うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣 小池弘人 著

ほとんどがメンタル面からのアプローチ。Q&A形式で語る構成なのですが、「とにかく理屈で説明してもらえないとダメな人」の相手をするという設定。 さも健康本かのように思わせつつ、中でこんなことを説くなんて! この先生、おもしろい! 頭の固いひと向け…

みちのくの仏像(東京国立博物館)

上野でやっている「みちのくの仏像」展へ行ってきました。 前回の「日本国宝展」も東京国立博物館(トーハク)でしたが、このあとにはコルカタ・インド博物館の仏さまがやってくる予定。今年はかなり早い段階で年間パスポートを消化できそうです。(去年は洋…

日野左衛門門前石枕。ほっこり顔すぎていろいろ妄想した(「五色園」愛知県日進市)

人間不信でアル中の日野左衛門が奥さんにDVモードなところに、親鸞さまが一夜の宿を求めてきて、そんとき邪険にしちゃったら夢の中で観音様に「さっきの人、神なんだけど」って言われてエーッ! みたいな話です。すごく要約しちゃいましたが詳細はこちら。 …

インド思想は「トレンド観」で学ぼう

わたしはヨーガ周辺の歴史を学びながら、よく妄想します。4〜5世紀頃のヒンドゥー・バラモンさんたちは仏教に対して「やべー。あいつら瞑想を開発してこんな細かいところまで観えてるうえに、現世にも寄り添ってる。やばいやばいやばい」って、焦っていたん…

ホセア、エレミヤ、パウロの思想(山本七平「聖書の常識」から)

いつかこの部分の感想を書こうと思って1年近く寝かせてしまいました。 読み返すたびに、思い浮かぶことが変わる。そのくらい、この3人の思想家の態度は日常に寄り添うものがある。 今日書くようなことは、神輿のように担がれたり踏み潰されたり利用されたり…

川越の名号でエア書道、エア三脚(「五色園」愛知県日進市)

弘法の筆といえば空海さまですが、親鸞さまにも書のエピソードがある。そんな場面に、なんと遭遇してしまいました。 空海さまには五本の筆を扱った(手足+口)というトンデモな逸話がありますが、 親鸞さまには、なんと エア書道 という、ものすごいエピソ…

認める情報、スルーする情報

わたしはなにかに賛同を求められる流れでも、「いいえ」と断わることが普通にあります。普通にあるなんていう言い方をしないといけないことのほうが問題なのですが。 今日は「嫌われる勇気」というような話ではありません。「流されない」とか「軸がある」と…

信行両座のサットサンガに参加してきた(「五色園」愛知県日進市)

おこられたり、おわびしたりしてすったもんだの愛知県観光記も、だんだんまともになってきました。今日はまともすぎて、自分で自分を褒めたい。そんなご報告です。 親鸞さんといえば、悪人正機説。わたしはこの考え方を知ったとき、自分を縛っているものが自…

「若返り血管」をつくる生き方 ふくらはぎを柔らかくすれば血管寿命は延びる 高沢謙二 著

血液にフォーカスした内容。水分量とナトリウム量のコントロールって、やっぱり重要なんですね。 ヨガをやるようになってから「体液」に意識が向くようになり、血液中の酸素量は気にするようになってきていましたが、ナトリウム量は感覚的によくわからなくて…

ハンドスタンドを、ロープと板を使ってやってみた

先日ロープを使ったぶらさがり顔マネ体験を紹介しましたが、これに板を加えるだけで、直立ハンドスタンドができてしまう。 やってみると、なるほど! 自力でバランスするときは、ここを意識するのだなというヒントがいっぱいでした。 太もものところに そん…

一郎さんへの容赦ないツッコミ・インド仕立て(夏目漱石「行人」読書会での演習より)

先日、夏目漱石「行人」読書会での演習のなかから「日常にあふれるマウントの回避技術を二郎さんから学ぶ」というトピックを紹介しましたが、今日はコイバナです。いや、コイバナになるかと思いきや、そっちに行かなかった。という話です(笑)。 この「行人…

トットの欠落帖 黒柳徹子 著

旅先で知り合った女性が読書感想ログであげていたのを見て読みました。 徹子さんはものすごいヨギなので、本日の敬称はヨギとなりますことご了承ください。 テレビで観る限りヴァータの象徴のような徹子ヨギ。文章も息継ぎが多いです。句読点が多く、慣れて…

