うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

身体均整法 金のたまごセンターで、手の力点の影響調整

[ 先日また「身体均整法 金のたまごセンター」へ行ってきました。(前回の体験談はこちら) 身体均整法はマニアックなので、人に話すときにも感覚的な効果の伝え方がむずかしかったのですが、言葉がみつかりました。 稼動が「なめらか」になります。 自転車…

インドで外科へ(右手小指の第二関節靭帯裂傷)

海外で病気をしたら、怪我をしたら、どうするのか。考えたことがなかったけど、思いがけず「右手小指の第二関節靭帯裂傷」というわりとしっかりしたケガをして、インドで外科にかかりました。 あとで聞いてみると「赤痢でちょっと入院したことがある」なんて…

聞き書き抄 解説ヨーガ・スートラ 第二講(日本ヨーガ禅道友会)

「第一講」に続いて、第二講の紹介です。第二講のポイントは「ヨーガと仏教を一緒に学ぶメリット」が明言されているところ。 前回「インドの哲学ってものは神学では決してない。人間学なんです」と語っていた佐保田先生の視点がさらに掘り下げられる部分も素…

飛騨の円空 -千光寺とその周辺の足跡- 東京国立博物館

行ってきました円空展。観ているだけで「ほっこり祭り」の100体展示。 ものすごく小ぶりなものも含めての100体なので、「半分でおなかいっぱい」になることはありません。円空は仏教漫談でも欠かせない存在で「彫って彫って彫りまくり」という説明をしていた…

Cafeおかえり外伝(リシケシ・タポバン)

まえにリシケシの日本食レストラン「Cafe OKAERI」を紹介しましたが、今日はその外伝です。 この店はものすごくにぎわっているときもあれば、ほんのり、まったりしているときもあり とても落ち着く場所です。 トントントン・・・ 味噌汁できました〜 と、こ…

内藤景代(ないとうあきよ・AKIYO NAITO)

沖道ヨガのかたに、沖先生のお弟子さんの女性でおもしろい本を書いている人がいますよ、と教えてもらって知りました。 2009年は内藤さんの本ばかり読んでいました。ヨーガとクロスする「仏教」「禅」「クンダリーニヨーガ」を経た精神面の解説がすばらしい。…

一流の品格が身につく6つの物語 山崎武也 著

「品格」の文字がタイトルに含まれる本がたくさん出ていた頃のものかな。ここ最近、自分の興味対象の研究っぽい読書が多かったので、ちょっと社会性を取り戻すべく読みました。この本の前段として「一流の品格、三流の品格」という本があって、そのエッセン…

ちょっとまった!

インドという国は慣れれば慣れるほど、日本に居るときの感覚でいう「唐突」「イレギュラー」「なぜか、どういうわけか」という感覚がなくなっていく不思議な場所で、これはキャパを広げているというのが正しいのか、日本に帰ってから社会復帰が難しくなると…

聞き書き抄 解説ヨーガ・スートラ 第一講(日本ヨーガ禅道友会)

スーツ姿の佐保田先生のヨーガ・スートラを、ポロシャツ&カーディガン姿の佐保田先生がお話口調で解説しました、という内容。10回の講話を文字に起こしたもので、「解説本で、あそこはああ訳したんだけども、、、」というようなことが語られています。 この…

知人ヨギのうしろ姿を見る密かな愉しみ

以前インドで練習をしていたときに練習仲間と長い距離を歩くことがあったのですが、そんなときわたしは当然、最後尾から行きます。 それぞれの得意なアーサナやスタイル、トークを知っているので、すごく楽しい。 真ん中の青いパンツの女性はインドで知り合…

三点倒立と脊柱側弯と、そこへのアプローチ

まえにヨガ友から三点倒立の写真をもらったのだけど、ものすごく長く寝かせてしまいました。けっこういろいろな人に見て見て! と頼まれたり、そうでなくても勝手に観察しているというか、もう趣味(笑)。 そんななか、アーサナとそこから見えることをいろ…

受いれる 加島祥造 著

「タオ―老子」以来の加島祥造さんの本。 「受いれる」はシンプルな詩集なので引用紹介をしませんが、 自分が何を受けいれてこの世に生まれてきて、 社会に受けいれられるためになにをしてきて、 何を放置してきたのか。 「すべては幻」のなかで、なにに右往…

ラジェンドラ・ヨガ & ウェルネス・センター(Rajendra Yoga and Wellness Centre)

久しぶりにラジェンドラ先生のところで何度か稽古をしてきました。(過去の稽古記はこちら) ここはいつも「伝統的ヨーガの思い出しなおし」をさせてくれる場所。相変わらず素晴らしい。 そして、初心者向けでありながら玄人好みも満たす内容に若干パワーア…

五つのスカンダ「五蘊」(「タントラへの道」より)

