うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「ふくらはぎをもむ」と超健康になる 大谷由紀子 著 / 小池弘人 監修


目下掘り下げ中のふくらはぎ案件です。
この本はおもにゾーンセラピストの視点で書かれ、ミルキング・アクション(下半身の血液を心臓へ循環させる、筋肉で行う乳絞りのような作用)を怠惰にさせる要因として

 特にふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋という筋肉は、このミルキング・アクションの働きに重大な役割を果たしています。よく「足は第2の心臓」といわれていますが、厳密には、「第2の心臓はふくらはぎ」であるといえるでしょう。
(16ページより)

と。わたしはこれまで腓腹筋とヒラメ筋の形、重なり方、重心のかけ方、体の揺さぶり方を見ていたのだけど、心臓のはたらきとむくみの関係から紐解けば、そうだよなぁ。




呼吸の効果についても言及されています。

 だるさを解消するには、早めのケアが大切です。ふくらはぎを刺激することで、足りない気を補い、滞った気や血の流れを改善して老廃物をどんどん排出しましょう。(中略)また、足りない気は呼吸で補うことも重要です。ゆっくり吐いてゆっくり吸うことを意識し、深呼吸を積極的に取り入れてください。
(98ページより)



いつもだれかに依存したり、重度の優柔不断だったりと精神的に自立できていない人は、足の指に力がなく、フニャフニャしています。
 そういう人の心のうちを聞くと、根底にはだれかに支えてもらいたい、すがりたいという気持があります。
(112ページ)

後者のは、きのうの日記に書いたマッサージ師さんも言っていた。



ふくらはぎには、その人の性格や考え方の基本が表れます。この部分は、子どものころの感情的な体験や、それに基づく性格が反映します。
(中略)
思春期から大人になってからの状態は、太もも付近に表れます。太ももの状態は、左右共通です。過去の体験や感情が積み重ねられた場所なのです。たとえば、人間味に乏しくて打算的な人は、足首やふくらはぎの状態を見ると、なるほどそういう育てられ方をしたんだということがわかってきます。
(116ページ)

ここには親の影響について多く語られているのですが、わたしは「生れた以上は誰にでも親がいる。絶対的なブーメラン先として親の話をするのは簡単」という考えでいるので、こういう話は自分ではしません。でもまあ、これはすごくよくわかる。




最後のほうに(129ページ)に、パニック発作がおさまったという人による

振り返ってみると、私はいつも病院や医師に頼ってばかりでした。「なんとかしてほしい」と医師にすがり、自分の体なのに他人まかせにしていたのです。

というコメントが紹介されていました。
知人マッサージ師いわく「世の中には、驚くほどふくやはぎがフニャフニャの人がいるんですよ。いっけん頑固そうなおじさんでも」と言われてへぇと思って読んだのだけど、こういうことか。


わたしはどちらかというと逆の人(固いほうの人)が気になっていたけど、やわらかい方面のほうがたくさん書かれていました。