うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ブキッ・ビンタンで最後の朝食(クアラルンプール)

最終日になんとなく一泊しに来たブキッ・ビンタン。カオスで楽しいブキッ・ビンタン。 この街楽しいなぁ、という気分がずっと最高潮で、最後の日も朝からしぶとく食いだおれ。 こういう感じは、ベトナムと似ている。わたしはどうやらこういう朝食の風景が好…

ブキッ・ビンタンで食事とマッサージ(Bukit Bintang・クアラルンプール)

マレーシアの最終日前日にクアラルンプールまで戻り、ここはとりあえず過ごして終わりくらいの気持ちでいたのですが、ヒンドゥー寺院へ行き、シャー・アラムへ行き、そうやって時間を潰して、やっと宿を探すのによい時間かなという昼下がり。ここでやっと、…

HOTEL AURA(クアラルンプール)

最後の夜は、クアラルンプールのブキッ・ビンタン駅にある「HOTEL AURA」という宿に泊まりました。 このあたりは安宿がたくさんあり、もう二晩くらい過ごしたかった。東京でいうと新宿歌舞伎町や池袋西口みたいな感じ。 わたしは人がひしめき合っている場所…

シャー・アラムという町で50分だけ観光した(SHAH ALAM)

クアラルンプールでちょっと郊外に泊まりたいと思って、シャー・アラムという町へ行ってみました。中心部のセントラル駅から電車で40分、4リンギット(114円)の距離。 行ってみたら思いのほかすこーんとしており、かなり戸惑いました。 着いたー! と思った…

アンパンマンたちの接遇がすごいという話が面白かった

週末にたまに、近所の子供と遊ぶ。親御さんから聞く話もたいへん興味深く、最近のヒットはこれ。 アンパンマン・ミュージアムで見られる「接遇」がすごいらしい。 うちこ:おっとそれは、リッツ・カールトン系の話? 親御氏:それ。あの人たちすごい うちこ…

倒立は大規模な人事異動のようなもの。膝下部門には引っ込んでてもらって!

先日ヨガのクラスでした説明がおもしろかったそうなので、テキスト化します。 その日はビジネスマンが多く時期も時期だったので、倒立のときに起こるフィジカルのパニック(=メンタルブロックでもある)のしくみを「人事異動」に喩えて話しました。 倒立は…

(哲学講義として読む)ギャーナ・ヨーガ ― 知識のヨーガ スワミ・ヴィヴェーカーナンダ 著

前に紹介した「ギャーナ・ヨーガ ― 知識のヨーガ」は講演録ですが、これはそのままインド哲学の総合的な講義録としても読める、たいへんすばらしい内容です。今日はその視点で紹介します。(写真は表紙をペロンと開いてすこしあとに出てくるお姿!) イギリ…

「みちば屋」の展示と「talo-K(タロケイ)」の生活雑貨(愛知県瀬戸市)

まえにペイントデッキ・シューズを作ってもらった「talo-K(タロケイ)」へまた行ってきました。 近くにもう一店舗作っているような情報を去年から見ていたのですが、入ってみたら素敵なギャラリーのような空間でした。お店から10メートルくらい離れた場所に…

ツチケンモモコラーゲン さくらももこ + 土屋賢二

今年のはじめに読んだ「ツンドラモンスーン」のあとがき文章が破壊的におもしろかった土屋賢二さん。いつか本を読みたいと思っていたときに、ふと目にとまり、「おっ」と思って読みました。おもしろかった〜。 この対談では、完全に土屋賢二さんは「ちびまる…

ちょっとふてくされた、置きっぱなしの熟成ワインのようだったわたし

先日、地方へ生ブログをやりに行ってきました。 初参加者リストの中に、かつて多くの時間をともに過ごした友人が結婚後に変わった苗字に身を包んで潜んでいました。 彼女は当日、ニヤニヤしながら現われました。彼女と会うのは20年ぶりくらいではないか。学…

きみは赤ちゃん 川上未映子 著

この本を読んではげまされない女性なんて、きっとひとりもいない。結婚・出産の経験に関係なく。ところどころ泣きながら爆笑しながら、イッキ読みしてしまった。目の奥の鈍痛がなかなか抜けない。 自身を「ネガティブ・ネイティブ」という作家さん。こんな人…

MySOUL8 マイソウル・エイト(名古屋・栄 / 久屋大通駅)

旅のあいだも、だれかのリードでほぐれたい。そんな気分でヨガクラスを受けてきました。 名古屋のめちゃくちゃ都会にあるMySOUL8というスタジオへ、シティ・ガール気分で行ってまいりました。 行ってみたらあらゆる面でゆきとどいており、スーツケースを持っ…

演歌よ今夜も有難う ─ 知られざるインディーズ演歌の世界 都築響一 著

わたしはたまに会うかつての仕事仲間に自分がやっていることを説明するときに、「演歌歌手がCDを手売りするような活動」という表現を使っているのですが、ふと本当にそういう活動をしている人のことが気になり、検索したら本があったので読んでみました。 も…

