うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

神経回路の無秩序がメンタルにどう影響するかの観察記録

ずっと書こう書こうと思いつつ、3ヶ月が過ぎてしまいました。

520日~29日までの間、毎日ホットフラッシュの観測記録をつけていました。

雑な走り書き。とにかく起こった時間とそのとき何をしていたかをメモしました。

 

ホットフラッシュは地震のように起こります。

外出中はスマホのメモに書いて、あとで紙の日記に転記しました。

「集計中」とか「少し前に数字つめられ不穏」なんてメモがあるのは、わたしの職種(データを分析・報告したりする)のせいで、日常的なことです。

めちゃくちゃ個人的なメモですが、このくらい雑でも観測してみるとわかることがあります。

 

 

なんでその時期に試したか

  • 夏になる前に
  • 慣れない手続きや催しのない時期だった
  • 大きな移動や決断のない時期だった
  • 同じ場所で安定した業務ができる時期だった

 

与件の少ない時期を狙って記録しました。

夏になると猛暑で熱中症っぽくなるかもしれないので、その前にやっておきたくて。

 

 

わかったこと1:少ない日で一日5回、多い日で11

各日の動きです

 520日(火):9回

 521日(水):6回

 522日(木):7回

 523日(金):5回

 524日(土):5回

 525日(日):6回

 526日(月):10

 527日(火): 5回

 528日(水):7回

 529日(木):11

 

 

わかったこと2:風呂上がり~睡眠への影響が続くとしんどくなる

風呂上がりはホットフラッシュとのコンボで、長く高体温が続きます。

睡眠は体温が下がっていくときに「とろ~ん」と来るものに「ふわ~っ」と乗っかっていくのがベストの自然秩序ですが、この「とろ~ん・ふわ~」が存在しなくなります。

この秩序の崩壊が毎日積み重なると生活全体に響いてしまうことがわかりました。

 

 

わかったこと3:寝起きのダメージ

朝起きるときの意識は、五感が外部情報を受け取ってそれを判断する脳が働く。というのが平常の順番です。

その秩序が崩壊するのが寝起きのホットフラッシュです。

体内の温度変化に “体内の知覚器官” が反応して「なんだなんだ」と混乱し、そこに外部への反応が “後から” 起こる。

なんか順番がおかしいのです。

 

内部&内部の反応のあとに、外部への反応が追いかけてくるので、無秩序な感じになります。(次の項目に続く)

 

 

わかったこと4:嫌な思考状態で起きる

寝起きのホットフラッシュは、外部の暑さではなく、体内温度がバーストして汗が出ます。

そこに、その体感の時にありがちな思考が後付けで起こります。記憶がくっついてくるような。

焦ってるとか失敗したとか、何かミスをした時のフラッシュバックみたいな感じです。

 

 

  汗をかいた汗をかいた時の過去の記憶・思考を紐づける

 

 

コケそうになった時の感覚とか、過ぎている締め切りを思い出した時とか。

こういう思考が、朝、起きぬけに起こります。

 

 

わかったこと5:食後はだいたい起こる

食事をすると体温が上がり、そこからギューンと体温がバーストします。

それが嫌で、量の多い食事をしたくない。だけど気分転換に何か食べたい。

このループに陥ります。

こういう状態になるので、規則正しさから遠ざかりやすくなります。

 

 

わかったこと6:ホットコーヒーを飲むとよく起こる

わたしは仕事のメリハリをコーヒーに助けてもらっています。

「この作業が終わったらコーヒーを飲むんだ」と、それを近い目標に設定したり、プレッシャーを感じる案件に対応した後に飲んだり。

毎回必ずではないけれど、半分くらいの比率で、コーヒーを飲んでいる最中にホットフラッシュが起こりました。

リラックスと引き換えに興奮がやってくる。究極のトレード・オフ現象です。

 

 

わかったこと7:ヨガの練習中は70分の間に2回くらい起こる

60分の練習だと一回のこともあるのだけど、2~3回起こることが多いです。

ジョギングで脂肪が燃焼し始めるのが開始20分からと言われますが、ホットフラッシュも同じことが言える気がします。

エアコンを効かせても全く関係なしで、おさまる時までおさまりません。

ヨガの練習中は他のことを手につけていないので、内部体温のバーストで思考が散漫になる様子がよくわかります。

 

 

結論:「焦り」の感情との掛け合わせに注意

日常は小さな決断の連続で、「あっちにすればよかったのか?!」という要件は何十個も何百個もあるもの。

それに体内温度のバーストのタイミングが重なると、漠然とした焦りの感情のようなものに変化していきます。

例えば何かの試験の結果を待つとか大きな買い物になる決断をするとか、そういう出来事と重なるときも、若い頃の乗り越え方とは違う精神のメカニズムになっています。

身体が、神経回路が、脳が、そうなっていることが、記録をしてみたらわかりました。

わたしはいちおう漢方を飲んでいるけれど、回数がすごい日はすごいので、やはり気休めだなと思っています。

記録をしてみることで、これ自体を減らそうと思うと日々の行動がつまらなくなっていく現実も見ています。食事のコントロールもかなり面倒だし、コーヒーをやめると別のことを探す脳が働き出すだろうし、どんどん日々の行動が縮小していく。

こういうものか〜、と思いながら、同年代・近い年代の人との雑談の機会を増やして、今しかできない話をしながら日々を過ごしています。

 

    *   *   *

 

<余談>

ずっとヨガをしてきた上で、こういうことを共有したいわたしのコンセプト

 

<お知らせ>

今月の満月オンラインヨガは8日(月)夜開催です。

 

 

わたしはここにいます。一緒に身体を動かしたくなったら、どなたでもどうぞ。

コントロールできる範囲を理解すると、心身のマッサージになります。