「タントラへの道」にあった内容を過去に何度か紹介しましたが、ひとつ残していたことがありました。 「エゴの発達」の章に、般若心経にも出てくる「五蘊」の説明があります。これが、自分が自分に課す「枠」として説明されています。「あるがまま」のむずか…

イスラーム(Islam)

ヨーガとインドに親しんでいくと、もれなくついてくるのが仏教とイスラーム。 日本は国としてアメリカの子会社っぽい性質もあって、日常的に親しみが薄い感じがするけれど、宗教人口としては世界の中で圧倒的な構成比を占めているイスラーム。 親しめば親し…

イエロー・ゲストハウス / キイロイ家(リシケシ・タポバン)

日本人のモトコさんが運営する、リシケシのなかに圧倒的な清潔感を持ち込んだ「Yellow Guest House」。長くリシケシに居るヨガのお友達のすすめで、せっかくなのでわたしも帰国前の数日をここで過ごしてみることにしました。 ラムジュラでルームシェアをして…

スートラ・ネティ(ヒモでやる鼻洗浄)

きょう一緒にヨガをした人にジャラ・ネティ(水でやる鼻うがい)の話をしたら、「痛そ〜」「こわい〜」と言われたのですが、こわいと言ったらどっちかっていうと、こっちです。 「Sutra=糸、ヒモ」。ヨーガ・スートラのスートラと同じです。ヒモみたいな節…

サンカルパはヨーガと仏教でちとノリが違う

サンスクリット語を仏教ニュアンスで理解しているがために、哲学のヨーガを学ぶと混乱する、ということがよくあります。仏教のほうが性弱説・性悪説のうえに立っているような、そういう違い。 「サンカルパ」 ヨーガの練習のときは「決意」という感じでマニ…

Cafeおかえり(リシケシ・タポバン)

昨年ちょこっとリシケシへ練習に行ってきたのですが、その間に日本食のレストランを訪ねてみました。 地球の歩き方にも載っている「Cafe OKAERI」というお店です。 このお店のあるタポバン(TAPOVAN)というエリアはここ数年ですごく開発されていて、ゲスト…

南インド旅行記 まとめINDEX

昨年デリーを拠点に動いていた頃に、1週間弱でしたが南インド(右サイド:チェンナイ、ポンディシェリ、マハーバリプラム)を旅してきました。 目的は「いちどオーロヴィルに行ってみたかった」と、それだけです。オーロヴィルというのはオーロビンド先生ゆ…

ダウンドッグで腰椎の空間を意識する

ここ半年くらい、自分の性格の傾向も含めてここがキモであるなぁと感じることがいくつかあって、わたしの場合は特に5番なのですが、癖を正すべく意識してアーサナをとっています。 胸椎の傾向は普段のしぐさでも見えやすいのですが、腰椎は普段のなにげない…

ヨガベルト、二作目。自由が丘の手芸屋さん「Pico」

まえに肩幅の長さのヨガベルトを作ってみた話を書きましたが、第二作目を作ってみました。 使わないかばんを解体して出たパーツが半月型だったので、今回は幅2.5センチの柔らかく扱いやすいテープを、160センチでカットしてもらいました。カットしたところを…

沖正弘(おきまさひろ・MASAHIRO OKI)

「ヨガの喜び」以後、沖先生の本をよく読むようになり、ここでも多くの本を紹介してきました。 日本では昭和35年頃からじわじわとヨガムーブメントが来て、40年以降に「沖書籍量産時代」のような時期があったようです。 中身はすべて沖先生の言葉なのですが…

狂気という隣人 精神科医の現場報告 岩波明 著

壮絶な精神医療の現状が語られている一冊。依存症治療の病院で家族向けの勉強会に参加したときにいろいろと思うところがあって、この本を読みました。 わたしと同世代であろう女性精神科医の講義、質問者への回答、そして医師が人間として持つ正直な感情を垣…

イスラーム文化 その根底にあるもの(全章まとめ感想)

まえに井筒俊彦氏の著作「イスラーム文化 その根底にあるもの」の感想を3回に分けて書きました。 この本は講義の構成、流れ自体にうなる一冊で、最後がスーフィズムで締めくくられます。包括的な感想を書くのがとても難しい本と思っていたのですが、信仰のア…

会田誠展 天才でごめんなさい(森美術館)

「会田誠展 天才でごめんなさい」を観に行ってきました。 どんだけ球種持ってんだよ! というくらい、いろいろな角度から見た世界が表現されていて、「あれも自然、これも自然」「これは不自然」「あれも不自然」「不自然なのも自然」・・・と、思考がぐるぐ…

佐保田鶴治(さほたつるじ・TSURUJI SAHOTA)

今回本棚(リンク集)を作るのにあらためてそのバリエーションを見直してみましたが、知れば知るほどに、読めば読むほどにその世界に引き込まれる不思議な博士。サンスクリット語がわかって、それをギャグにできる技術はすごい、というか、ずるい。 佐保田先…