うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「探求者の心構え」を読んで、無執着にもレベルがあると知った(ヨーガ・ヴァーシシュタ 第2章)

今年のはじめから『ヨーガ・ヴァーシシュタ』を再読しています。 第2章は短いのですが、第1章でこの世の無常に打ちのめされたラーマがそれを見事に言語化したところから、その勢いを引き継いでのスタートです。 第2章冒頭の「シュカの物語」は直後のラー…

根津神社のつつじ苑 文京つつじまつりへ行ってきた(東京都文京区)

近頃よく根津のほうへ行くのですが、ただいまツツジが真っ盛り。根津神社のつつじ苑へ入ってみました。 観光シーズンです。 季節イベント 5月1日まで開催中 入場料300円を払うと、ツツジの中を歩くことができます。夢の空間です。 ここで殿様とお姫様がデ…

阿片窟の死 アビール・ムカジー著 / 田村義進(翻訳)

大好きなシリーズの第三作目を読みました。この『阿片窟の死』は、インドの近代史に関心を持っている人におすすめです。いきなり三冊目のこの本から入っても大丈夫。ドラマの「相棒」みたいなおもしろさです。なぜこんなにも、今回はいきなりおすすめなのか…

生き方 〜人生で一番大切なこと〜  稲盛和夫 著

稲盛和夫さんの本をまた読みました。 最初に読んだ『考え方』の時にも書きましたが、ヨガの練習で知り合ったかたのおすすめがきっかけです。 稲盛和夫さんの本を何冊も持っているとおっしゃっていた中で、最初に『考え方』を貸してくださったそのチョイスが…

上野リチ展 ウィーンからきたデザイン・ファンタジー(東京・有楽町 三菱一号館美術館)

上野リチ展へ行ってきました。東京駅と有楽町駅の間くらいの場所にある、三菱一号館美術館で開催されています。先月か先々月に「こういうの、好きそうだから」とチラシをくださった方がいて、4月のはじめに久しぶりに会った友人二人とお花見をしたらそれぞれ…

ヨガは季節や社会と自己の間でクッション役をしてくれるもの

今年は3月後半から春を迎えるまでに、東京では気温が数回冬に揺り戻され、変化の大きな数週間でした。 今週もまた一度寒くなるみたい。なのに昨日は岩手県で30度のところがあったとニュースで聞きました。 わたしはヨガクラスでの冒頭の話を季節テーマで考え…

神戸ヨガクラス開催のお知らせ

今日はお知らせです。 2年半ぶりになりますが、5月29日(日)に神戸でヨガクラスを開催します。 この数年の間にわたしのブログを見つけてくださった、初めましてのかたも大歓迎です。 もちろん、お久しぶりのかたとの再会も楽しみにしています。 一緒にスカ…

広大な水元公園へ出かけてきました(東京都葛飾区)

埼玉県三郷市との境界にある、東京都内で最も大きな公園「水元公園」へ行ってきました。あまりに広大で、桜の咲き始めた週末にも関わらず、奥へ入るとぽっつーんと誰もいない状態になる場所があって、ここはほんとうに東京なのかと思うような森でした。マス…

室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界― 清水克行 著

先日、オンライン会議が始まる前の雑談中に、教養があるっていいなと思うことがありました。コロナは終わらないし地震は起こるし戦争まで勃発して、、、なんて世間話をしているときに、「もうそろそろまた年号変えなくちゃだね」とおっしゃるかたがいて、「…

「A」 森達也監督(ドキュメンタリー映画)

教祖が逮捕された翌年の、残された信者たちの暮らしに入り込んだドキュメンタリー。数年前に本を読んでいたのですが、このたび映画を初めて観ました。 虫を殺さず近所へ逃がしに出かけるような生活をしている信者たちの戸惑いと、連帯責任をとれ! 謝れ!と…

神はわたしの善性を引き出してくれるか(遠藤周作「海と毒薬」読書会での演習より)

2022年の2月に、2年2ヶ月ぶりに読書会を行ないました。 今日はそのときに、わたしが参加者の視点で思ったことを書きます。 再開・オンライン化にあたっては、選書・コンセプトの見直しも行い、再開の初回は遠藤周作さんの『海と毒薬』を課題図書にしました。…

善悪の彼岸へ 宮内勝典 著

少し前に読んだ『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』のなかにこの本からの引用があり、気になって読みました。読んでみたら、この視点での追跡をずっと求めていたと思う内容でした。 地下鉄サリン事件の…

蘆花恒春園と徳冨蘆花記念館(東京都世田谷区)

芦花公園駅から徒歩圏内にある、蘆花恒春園へ行ってきました。「ろかこうしゅんえん」をなかなか覚えられなくて、地図で検索するたびに間違えて「ろかこうえん」を出してしまい、念仏のように公園の名前を唱えて覚えました。 わたしは徳冨蘆花という人物につ…

三点倒立ができるようになる時に起こる「観念の断捨離」

このブログでわたしは三点倒立のことを何度も書いていますが、今年再読している『ヨーガ・ヴァーシシュタ』の第3章に、これは倒立ができるようになる時の変化と似ているな、と思う記述がありました。 ヨガにはいろんな「難しそうに見えるポーズ」があります…

考え方 〜 人生・仕事の結果が変わる  稲盛和夫 著

ヨガのお仲間がこの本を貸してくださいました。ヨガ教室で知り合って少しずつ雑談をするようになって、30回くらい会った頃でしょうか。ある日、映画と本の話になりました。 「この頃は小説が読めなくなってきて、自己啓発本ばかり読んでいる」とおっしゃるの…

