根本教典
「ゲーランダ・サンヒター」「シヴァ・サンヒター」収録
●ウパニシャッドからヨーガへ
これも学べば学ぶほど、読み返すごとにその研究のすごさがわかる。
●ウパニシャッド 「解題」とまとめINDEX
「ウパニシャッド」一冊を通してのまとめの感想と、各ウパニシャッドへの感想をそれぞれ書きました。
▼体験談
●日本ヨーガ禅道院(京都・桃山南口)
ネットで買えない本もある、ジャージ姿の銅像もあるステキな道場。
●ヨーガを楽しむ会 in ウィングス京都(協賛:ヨーガ禅道院)
京都の都会のど真ん中、楽しいお買い物エリアであのヨーガができる!