うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

地方でやるクラスは、待ち合わせをして逢う感じが楽しい


中部・中国地方から帰ってきました。今回は名古屋の後に広島へ行きました。
地方へ行くと「ようこそ」とか「"やっと逢えたね" ですよー!」などと言っていただくのですが(ありがとうございます)、「また来て」のニュアンスは名古屋・広島の微妙な違いがおもしろかった。



名古屋では、こんなやりとりが数回。
「また名古屋で参加したいので、来てください」
「名古屋のかたですか?」
「あ、わたしは、市内では、ないんですが」

そっか。ここは愛知って言わないといけなかった。愛知県にあること、すぐ忘れちゃう…。
近県からおいでいただけるかたや、ご親族ご友人に会いに来るついでに予定を入れてくださったかたもいて、まえに神戸に参加された三重県の人は「名古屋のほうが、近いんで!」と。同じ隣県でも岐阜駅は名古屋から20分ってのも、なんか変な感じがする。なんで岐阜はそんなに近いの。
こういう隣県同士で交通網を駆使する感覚って、縦長の新潟県から出てきたものにはさっぱりわからない。子供の頃から新幹線があって私鉄などはない地域だから、イベントとなったら県内以外は東京へ出てしまうので…(角栄病)。



いっぽう、広島は
来てくれた人の1/3は鳥取県島根県山口県などの他県のかた。でもみなさん「また広島に来てくださいね」とおっしゃる。
「広島まで来てくれたら、わたしも出てきますんで」という感じで、広島が待ち合わせ場所のような会話になるのがおもしろい。広島県内でも呉市の人は、「松山くらいまでなら、行きますよ」と。船で移動することも想定している感覚は、すごく新鮮。「中国地方、団結してるのね…。しかも四国ともつながってるのね」という印象を強く受けました。この感じは、関西とはまたひと味違う。佐渡の人が新潟に来る時は、こんな感じなのかな。



今回は広島市の地理を把握すべく、わたしも空き時間に路面電車のフリーパスでかなりの路線に乗って、船事情も把握してきました。
尾道と広島はもっと近いものだと思っていたのに調べたら遠くて、広島空港もけっこう遠くて、やっとスケール感がつかめました。新潟県を横に寝かせた感じなんですね。とにかく横に長い。
名古屋は碁盤の目なので、1時間くらいウロつくと感覚が蘇ります。でも今回初めて名鉄瀬戸線というのに乗って移動しようとして、いろいろ失敗しました。



広島では、


探偵事務所のようなビルでヨガクラスをやったせいか、





ホテルの近くにあった探偵事務所(もみじ探偵社)がさらに気になってしまった。





広島は、見下ろせば鯉。





路面電車も。




いっぽう。
これは名古屋のマンホール。



なんの虫かわからない!
(と思っていたら、「あめんぼ」であると教えていただきました)





名古屋は、喫茶店のCIデザインがいちいち気になりますわ。



わたしはアジア旅行でも交通網や運賃、ターミナルの利用度を見るのが好きなので、今回もいろいろわかって興味深かったです。
あと、広島の人は「じゃん」って使うんですね。名古屋の人は「じゃん」に「ね」をつけて「じゃんね」と言いますね。まろやか〜。
わたしも「じゃん」を日常的につい使ってしまうので、関西へ行くとすごく浮いた感じがするのですが、広島では常に耳ダンボで「おおっ。いまの人は、"じゃん" も "ぶち" も両方使った。ハイブリット!」などと言語脳が忙しく解析を続けていました。朝のラジオで福井謙二さんがやる達川光男さんのモノマネがインプットされすぎていましたが、若い人も本当にああいうイントネーションなのが妙にリアルでした。
昨年、名古屋の「味仙」というラーメン屋へ行ったときに「お店の人のしゃべりかたが、板東英二みたい」と言ったら、一緒にいた人に「そこで板東英二か」といわれたのですが、わたしの地方に対する予備知識は、このようにたいへん偏っております。
こんなわたくしですが、いつかあなたのお住まいの地域へ押し寄せた際には、ぜひ待ち合わせのように一緒に練習しましょう☆