2020-01-01から1年間の記事一覧
山の空気を吸いに出かけてきました。高崎駅からバスで1時間半ほど。以前はその手前の神社まで来たことがあったのですが、今回は終点の榛名湖まで乗りました。榛名湖畔はお店がたくさんあって、お昼ご飯もよりどりみどり。想像以上に楽しみの多い場所でした。…
そうなのよ、多様性ってめんどくさいのよ! と思いながら読みました。この気持ちを整理するのにこれ以上の教材はないんじゃないかというくらい、すばらしくおもしろい本でした。年長者が若者の存在を意識して「これからはそれじゃいけないと思うのよ」と言う…
名探偵ポアロが主人公の小説を初めて読みました。これは以前の職場の同僚が6年前にくれた本なのですが、ずっと家の本箱のなかで眠っていました。もしかしたらその人は、わたしがその頃「これまで江戸川乱歩しか読めなかったけれどやっとほかの作家の小説を少…
当時雑誌に連載されていたエッセイ、コラムをまとめた文庫本です。『Pocket パンチ Oh!』連載を集めた「行動学入門」シリーズと『女性自身』の連載を集めた「おわりの美学」シリーズ、そして『諸君!』に掲載された「革命哲学としての陽明学」を読むことがで…
書店へ行くと「デザイン思考」という本をよく見るのでひとつ読んでみました。最高の人生設計とはずいぶん盛ったものだと思う日本語が添えてあるけれど、英語の世界の話だと思えば納得というか、そういう雰囲気に満ちた内容でした。序盤を読みながら、なんだ…
なんでそんな過去の話を今するの? と言われそうですが、だってこの半年はまるで空白のようだったんだものーーー!!!今年の緊急事態宣言が4月7日。たぶんその前の週くらいにこのフリーペーパー63号が全国のNiceなヨガスタジオやNiceなヨガのお店に配布され…
今年は夏に3か月くらいかけて島崎藤村の「新生」を読んで、その後もしばらく考えをまとめられず、「新生」について他の作家が触れている3つの本を読みました。ひとつめは「太鼓たたいて笛ふいて」(井上ひさし著)、ふたつめは「或阿呆の一生」(芥川龍之介…
上田の旧北国街道をご存じですか? 今年の2月に行ったらあまりにも楽しかったので、10月にまた行ってきました。この道はわたしの好きな雰囲気がギュッと詰まっていて、お店もいちいち素敵。今日は北国街道を上田駅から南東方面へ歩いた日のことを書きます。…
上田駅から歩いていける笠原工業という会社の敷地内にあるレトロな建物を見てきました。受付でサイン・検温・アルコール消毒をすると、かつての会社の中を歩いてみることができます。 駅から歩いていくと、かわいらしい窓枠の建物が見えてきます。これが常田…
塩田平の寺巡りもこれが最後。真言宗のお寺です。 ここもまたすんばらしい美しさで、まだ10月なのにこの景色です。 どうなってるの?! この景色の背面に有名な薬師堂があります。 背面は この金剛力士像も文化財です。 阿弥陀堂形式という建造物だそうで、…
塩田平は全国「遊歩百選」の認定コースだそうで、上田駅の観光案内所で地図をもらってやってきました。前山寺周辺には見どころがありすぎて次回はこっち方向へ歩いてみよう、その次は…、と一度の遠足では足りません。 ここは、門から歩く道がなかなかの異空…
上田市の塩田平というところにある前山寺(ぜんざんじ)へ行ってきました。とてもザ行が多いのですが、これがまぁ素敵な場所でして!あとは写真を並べて置けばいいだろうというくらい、説明いらずの素敵な場所でした。下之郷駅から歩いて行ったのですが、ど…
秋です。きのこの季節ですね。 わたしは子供の頃はなめこ汁が大好きで、そこから成長するにつれてエノキ茸→舞茸→エリンギ→しめじorブナピーへと好みが移り変わっております。いちどエリンギへ行ってからしめじに戻るあたりが庶民でございましょ。ただわたし…
日本語は「純粋」や「素朴」という言葉が都会よりも田舎と結びつけられやすい。なぜだろう。純粋に華やかさに惹かれて都会へ出てチャラチャラすることもあるだろうし、素朴にムラムラして田舎の野道ですれ違った女性を襲うこともあるだろう。この小説は、わ…
今年は夏に3か月くらいかけて島崎藤村の「新生」を読んで、その後もしばらく考えをまとめられず、「新生」について言及されている芥川龍之介のこの本を読みました。これが遺作なのだそうです。日付のない日記のような感じで、数行で終わるトピックの連なりが…
