うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

プールナマダと明恵上人と田原坊


平和のマントラとして知られるプールナマダ(POORNAMADAH)を唱えていると、連想ゲームのように頭に浮かぶ句があります。このマントラは「足るを知る」という言葉をすぐに想起させる。 poorna「満ちる」の状態をあらわす言葉をベースに構成されていて、覚えやすいマントラです。

Youtubeにもたくさんあります。


説明も音の記述もわかりやすいサイトをみつけたので、そこから引用します。

AUM pUrNamadaH pUrNamida.n
pUrNAt.h pUrNamudachyate.
pUrNasya pUrNamAdAya
pUrNamevAvashiShyate..


もとは「ブリハッド・アーラニァカ・ウパニシャッド」にあるものだそうです。
意味を「ヨーガとからだの科学」から引用します。

目に見えないブラーフマン、あなたは完全で満たされています。
目に見える世界(われわれの住んでいる世の中)、これも完全で満たされています。
完全なブラーフマンによって創造されたこの世は、同じく完全なものです。
完全なブラーフマンから目に見える世界が創造されてから後も、ブラーフマンは変わらず、常に完全な存在であられます。

完全祭りです。



わたしは日本人ですから、「ついこんなにも繰り返したくなる心境」を連想するんです。
創造の神だとかその完全性だとか、そういうのよりも、この感じが湧き上がってくる。

 あかあかや あかあかあかや あかあかや
 あかあかあかや あかあかや月 (明恵上人



 松島や ああ松島や 松島や (狂歌師・田原坊)

わたしは、これらをどうしても連想してしまう。気持ちは共通なんです。「感嘆」している。
在るで、在るでぇ~と「感嘆」し、在っておくれ~と「願い」、在りますようにと「祈って」いる。
そんなふうに見えてくるのです。