先日、上野の不忍池で蓮を見たあとに旧岩崎庭園という場所へ行ってみました。
東京にいくつもあるジョサイア・コンドル設計の建物のひとつで、建物の内部には規則的な柄を生み出す木のロールなども展示されていて、なるほど壁の模様はこうしていたのねと合点しながら、同じ柄のカーテンで揃えてくる贅の尽くしかたに「カネあるわぁ~」と何度もつぶやいてしまいました。
ビリヤード場なんて、4台置きそうなスペースに一台だけ。しかも、すぐそこじゃんという距離にある洋館と地下通路でつながっていました。田舎でトイレが離れている家の、トイレと台所くらいの距離だわよ。どれだけの贅沢よ~。
そんな、すぐそこにあるコテージ風のビリヤード場、洋館、和館からなる岩崎邸は、ぜんぶ見てから「やっぱり和室がいいわぁ~」と思うまでがワンセットのような構成。わたしの場合は最後に「やっぱり畳よぉ♪」と言いながら帰ってくるのが楽しかったです。
上野の不忍池から歩いて5分か10分くらいでした。
この塀が、まるで映画の世界。この塀の背景でジョニー・デップを何度も見た気がする。夜に来たら確実にティム・バートンの世界。
和館はこの裏にあります。カメラが外観までの縛りなので、お写真はありません。
これはビリヤード場の建物。
東京にはこういう建物がいくつもあります。「旧古川庭園」はロッキー・ホラー・ショーの世界でしたが、旧岩崎邸ではそんなに怖い妄想が広がりませんでした。
▼こっちのほうが怖かった
こういう建物の中を歩いておくと、小説を読んだり映画を観たときに体感でイメージしやすくなるのがよいです。
▼今日紹介した場所はこちらです