うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

幕末史跡めぐりもできてしまう富海でタイムトリップ(山口県防府市富海)

山口県防府市いある富海(とのみ)という町は、昔それはそれはにぎやかな時代があったそうで、この港から飛船(とびふね)で長州軍が出港していたという土地。 歩いてみるとその雰囲気がそこかしこに残っていて このものすごく低いガードを抜けると 蔵にたど…

富海駅と海へ。ノスタルジックが止まらない(山口県防府市富海)

なんとなく降りた防府駅からはじまった山口の旅。防府天満宮で参拝した後にお昼を食べながら観光案内冊子を見ていたら、となり駅の海の写真と蔵の写真があまりにも魅力的で行かずにはいられない気持ちになりました。観光案内所でここへ行ってみようと思うの…

防府天満宮と、秋も風が気持ち良い春風楼(山口県防府市)

防府駅で降りたらおもしろいくらい強めにレンタル自転車を進められ、なりゆきで銀座商店街を抜けて防府天満宮へ。ここまで気負いなくあっさり観光スポットへたどり着いたのは人生初かもしれません。 着いてみたらば奥がなかなか広く、歩いても歩いてもなにか…

防府で銀ぶら。銀座商店街と天神商店街、旧山陽道をぶらつく(山口県防府市)

山口県の防府市で銀ぶらをしてきました。「ぼうふ」だと思っていたのですが「ほうふ」です。行ってみたら音の響きのとおり、焼き芋を口に含んだ瞬間のように、ふはっと笑顔になってしまうことの多い町でした。駅で降りて観光案内所でコインロッカーの場所を…

評論家になったらもう練習の主体じゃないから、そりゃつまらなくもなる

先月ブログの引越しをしたのと同時にプロフィールの文章を書き換え、それを読んで広島・名古屋開催のクラスへ来てくださった初対面のかたとのやりとりから思い出すことがありました。 広島でも名古屋でも、練習への感想としていただいたフレーズのなかに「変…

モンキーマインドを日本語で言うなら「手当たりしだい」

先日、美容室にあったHuluで「モンキー・マジック 孫悟空誕生」という映画を半分くらい観たのですが、孫悟空が桃を食べるシーンで「そうそう、これこれ」と思う挙動がありました。わたしが子どもの頃にテレビで観ていた西遊記では、猪八戒も同じような食べ方…

そのアクティビティが「下着」の人と「アクセサリー」の人と両方いるから楽しい

地方でコミュニティを主催している友人と「なにかを運営する側になると、欲深い人を見たときに苦しくならないためのことを考えるようになるね」という話をしたときのこと。ドライブをしながらいろいろな話をしたのをふと思い出しました。 わたしはネットのコ…

ネコがメディアを支配する ネットニュースに未来はあるのか 奥村倫弘 著

「賢者モード」「愚民モード」。ネットを見るとき、こんなモードの使い分けを無意識にやっているつもり。できているつもり。愚者ではなく、愚民モード。賢者モードの時間は外国語の辞書を使っている。これはインターネットの恩恵がすごく大きいと感じる時間…

タイ旅行の予算と持ち物、まとめINDEX

ことしのゴールデン・ウィークにバンコク、アユタヤ、カンチャナブリをうろうろする旅行(10日間)をしてきました。タイへ行くのは初めてでした。何年か前に行こうと思ったのですが洪水があってやめたのでした。行き先はいつも航空チケットのサイトを見なが…

さらさら流る 柚木麻子 著

厳密にいうとこの物語の展開がリベンジポルノかどうか、性質としては微妙。でも被害者側の視点では100%、いやこの小説の場合は200%、リベンジポルノだ。アダルトチルドレン、アルコール依存、写真撮影、画像投稿、プロより素人、モラルハラスメント、女の…

ブログ引っ越し後の設定・お手入れあれこれ。表示スピードを優先することにした

このブログの引っ越しをしてから約3週間が経ちました。その後時間のある時にこつこつ調べて、あれこれちょこちょこ設定しました。やっと、見た目を今後大きく変えることはないかなというところまできました。 あれこれちょこちょこというのは、ほとんど裏側…

異類婚姻譚 本谷有希子 著

この人は外で働きたくないのだから自分の言うこと聞くしかないのだし、とカジュアルに思っている男性と生活するのはつらい。この人は生活のために俺の尻拭いだってするだろう、するよね~、という前提の関係はつらい。表面上は仲良くできる。関係はつらい。…

ローマの哲人 セネカの言葉/セネカ 現代人への手紙 中野孝次 著

ルキウス・アンナエウス・セネカという、紀元前1年頃の人ではないかとされている哲学者の言葉を訳し、解説された二冊。「ローマの哲人 セネカの言葉」の次に「セネカ 現代人への手紙」を読みました。 セネカはローマ皇帝ネロの家庭教師もしていた人物。ネロ…

一瞬の「めんどくさい」を流すときのかっこよさ

自分がむずかしそうに感じることをサッとやる人がすてきに見えるのはなぜだろう。わたしは料理が得意でないので、冷蔵庫の前で少し考えてさっとやる人を見ると、かっこいいなと思います。急にテーマや材料のお題が出て料理を作るテレビ番組などは、見ていて…

マイデリケートゾーン 岩崎う大 著

買ったことも読んだこともヨギーニーとしては絶対に隠しておくべき本なのだけど、これは、あれだよな…という強烈な体験を含んでいて驚きました。とても言語化しにくいもの。有名な小説「蹴りたい背中」の、主人公の気持ちは「おまえの領域になんてつきあって…