玄奘三蔵にビンタされて「顔をぶたないで!」と言いながら読む「大慈恩寺三蔵法師伝」

今日の画像は先日広島県・宮島で出会った、今回のテーマにぴったりの三蔵法師像です。こわーいよぉ〜。 先月から「玄奘三蔵 ― 西域・インド紀行」を再読していたのですが、この本にはたいへんおもしろいエピソードがあります。 おもしろエピソードまでのあら…

認識・推論してからのスルー

前にここで紹介した「スルーする技術」を「これはわたしに必要な本だ!」と思って読んだ人と話す機会が、ここ1か月の間に2回ありました。 ひとりは本を手に持って開きながら「ね、ね、うちこちゃんここ、わたしうなずいたわ〜」という感じで話しました。「あ…

ムカイ林檎店の「サンフジ」と「リンゴ酢の豆乳割り」(東京・大阪)

わたしはおおきな電卓や電子辞書のような「専用機」が好きなのですが、お店も「専門店」が好きです。 複合されると意識が散漫になるので、気になると専門店に行くようにしています。そんな流れで、リンゴです。 このお店を見つけたきっかけは、 りんごみたい…

すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 著

くるしくて、くせになる。二度読むとさらに深まる。 「君をみてるとね、ほんとうにいらいらするんだよ」 これは、主人公の冬子が、高校生のときに同級生から放たれる言葉。この直前の会話がとても印象に残る。 冬子は、傷つかないための基本作法として「ほん…

秘密と友情 春日武彦 / 穂村弘

] 春日武彦さんの本で息抜きをしたくて読んだのですが、ここ数年で読んだ対談本の中でダントツのおもしろさでした。設定されている14テーマがよいし、精神科医と歌人の組み合わせなのに、歌人のほうがロジカル。 このブログをはじめる前の2004年に、歌人・穂…

地方でやるクラスは、待ち合わせをして逢う感じが楽しい

中部・中国地方から帰ってきました。今回は名古屋の後に広島へ行きました。 地方へ行くと「ようこそ」とか「"やっと逢えたね" ですよー!」などと言っていただくのですが(ありがとうございます)、「また来て」のニュアンスは名古屋・広島の微妙な違いがお…

玄奘三蔵 ― 西域・インド紀行 慧立 / 彦そう(げんそう)著、長澤和俊 (翻訳)

ちょっと教典の歴史をおさらいすべく、再読しました。(げんそうの「そう」は、これを半角にしてくっつけて一文字にしたものです⇒「小宗」。りっしんべんに、宗) 初回に読んだときは、「うわ三蔵法師、めちゃくちゃマッチョじゃないか」と、勝手に日本で定…

ギーター・ウパデーシャ・ラーマーヤナ窟(バトゥ洞窟のとなり)

クアラルンプールから電車一本でいけるヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」の横にある、気づかないとスルーしてしまう見どころをご紹介します。 神々の逸話を教えるラーマーヤナの洞窟ってかんじの名前で、サブタイトルみたいなのに「自然の象徴」(Natural Li…

バトゥ洞窟(Batu Caves)ヒンドゥー寺院

クアラルンプールから電車一本でいけるヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ行ってきました。 この寺院の前が終点になっている電車があるので「Batu Caves行き」の電車はわかりやすいです。約30分で、運賃2.6リンギット(74円)。クアラルンプールからさくっ…

イポーからクアラルンプールへETS(高速電車)で移動

マレーの長距離移動で電車を使ったのはこの1度だけでしたが、あっというまにイポーからクアラルンプールへ着いてしまう高速電車(ETS)に乗りました。 日本でいうと「のぞみ」みたいな電車です。前日に買いに行ったらもう早朝の便しかチケットがなく、5時発…

ロティ・ティシュー(ROTI TISSUE)を食べ比べてきた

ロティ・ティシューというのは、ティッシュのようなロティで、ロティというのはガイドブックだとパンみたいな扱いですが、クレープのような「粉もん」です。インド料理レストランで初めて食べて感動し、以後インドレストランに入るたびに「ティシューはあり…

メルヘン須長さんの、オンザリッツ♪

ラジオで聴いた芸に衝撃を受け、さっそく新宿までナマで観にいってきました。 この声、モノマネでこんなにリアルに再現できるのか! わたしはモノマネ芸が好きで、よく聴きます。耳だけで聴くのが好きです。発声として掘ったり張ったりする声は比較的マネで…

ギャーナ・ヨーガ ― 知識のヨーガ スワミ・ヴィヴェーカーナンダ

年末にマレーシアのインドシティで「スワミ・ヴィヴェーカーナンダ・日めくりカレンダー」を見かけて、「うおぉ」と思いつつ買わずに帰ってきたのですが、帰国してからあの麗しいお顔の残像が離れず、本を読みました。 「カルマ・ヨーガ」と同じシリーズの本…

過去の自分と結婚する感じで

昨年からヨガクラスに来てくれていた女性が、地方で新しい生活を始めるというので、もう都会で会うのは最後かなと思ったときに話したこと。 はたらき盛りの年代は、とにかくいろいろある。そこでなにかを決めて変えるとき、それはそれなりの空虚感を感じるこ…