声明念仏と弁円悔悟に参加しておわびしてきた(「五色園」愛知県日進市)

はあ。月見の宴ではふまじめな性分が顔を出してしまい、大失態。 名古屋でのはじめてのヨガクラスを終えていろいろ気がゆるんでいたとはいえ、人に注意されるほどのふまじめさというのは、小学生か! もうしわけない気持ちでトボトボと歩いていたら、 同じよ…

病気が逃げていく ふくらはぎ力 小池弘人・市野さおり 著

わたしにとってはライトな本でした。共著ものがいっぱい出ているのでしょう。 自宅でできるマッサージや簡単なストレッチは上半身からのアプローチもあって、全身と連動して温めていこう、というスタンス。 最近の個人練習の動きに取り入れている「体側を伸…

日常にあふれるマウントの回避技術を二郎さんから学ぶ(夏目漱石「行人」読書会での演習より)

夏目漱石読書会では5作品目になる「行人」の読書会をやりました。 この作品はヨーガ周辺の哲学を包括的に説明できる題材が多いのですが、雑談ベースのやりとりも楽しい。 一郎という人物のこじらせっぷりがメインディッシュになるのは想定していたのですが、…

トリコーナ・アーサナの過程を、ロープを使って観察してみた

どこのヨガ教室でもだいたいやる、定番中の定番トリコーナーサナ(三角のポーズ)。 おなかで上半身を支える力がつくまでの間は、どうしても身体を預けるほうの足を突っ張ろうとしたり、呼吸が止まってしまいますね。 身体を預けるほうの膝の裏(=ふくらは…

これからのメディアをつくる編集デザイン

10名の共著なので複数のポリシーが混在し「これからのメディア」というタイトルにはあまり合っていない内容と思えるものもありつつ、これも多様性。 そんななか、フィルムアート社の川崎昌平さんというかたの書かれている内容がとてもよく、あらためて認識す…

「ふくらはぎをもむ」と超健康になる 大谷由紀子 著 / 小池弘人 監修

目下掘り下げ中のふくらはぎ案件です。 この本はおもにゾーンセラピストの視点で書かれ、ミルキング・アクション(下半身の血液を心臓へ循環させる、筋肉で行う乳絞りのような作用)を怠惰にさせる要因として 特にふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋という筋肉は…

ふくらはぎをヨギックに研究中

まえにふくらはぎカルマ論というのを書いたら、マッサージの仕事をしている人とふくらはぎ談義になりました。 彼女が普段の仕事でさまざまな人の脚に触れるなか「うんともすんとも意志も反応もない脚の人が一定数いる」という話がとても興味深く、わたしの脚…

月見の宴に参加してきた(「五色園」愛知県日進市)

先月はちょこっと愛知県にいました。ヨガクラスを終えていそいそと、かねてより気になっていた場所で宴に参加してきました。 そこでは「月見の宴」というのが開催されていて、幼き二歳の親鸞さまと、親鸞さまのお父上・お母上が参加されています。そんな宴が…

もしも、Kがまっすぐにふられていたら(夏目漱石「こころ」読書会での演習より)

「山本七平の日本の歴史」を読んだら、また「こころ」熱が再燃してしまいました。 これは東京でも神戸でもやった演習。『夏目漱石作品をヨーガ心理学で読む会』では、参加者の vasana(仏教では「習気」「薫習」、ヨーガでは潜在記憶) と smrti(記憶されて…

パスチモッターナアーサナ(前屈)で、ずり落ちてみた

名古屋でロープウォール・ヨガというのをやってきました。そのときのハイジっぷりは、まえに体験談として書きました。 そのほかにも、このスタジオの先生に「おおお、こうくるか」と、おもしろいアプローチをたくさん教えてもらったのですが、まずは前屈。 …

半径5メートルの野望 はあちゅう 著

わたしはブスじゃないのにブスと言われる人が発生する仕組みに興味があります。「殺された美人OL」と反対の現象として興味があります。 はあちゅうさんは、ネットの中で前から有名な人でしたが、「ブスじゃないのにブスと言われやすい人」として気になってお…

ずうずうしいかどうかは、受け手次第

それが「ずうずうしい」かどうかは受け手の感情で決まるもののはずが、最近耳にする機会は「発信者ジャッジ」であったり「第三者ジャッジ」であったり。反転側転している機会をよく見かけます。 それをされて親しみと受け取るかどうか、この中間での「ゆれ」…