うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ラジェンドラ・ヨガ & ウェルネス・センター(Rajendra Yoga and Wellness Centre)


久しぶりにラジェンドラ先生のところで何度か稽古をしてきました。(過去の稽古記はこちら
ここはいつも「伝統的ヨーガの思い出しなおし」をさせてくれる場所。相変わらず素晴らしい。
そして、初心者向けでありながら玄人好みも満たす内容に若干パワーアップしています。細かすぎてわからないくらいですが、マニアックにシビれます。



場所は「Cafe OKAERI」と併設で、道場は2階です。
きほん毎日朝晩クラスがあり、日曜は朝のみ。90分のクラスです。
夏期は朝8時、冬期は朝8時半。夕方は5時開始です(2012年の情報)。
インドはインフレしてるので値段を書きませんが、お手ごろというか、わたしはもっと高くても通っちゃうと思う授業料でした。





先生はゆるゆるーっとバイクでいらっしゃいます。





2階へ上がり





最大10人くらいでじっくりやるスタイルの道場。





冬期スケジュールに切り替わるときに早く着いてしまったことがあって、道場で宿題をやりながら待っていたのですが





先生はみんなが来る前にお祈りをしています。




クラスは90分。全体の構成は、

  • ヨーガの心得っぽい、やわらかなお話(気分によるみたい)
  • オープニング・マントラ
  • パワンムクターサナ(ここがやっぱりイイ!)
  • 腹を温める準備運動(お腹の上でハイジがチーズをかき混ぜるような動きをする)
  • 超意識的キャットポーズとダウンドッグ
  • 前後左右、カウンター、ねじり、疲れすぎない構成のアーサナ
  • シャバーサナ・ヨガニドラ風味(ここバージョンアップしてた)
  • プラナヤマ
  • 瞑想
  • クロージング・マントラ

プラナヤマは何度か通うと定番のものをひととおりできます。
アーサナの間にサンサルテーション(太陽礼拝)が入ります。



ラジェンドラ・ヨガセンターは創立2年になるそうです。もうそんなに経つのかぁ。


「カフェ・おかえり」と二人三脚です。




ここは「ヨガが初めて、初心者です」という人に迷わずオススメしているのですが、英語が聞き取りやすいのと、説明の調子に癖がないのがよいです。日本語もたまに出てくる。「かかて、UP☆」「ん? かかと?」「OH、かかと〜(わはは〜)」と言いながらレッスンは和やかに進みます。




久しぶりに指導を受けたら、アーサナ指導の面でコンシャス度が上がったなぁと思ったポイントがふたつありました。

  • ダウンドッグへ入るプロセスで、膝を曲げて尻を突き上げる段階のホールドをしっかりやること。
  • トリコーナアーサナで、上半身を倒す方向の膝を少し曲げて呼吸をして、段階を分けて入っていく(尻をしっかり入れてから胴体を持ち上げていく)。その時に、背骨の動きを車のワイパーの動きのようにゆっくりと、とジェスチャーをつけていたのがツボった。

「マリチ・アーサナ」と「ハラ・アーサナ」のアジャストもシビれる指摘で、肋骨より下の長さをよく見られます。まえに本の紹介のときに書いた、タマスを減らすポイントを執拗めに正してくれる。
これを「ハラ・アーサナ」のときにしっかり指摘してくれる人って意外と少ないので、とてもうれしい。
マッツェンドラのときに、胴体をねじる方向と反対側の胸鎖乳突筋が浮き出ないように「そっと」抑えられるとか、「細かすぎるから!」とリアクションしたい衝動に駆られます。わたしはこのマニアックさがどうにも楽しくてドーシャがピョンピョン跳ねてくるのだけど、サンサルテーションのたびに

 「おーん、 すーりやーっやなまは」

の唱和が入るので落ち着く。
これはとてもよい。




毎回ながら、この先生のトーンの安定っぷりは、「人柄ですわのぅ」と思います。
いつ会っても同じ感じで、世の個性的な指導者さんたちのなかに入ったら控えめな指導なのかもしれないけど、「ザ☆中庸」な存在感は、人間的に見習いたい。
ホワイトボートにTTCでの指導内容が書き残っていたものを何度か見て、ラジェンドラ先生の瞑想や哲学クラスもぜひ受けたい、と思いました。
字からも、ゆっくりわかりやすい感じがよく伝わってくる。
そんなスーパー・ベーシックなハタヨガができる「ラジェンドラ・ヨガセンター」は「カフェおかえり」の上階です。


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