ヴァシシュタ仙による鬱経験告白からのラージャ・ヨーガの教え/『ヨーガ・ヴァーシシュタ』第2章の再読

昨年から朝のヨーガ・ヴァーシシュタ&瞑想の習慣について書いていますが、再読でどうしてこんなにも初回と違って感じられるのか、とても不思議な本です。 初回は登場するキャラクターを追いかけさせてくれない、いい意味で不親切な状態で進んでいく設定を理…

鳥の声・花の香り・太陽の光とともに瞑想をしています

夜明けが早くなり、朝の光がパワフルになってきました。わたしはだいたい朝7時前後に太陽のほうを向いて10分ほど瞑想をしているのですが、近頃はもうまぶたが眩しく、少し遅い時間だとおでこが熱い。 スズメの声は3月の初めから瞑想の時間帯に活発に聞こえる…

健康強者の回想にせず、わたしの記録を残したい

先日ヨガへの参加連絡をくださったかたが、わたしがこのブログに書いている更年期に関する自己観察記録を前のめりで読んでくださっているとコメントをくださいました。うれしいです。ありがとうございます。 これはわたしがコンスタントにお会いしている方々…

日本社会がオウムを生んだ 宮内勝典+高橋英利 著

作家の宮内勝典さんとオウム真理教を脱会した元信者・高橋英利さんの対話が記録されています。時代の振り返りが興味深く、なかでも特に第三章で話されているやりとりは、わたしの経験と照らし合わせて過去30年前の日本社会の温度感が蘇りやすい内容でした。 …

ものすごい先生を探す人たち

先月、オウム真理教関連の本を二冊読みました。全く関係のないジャンルの本からたどり着き、それらの本を読みながら思い出すことがありました。 わたしはインド人の先生が経営するヨガ教室でヨガをはじめて、そこでインストラクターになりました。その教室に…

スクリーンが待っている 西川美和 著

なんとも言えない旨味の詰まったエッセイ集でした。リズムは軽いのに濃い。映画『すばらしき世界』の構想段階から題名を伏せて書かれているのだけど、だんだん情報を公開できるようになって具体的になっていきます。 脚本を書く段階で取材・確認する現実社会…

西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッベ展/たばこと塩の博物館(東京都墨田区)

またすてきな展示が始まっている「たばこと塩の博物館」へ出かけてきました。イランの様々な民族によるカラフルな織物を見ることができます。冒頭には一点「これだけは触ってみてもいいですよ」というものもあって、解説を読みながら見ているうちに各民族の…

ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした マーク・ボイル著/吉田奈緒子(翻訳)

著者は『ぼくはお金を使わずに生きることにした』という本が大ヒットし、その印税でアイルランドのゴールウェイ県に1万2000平米の小農場を購入して移住。今度はテクノロジーを使わない生活にチャレンジしている人で、この本はその最初の1年間の記録した、ド…

下賀茂熱帯植物園でムーラダーラ占いを愉しんだ(静岡県賀茂郡南伊豆町)

南伊豆の熱帯植物園へ行ってきました。河津桜を見にお散歩へ出かけた際に立ち寄ってみました。 なかにはトロピカルなジュースが飲める喫茶店もあり、とても楽しい場所でした。ひたすら植物を見て歩きました。 わたしは葉っぱや花びらのデザインを見ながら自…

青野川沿いの河津桜を見ながら歩いた(静岡県賀茂郡南伊豆町)

南伊豆・青野川沿いの河津桜を見てきました。 メジロが飛び交い人力車も営業している、活気あふれる時期のこの川沿いは、冬の終わりを待ち焦がれていたみんなのエネルギーが集まって、すてき。 この近くにある熱帯植物園へ入る道がなかなかナイス・スポット…

すばらしき世界(映画)

刑務所から出てきた人の物語でした。主人公は、“正義” と “褒められたさ” が必ずセットになってしまう思考をする人。その人の行動と心のはたらきを描きながら、その思考原理に甘えているかぎり娑婆は息苦しい。その現実が続く。重い罪を犯した人は5年以内に…

あのときの、あのおばさんの感覚がわかった

自分が更年期といわれる年齢に入ってから、時々思い出すことがあります。なんであのときあの人は、あんなに急いでいたのかと。 わたしがまだ30代の頃のこと。あるとき、ヨガをきっかけに知り合った年上の女性から 「あなたはお勤めもしていらっしゃって、 そ…

暗い抱擁 アガサ・クリスティー著 / 中村妙子(翻訳)

行動の動機について、じわじわ、ねっとり掘り下げる。いやだわー、と思いながら夢中で読んじゃった。アガサ・クリスティーの小説で探偵が出てくるものは短距離走。探偵が出てこないものはフルマラソン。わたしはこのフルマラソン型のものに惹かれる。この感…

寝姿山自然公園で、ミモザの名称がギンヨウアカシアであることを知った(静岡県下田市)

伊豆急下田の、駅前の山に登ってきました。こういう場所はふとその気になった時に行くのがよいのだ!と思って。お天気がよかったので、友人と合流する前のちょっとした時間にサクッと登ってお散歩してきました。 寝姿山自然公園へのアクセスはロープウェイの…

セタブン大コレクション展 パート1/ 世田谷文学館(東京都世田谷区)

世田谷文学館で開催されているコレクション展へ行ってきました。企画展をやっていない期間なので、週末でもゆっくりじっくり楽しむことができました。 メインの目的は、ズバリこれ。 宇野千代 富本一枝あて書簡 昭和8年5月2日 宇野千代さんが36歳の時に、東…