言語の社会心理学 伝えたいことは伝わるのか 岡本真一郎 著

先に「悪意の心理学 - 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ」を読み、まさにわたしが知りたいと思うことに言及されている! という気持ちから、この本も読みました。2冊の内容がなるべく重複しないように書いたそうで、この本では「伝達」にまつわるさまざまな発生パ…

悪意の心理学 - 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ 岡本真一郎 著

ここ数年で小説が読めるようになって、そして映画なども観るようになって、よかったなぁとしみじみ思うことがあります。他人を陥れることのない雑談ができるから。以前は非現実に意味を見出せず、物語を追うことが自分自身と対話する練習になるということが…

2019年の手帳もハイタイドのA6サイズ。リフィルだけ買いました

わたしは毎年手帳を買うのが早いです。早いところは3ヶ月前からスタジオ利用予約をするためです。10月に翌年の手帳がある状態だと、あとで書き換えなくて済むので毎年この時期に買ってしまいます。これまでロルバーン、高橋手帳、ヨガ手帳、オピニ(コクヨ)…

葱 芥川龍之介 著

ちょっとちょっと芥川さん。あなた30代半ばで毒飲んで死んじゃったから知らないだろうけど、その芸術かぶれのかわいいカフェ店員の女の子、あなたが27歳の時にこんなにおもしろい短編を思わず書かせたインスピレーションの源たるそのカフェ店員の女の子は14…

三島由紀夫レター教室 三島由紀夫 著

私信の長文ほど名言が出やすい。これはわたしの生活上の実感。そりゃそうだ。だってあなたのことをありありと思い浮かべながら書いているのだもの。思い浮かべているのと居ないのとではぜんぜんソウルの乗り方が違うのだ。とはいえ私信であっても「ログが残…

UCHIZAPが1か月半たっても0.5キロしかコミットしてくれない!

UCHIZAPに入会してから一か月半がになりますがウエイトが誤差程度しか減っておりません。体重計の数字がちっとも動かない。不動明王か。毎日なにかしら、運動をしておるのですよ。10キロ歩く日もあれば、6キロ走る日もあれば、90分ヨガする日もあれば、複数…

静かに、ねぇ、静かに 本谷有希子 著

感謝という単語の生み出すイメージはスマートフォンの普及とともにざまさまな色を増やし続けているなぁ、なんてことをぼんやりと思う数年を過ごしていたら、出会っちゃった。読んじゃった。シャーンティーでロハスなことが綴られたSNSに登場する「感謝」の前…

パピヨン 死と看取りへの旅  田口ランディ著

この小説を読んで初めて知った人名、エリザベス・キューブラー・ロスについてもっと知ってみたくなったけれど、途中でその思いがふっとんでしまいました。ああそういえばなぜわたしがこの作家の本を読みたいと思ったのかと振り返ったら「アルコールと病気 TO…

ヨガはエクササイズではない、という意味をわたしが言語化するなら

人は変化を求めもするが嫌いもする。停滞から抜け出たいという欲望が身体レベルで起こるとき、エクササイズは有効。ヨガに限らずさまざまな運動はそれを満たし、解消してくれる。変化を求めるとき、エクササイズは即効的。 それでも、わたしはヨガを好んで続…

自分で自分を叱って見放して無視までしたら…、わたしはどこへいけばいいの

先月のブログを読んでくれた友人が、何年も前に考えたことを言語化することについて思うところがあったようで、話しかけてくれました。そこから少し話をしました。わたしはずっと覚えていることに対してネガティブなイメージがありません。「覚えていること…

色ざんげ 宇野千代 著

ずっとエッセイしか読んでこなかった宇野千代さん。「おはん」があまりにもおもしろかったので、この「色ざんげ」も読んでみました。この小説が出た当時(昭和10年)は、実在の男女の事件が題材になっていたため暴露本のような側面もあって売れたそうですが…

天風ギャラリー in 天風会館(東京・護国寺)

先日雑司ヶ谷へ手芸の先生に会いに行った帰りに、ここまで来たしと雑司ヶ谷霊園で 夏目漱石のお墓で手を合わせ、さらにここまで来たしと護国寺へ。そこで中村天風さんの墓へ行ったら、この日はなにやら研修会だったようで、白い上下の練習着のかたがたが声を…

知性改善論 スピノザ 著 / 畠中尚志(翻訳)

「エチカ」を読んでみたかったのだけれど、書店で見てこれはなかなか大変そうであるぞと思い、それよりも薄いこの本を読んでみました。ところどころ章立ての項目がインド思想の教典に似ていて、そのような章は特におもしろく読めました。 「知覚の四様式につ…

那須高原の茶臼岳で吹き飛ばされそうになり「牛ヶ首」「日の出平」へ(栃木県・那須)

登山を趣味にしている友人と山へ行ってきました。はじめての那須高原です。バスタ新宿から那須温泉まで高速バスで行き、一泊して10時頃からから登山へ出かけました。那須温泉のバス停から山道を登るバスに乗って、ロープウェイ(ゴンドラのリフトのようなも…

殺生石から展望台まで歩いて登り、右の道から降りたら温泉神社に着いた(栃木県・那須)

那須高原には殺生石というスポットがあって、とってもおどろおどろしい。ものすごく要約すると、めちゃくちゃ性格の悪いキツネが今もガスを発生させ続けているという場所らしいです(伝説よ)。この石の右のあたりに「上へあがると2.5キロのコースになってい…