うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オンラインが多すぎて

これまで仕事のコミュニケーションはリアルで話すかメール、 Chatwork あるいは Slack というスレッド型のツールを使用する日々だったのに、ここ1か月でじゃぶじゃぶ全方位的にリアルタイム・オンライン化されて、あっちはこれ、こっちはこれ…と、対応するだ…

スマホを使って読経練習・使っているアプリ

このたびいろいろあってスマートフォン端末を換えました。身辺のネット回線を強化するにあたり換えなくてはならず、ドスンとデカいやつがやってきました。もはやこうなると携帯という感じがしないくらいです。 急いでいたので希望もなく深く考えずに選んだ端…

ゆとりらYOGAの本棚にあった本あれこれ

いつかやろうと思っていながら、そのままにしていたことに手をつけられるようになってきました。 昨年参加させていただいた兵庫県西宮のヨガスペース「ゆとりらYOGA」にあった本棚の写真を引っぱり出して、ニヤニヤしながら自分の本棚と照合してみました。 …

ラメッシ・バルセカールとシヴァ・サンヒター

わたしは本を読みながら、ここで述べられていることは別の本のあのことと似ているな…と思うことがあって、手元に本がある場合は確認をします。以下の本を読んでいるときに、これはシヴァ・サンヒターの2章49節・51節にあることと同じことを言っているようだ…

「人間の絆」のフィリップの思考を追いながらモームの魅力を確認する

3年前になんとなく変なタイトルが気になって読んだ「夫が多すぎて」がおもしろくて、ここ数年で何冊かサマセット・モームの本を読んできました。モームの本は読後にじーんと、ずっと覚えていたいような気持ちが起こります。女性の気まぐれな身勝手さと男性の…

ママチャリ身体論

わたしはよく身体を自転車にたとえます。普段車に乗る人は、車の方がわかりやすいのかな。ヨガの練習をした後は「油をさしたような滑らかさ」が出る。車種はママチャリでぜんぜんオッケー。シティサイクルというあれです。電動じゃない、普通のもの。マウン…

猿田彦神社・佐瑠女神社、月讀宮、倭姫宮(三重県・伊勢市)

伊勢神宮への旅は突然決めて日帰りの弾丸で行ったのですが、ここ猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)は「みちひらきの大神」とのこと。道を開くで「みちひらき」。 わたしは仕事を変えるタイミングでの参拝だったので、いつになく真面目に由緒の書いてある紙を…

伊勢神宮の内宮と五十鈴川と、伊勢うどん(三重県・伊勢市)

はじめての伊勢神宮。外宮と内宮の距離は約5キロだそう。外宮のあとに向かいました。駐車場の前にいきなり赤福のお店があって、わーっ! と写真を撮っていたら 「本店はもっと奥にあるのよー」と友人の声。でもわたしはすでに、この駐車場前のお店を見ただけ…

伊勢神宮の外宮から月夜見宮へ(三重県・伊勢市)

今年の冬に、はじめて伊勢神宮へ行ってきました。 2月に愛知から友人が東京へ来た際に立ち寄ってくれて、次はわたしがそっちへ行くわと弾丸で行ってきました。夜行バスで早朝に名古屋に到着し、友人と車で伊勢へ。9時前に着いたんじゃなかったかな…。シーン…

普遍宗教への階梯 ―― スワミ・ヴィヴェカーナンダ講演集 大野純一(翻訳)

この本は買ってから何年も読み進められずにいたのですが、先日「もどってきたアミ」を読んだ直後に開いたらスルスルと読み進めることができました。こういうことって、たまにあるんですよね…。「普遍宗教への階梯」は講演集で改行が少なく文字がギッシリ詰ま…

ユーモアの効用

振り上げたこぶしをおろせなくなって、クレーマーになってしまう人がいる。それよりもさらに微細な単位で、他人の役に立とうと腕まくりしたのに来てみたら相手はちっとも感謝してくれそうではなくて、まくった袖を戻せなくなる人もいます。わたしはこれらの…

目をおおいたい苦しみがかぎりなく書きつけてある放浪記

先日「新版・放浪記」を読み終えての感想第一弾を書きましたが、放浪記の中にはこんな一文があります。 この「放浪記」は、私の表皮にすぎない。私の日記の中には、目をおおいたい苦しみがかぎりなく書きつけてある。 この作家の文章は読みにくいと思う人に…

