うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

図解雑学 般若心経

これは図書館で借りました。般若心経に書いてある意味は写経ドリルなどで読んではいたのですが、写経と読誦をはじめてから親近感が増しまして。般若心経にまつわるさまざまな雑学がギュッと詰まった一冊で、各フレーズの流れの解説もあります。
うちこは行きつけのお寺が真言宗のお寺なので、読誦のときに冒頭の「仏説」も口に出して言っていたのですが、ほかの宗派ではこの部分は言わないとか、「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」のところはマントラなので訳すこと自体が不可能であることなどなど、コラム感覚で読むかんじでした。

お話の流れついでに、いつか書こうと思っていたこのフレーズについて。以前感想を書いた「黎明」に中村元先生と三枝充悳氏の共著「バウッダ」からサンスクリット語の記載が引用されていたので、紹介します。
 「ガテー、ガテー、パーラガテー、パーラサムガテー、ボーディ、スヴァーハー」
スヴァーハーのところなんかは、ほかのヨガのマントラでの発音で身近に感じる人も多いのではないかと思います。
「よくやった!」という意味だそうです。

このほか、今回は面白かった情報を写真に残したので、いくつか紹介します。



仏陀の開いた仏教と龍樹、瑜伽行派密教の流れがわかりやすかった図。



東北で広まった、おもしろい絵般若心経。訛りが反映されていて、無意識界のシキがスキ。鋤のポーズの鋤になってる!



深沙大将(深沙神)が沙悟浄のモデルだというお話。


こんなふうに、仏教や玄奘三蔵にまつわる面白いお話がちょこちょこ読めます。通勤時にほどよい一冊でした。

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4 コンパクトな般若心経百科