山口県の防府市で銀ぶらをしてきました。「ぼうふ」だと思っていたのですが「ほうふ」です。行ってみたら音の響きのとおり、焼き芋を口に含んだ瞬間のように、ふはっと笑顔になってしまうことの多い町でした。
駅で降りて観光案内所でコインロッカーの場所を尋ねたら、「いまキャンペーン中で、いつもは200円のレンタルサイクルが半額で100円ですから!!!」といって強めに自転車の利用を勧められ、200円でも借りたよ!と内心思いながらうれしそうなリアクションまでして自転車を借りることにしました。こういうときって、どうすればいいの。
案内所の人から "ご予定" を訊かれたのですがわたしに "ご予定" はなく、完全に案内所の人のペースでなんとなく有名な防府天満宮へ行くことにしました。毛利氏庭園へもぜひ行ったほうがよいと言われたのですが、結局今回の散策では別の場所へ行くことになりました。
主要な観光スポットは歩いていける距離にあるのに、200円のレンタルサイクルを今なら半額とプッシュしてくるその気概がたまりません。乗せちゃえばすぐ楽しい場所があるのだからという自信からでしょうか。好きな種類のオウン・ペースです。
今なら半額の特別な自転車に乗って、銀座へやってまいりました。こぎ始めて1分くらいです。余裕で歩いて来れるじゃないか!
そしていきなり、特別な自転車を停車せずにはいられない展開になりました。
これが防府の銀座です。
ノスタルジックが止まらない展開です。
この商店街を抜けると、天神商店街という名前に変わり、防府天満宮へ近づいていきます。
防府霊場があったのでお参りをしました。ここから数十メートルのところがもう防府天満宮の入口です。
この町はほかにも
味わい深い通りがあったり
昭和レトロ建築の家のような小さな病院のような建物がいちいち気になり、よく足を止めました。わたしが子どもの頃イメージしていたお金持ちの人の家って、こういう感じなのです。ドラマの影響かな。
防府へは、山口宇部空港からなんとなく新山口駅行きのバスに乗る人が多かったのでついてゆき、新山口駅からJRで来ました。
新山口駅はちょっとした美術館のように近代的でした。