新版・放浪記 林芙美子 著

新版・放浪記を読みました。以下の第一部~第三部まですべて一冊になったものです。 放浪記(初出):現在の第一部 続・放浪記:現在の第二部 新版・放浪記:検閲でカットされた分。現在の第三部 放浪記は現在の第三部まで読むとよくわかるのですが、第三部…

聖天宮 五千頭の龍が昇る道教寺院へ(埼玉県坂戸市)

3月のはじめに、ずっと行ってみたかった聖天宮(せいてんきゅう)へ行ってきました。いつか行きたいと何年も思っていた場所です。ここは国内最大級の道教寺院で、足を踏み入れる前から脳内でゴダイゴが鳴りやまなくなります。西遊記というのは道教の教えで生…

ラ・ロシュフコー箴言集 二宮フサ(翻訳)

友人が貸してくれました。この本はおもしろいと思う瞬間と、これをおもしろいと思う自分は大丈夫なのだろうかという瞬間が交互にやってきます。 そして最後の最後に、わたしが読みながら思っていたことが解説に書かれていて驚きました。末尾にある「私は中背…

ガンジー自伝 マハトマ・ガンジー著 蝋山芳郎(翻訳)

この本は2018年の夏に読み終えたのですが、あまりにも衝撃的な内容のため、その後ガンジーやインドに関する別の本を読んだりしながらショックを散らしていきました。 当時の幼児婚と妻に対する対応のひどさは、以下の本を読むことでやり場のない火種を抑える…

神の名前よりもウイルスの名前を唱えているね

名前というのは他者とその存在認識を共有するために使うもの。いまは世界的にウイルスが神みたいになっています。神も悪魔も目に見えない存在だから、そうなるのでしょう。世界がひとつになってる…これって普遍宗教? と一瞬錯覚しそうになるくらい。名前と…

(再読)すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 著

先月、松浦弥太郎さんの「正直」という本を再読したことについて書きましたが、自分の生活を変えるときの感覚をとらえたくて、「すべて真夜中の恋人たち」も再読しました。 この本はタイトルが恋愛小説のようでありながらお仕事小説でもあって、現代社会のな…

夕暮れどきの川越は、小江戸ときどき昭和(埼玉県川越市)

川越の夜はパリと大正ロマンの景色。その少し前の時間までは、小江戸です。小江戸の中に昭和があります。そうそう、こういうのだと思ってた。 夜の雰囲気があまりに良すぎてすっかり忘れていましたが、夕暮れ時の写真を見ると、それはそれで素敵な感じです。…

夜の川越はパリよ!(埼玉県川越市)

一か月前の思い出の写真を引っぱり出してきました。川越の街を歩いてきました。川越へは20代の頃に一度行ったことがあったのだけど、あたたかい芋きんとんが異様においしかったことしか覚えておらず、若さとはそんなもの。気分的にはほとんど初めての川越で…

目の眩んだ者たちの国家 キム・エラン、パク・ミンギュほか 矢島暁子(翻訳)

わたしにはいくつか、覚えている事件があります。こういうのってどうしてそのままになるのだろう? あんな大きな物が海の中にあるとされていて、なにも見つからないなんてことってあるのだろうか? と不思議でならないマレーシア航空機墜落事故。 そして、別…

もどって来たアミ エンリケ・バリオス著 石原彰二(翻訳)

この本はシリーズもので、第一作目はヨガ仲間のすすめで知って読みました。 二作目「もどってきたアミ」は、ぐっと実生活での葛藤に迫ってくる展開。もう子ども向けじゃなくなってる気がするほどの内容でした。第一作目の時点で、これは宇宙人と子どもの対話…

ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」とカーマ・スートラ

先日新潮文庫(高橋健二 訳)の「シッダールタ」を読んだことについて書きました。その感想の中でも触れましたが、この本を読むとヘルマン・ヘッセの細やかさがひしひしと伝わってきます。ヨーガの背景の勉強を漠然とむずかしそうだと思っている人に、ひとま…

疎外感あれこれ

かねてより断続的に抱えてきたモヤモヤを人に話して、なにげない返答であってもそれが自分にとってベストマッチな表現だった時に、ス~っと心の快便感がやってくる。そんなことってありませんか。今日書くことは冬の思い出。今年の冬に、そんなことがありま…