別所温泉へ来るのは二度目なので、前回参拝していない場所へ入ってみました。ここ(別所神社)は常楽寺の近くにありすぎて、あまりに近すぎて気づきにくい。入ってみないとわからないすばらしい展望スポットがありました。 鳥居に本朝縁結大神(ほんちょうえ…
常楽寺へ行ってきました。ここは石造の多宝塔がみどころとされています。本堂も茅葺き屋根がこんもりボリューミィで、昔話の世界にタイムトリップした気分になれます。 もこっとした屋根とカーブ、玄関のカーブも最高! 人はなぜ金太郎の髪型のようなカーブ…
また別所温泉へ行ってきました。2月に行ってとても好きになった場所です。急に東京の民も他県へ出かけていいと言われ、あまりに急で、なにも考えられない。それならばまたあの場所へ! と、迷わず上田に宿をとりました。生島足島神社へ参拝のあと、また上田…
長野へ行ってきました。2月にはじめて上田へ行ったときに、ほかにも見たいと思うところがたくさんありまして。生島足島神社は上田駅と別所温泉の中間くらいにあり、上田電鉄・別所線の下之郷駅から歩いてすぐ。前回は別所温泉へ直行したのですが、この中間に…
島崎藤村の「破戒」を読んで以後、とても考えることが多くなりました。それだけ価値のある読書をしたと感じる小説でした。そしてあまり深く考えずに、これも有名な本ぽいぞと思って「新生」を読みました。これは別の意味で強烈でした。二冊読んでみて、まだ…
こんにちは。ヨガのうちこです。今日はお手紙のような感じで、わたしの予定・考えていることを書きます。いつもだいたいこの時期は関西のヨガクラスのお知らせをしていたので、このタイミングでいまのわたしの考えをお伝えします。 結論から書きますが、今年…
急に歯茎が腫れたので歯医者へ行ってきました。数か月前に定期検診へ行ったばかりだったので、この短期間に虫歯? とドキドキしながら。同時に顎の下も痛く熱を持っていたので、風邪の予兆のようにも感じました。もしかしてこれは(・・・妄想の調理タイムに…
先日、昭和45年に『諸君!』に掲載された「革命哲学としての陽明学」という三島由紀夫作の、講座の書き起こしのような文章を読みました。 三島由紀夫はものすごく昔の人に感じるけれど、それは自分が生まれた時にはこの世にいなかったからで、ご長寿ならまだ…
この物語は、当時としては非国民扱い待ったなしの発言をした女性作家・林芙美子が主人公の戯曲。 国防婦人会の集まりでこんなことを発言したと話題になるセリフから、その心がどっしり伝わってくる。 「一昨昨年から一昨年にかけての八ヶ月間、わたしは内閣…
同じ現代書館の「フロイト」がおもしろかったので「ユング」も読んでみましたが、フロイトが1980年に第一号として出版されたのに対し、こちらは65番目のタイトルで出版は1993年。外国語のものを翻訳したのではなく、はじめから日本人の著者によって書かれた…
物語にからくりがあって、先が気になってどんどん読まされる。独独のテンポでぐいぐい連れて行かれて、ゆっくり読みたいのにそうもいかない。あとで著者がもともと映画監督の人でこれが初めての小説だと知り納得しました。場面の移り変わりが、文字だけなの…
来年の手帳を買いました。少し前に買ったのは分厚い日記帳で、今日は日々持ち歩くほうの手帳なのでスケジュール帳のことです。今年は外出の用事が格段に減り、スケジュール帳よりも卓上カレンダーに書き込むくらいがちょうどよい。そんなこんなで生活の回し…
おもしろかったー! ひとり相撲とはこーゆーことよ! 元大酒飲みから飲まない人へ生まれ変わる、その意識のグラデーションを微細に実況してくれる稀有な本を読みました。 わりとあとのほうになってから「えええ、そんなにたくさん毎日30年も飲んでたの?」と…
少し前のことになるけれど、友人から「仕事でこんなことがあってさー」とダメージに唸っている様子で連絡があって、ちょうど練習から戻ってさてこれから一杯やるかというタイミングだったこともあり、つまみを用意してからビデオチャットをした。対話をする…
映画「危険なメソッド」を観る前に読んだ「秘密のシンメトリー」という本にあった手紙から、その誠実な人柄に興味が沸いてフロイトについての本を読みました。この本は古本屋で見つけて、数ページめくっただけでなんだか笑えて即買い。原作もイラストも外国…