うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

会田誠展 天才でごめんなさい(森美術館)

会田誠展 天才でごめんなさい」を観に行ってきました。
どんだけ球種持ってんだよ! というくらい、いろいろな角度から見た世界が表現されていて、「あれも自然、これも自然」「これは不自然」「あれも不自然」「不自然なのも自然」・・・と、思考がぐるぐるしました。
切れ味はみんなヘンケルスなんだけどいろんなナイフがあるよ、という感じだろうか。世の中の自分勝手なあんなこと、こんなことへ鮮やかに突っ込んでいる。




視点は瞬間ごとに、いろいろな色合いで、ひとりの人がもっている。
脳がいくつもあるわけではなくて、ひとりの人の脳の中で、はたらきは起こる。




あたりまえのことなんだけど、それをひとりの芸術家の展示を通じて感じた。
子どもの純粋性を利用する大人、子どもは無力だということを前提にそれを利用してなにかをする大人へのツッコミは、なんだか旬なテーマだ。新宿御苑大改造計画もよかったなぁ。味付けの濃いものばかりが話題にされるのだろうけど、わたしには、ほっとするような気持ちになるものも多かったです。
小さすぎるけど気になることが多いわたしは、「おにぎり仮面の小さすぎる旅」という映像の前に長居しすぎて、時間がなくなってしまった。
おにぎり仮面さんみたいな人とだったら、一緒に静かな旅ができそうだな。と、ちょっとときめいて帰ってきました。