先日、わたしよりもうんと若いのに古い小説をたくさん読んでいる友人が、食事中におもしろい質問を投げかけてくれました。
わたしの部屋へ来ては「砂の女」や「音楽」などを置いていってくれる人で、いつもすてきな本を教えてくださる。
なのに、こういうことは知らないらしい。わたしのほうが新人類あつかい。(←死語!)
友 人:うちこさん、インフルエンサーって、知ってます?
うちこ:それ単語だよね。「影響を与える人」「影響力のある人」。英語の話じゃなくて?
友 人:インフルエンサーって、自分でいう人がいるのですが
うちこ:あーいま、そういう時代だよね。あなたの世代、多そうね…
きっかけとして友人から画面を見せられたのは、職業「旅人」みたいな人のInstagram。
「知人なのですが」という。「あなた、いろんなお友達がいるのねぇ」と答える。
ヤングの動向をこうやって解説付きで見せてもらえるのは、ありがたいわぁ。
そして
友 人:この文章は、なんなんですか
うちこ:昔のB'zの曲名みたいだわねぇ
それは感覚で使われるポエム的ハッシュタグ。固有名詞やカテゴリ名として成立しうる単語にこだわって#をつける「SEO脳おばちゃん」(=わたし)は、もはや化石であろう世界。
う〜む。
うちこ:かもめんたるのコント「路上詩人」の、ああいうのの、おしゃれ版では
友 人:なるほど!
かもめんたるのライブへ一緒に行く仲間なので、話が早く済んだ。