ロティ・ティシューというのは、ティッシュのようなロティで、ロティというのはガイドブックだとパンみたいな扱いですが、クレープのような「粉もん」です。インド料理レストランで初めて食べて感動し、以後インドレストランに入るたびに「ティシューはありますか?」と訊ねて食べていました。
味がおいしいのはもちろんですが、まず形状に驚きました。見た目のティッシュ感がすごい。
食べていくうちに、2タイプの傾向が見えてきました。
(左)パリッと系。現地のティッシュ・ペーパーのようにカサカサな感じ。
(右)しっとり系。日本のティッシュっぽい。
肝心なのは、味の話ですよね。
味付けは、ザラメとギー(油)。この配分と塗布箇所(裏か表か)によって味わいが変わる。
わたしはギーの多いしっとり系が好きで、
表面にザラメ感が出るように塗布されたバランスだと、ワクワクします。
めちゃくちゃあっさりしたものも、ありました。
最後にクアラルンプールで食べたティシューの味付けには、大変感動しました。
わたしは旅の間じゅう、どうやって作っているのかが気になってしょうがなく、英語をあまり話さないインド人の人に聞いては、別の答えを導き出す空振りを繰り返しました。仕込みの種(生地の塊)を出して「これだよ」と教えてくれたりするのですが、「最後の作業」を知りたいとは、現地の人は思いもしないみたい。
最後に食べたお店で作業台の方向を目で尾行しつづけ、やっと捕まえることができました。
でけたっ☆
だいたいどこも3リンギットくらいで食べられます。おなかはいっぱいになりません。霞を食べてるって、こんな感じ?(ちがうよ)
この世にこんなにおいしく楽しい食べ物があるとは! と感動したので、マレーに行くことがある人は、ぜひとも召し上がってください。
インドレストランで、「ガチョーン」の手つきを前後ではなく下から上に向けて行いながら(つまみあげる感じ)、「ドゥ ユ ハブ ロティティシュ?」と聞けば通じます。