関東はここ数日で夜はヒヤッと冷える感じになって、今週末はそろそろ衣替えをせにゃいかんかなー。うぐぐ。
友人から服が少ないといわれるわたしでも、箱を開けると「おお、こんなのあったな…」と、なかなか出番のない小物がある。あるのですー。
それなのに、お気に入りのものはいつまでも何度も着てしまう。わたしは肩幅が狭いのに胸板が厚く、肘から先がすごく短かい体型です。なので、これはほんとうに七分丈! という服に出会える確率がすごく低かったりします。そうなると「やっと出会えた奇跡の七分丈シャツ」は、出ずっぱり。くったくたの服が「またシーズンですか」と出てくる。
そしてゆくゆく、甲子園で使い続けたエース・ピッチャーのように故障し…。
むむー。
でも
着るものは、直せばいいの。
今年はその技術(装飾ダーニング)を教わって、ベルトを直しました。
いままでウエスト・インのときには使えなくなっていた布ベルトなのですが、修理後はウエスト・インの日こそ出番。村田兆治か山本昌かという現役っぷりに、ウルッときます。
そしてその後も、それ3000円くらいで買ったTシャツだよね、もう3年以上ヘビロテで着たよねというTシャツの
穴を埋めたり
(ボーダーって、お気に入りのバランスがゆずれなかったりしませんか)
ほかにも
太ったらボタン要らなくなるから履けるな、などという中年太りを期待するというヨギらしからぬ理由で捨てられずにいた、
ボタンホールの崩壊したデニムを直したり。(唇みたいに、かわいくなっちゃった!)
縫い物は、成果が目に見える瞑想みたいなところが気に入っています。写経みたい。
そして冬の衣替えは、「虫食い」を発見する季節でもあります。
わたしは虫が嫌いではないので、食べられてもなんとなく「献血をした」みたいな気分になるところがあるのですが、でも穴はありありと、穴ぼこ!そのままにしておくと、貧乏くさい。貧乏なのはさておき、くさいのが困る。
そんなニットの穴も、こんなふうにすると、かわいいよー。
これは zucca のカーディガン。だいぶ前に買ったのですが、ゆるさが気に入ってずっと着ています。
学生時代に買いたくても買えなかった zucca は、大人になるとお給料で買えるのだなぁ… という気持ちが今でもありありとよみがえるブランド。人それぞれ、"自立を感じた思い出のブランド" って、ありますよね。わたしの場合は、zucca やアクアガールでした。
そんなこんなで今年は「装飾繕い(ダーニング)ワークショップ」で出会ったスー先生のおかげで、「捨てられない」を「捨てなくても、よかったやんけ!」という事態にすることができ、自分を責めずに済みました。