うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古代ギリシャ ―時空を超えた旅―(東京国立博物館)

古代ギリシャって、どんだけ古代なのかというほどに昔なのね…。紀元前6500年て! ヴェーダ時代が最近に感じてきて頭おかしくなるわ! というくらいの古代。 そして展示を見ると、なんでこんなに昔からおしゃれなものをつくるかね…という品が多数。これは予想…

文章教室 金井美恵子 著

よくありそうな日常を過ごす登場人物の頭の中をのぞいてみると、おのおのが見たい世界だけを見るべく、こんな妄想を脳内で編集をしているのだよね。ということが小説で読める。おもしろい。 いかに日々の思いつきが脳内の文章に支配されているのか、いかに「…

「見て見て〜」のあとが、「すごいね〜」ではない国で

お盆前後はいろいろなひとが帰国・帰省されますね。 わたしは先日、フランスから帰国中の友人と久しぶりにたっぷり話す機会がありました。たまにオンラインチャットで話していたのでそんな感じがしなかったけど、会うのは9年ぶり。知り合ってからは15年くら…

気持ちを脱ぎ捨てたり着替えたい人に、ヨガを。

だいぶ前のことですが、ヨガクラスに初参加した人から、姓でなく名で呼ばれたいというリクエストをもらいました。 わたしには「ヨガの練習をする時間くらいは、いろいろ脱ぎ捨てられる場にしたい」という思いがあります。 特に女性は参加するにあたって、仕…

Perennial Psychology of the Bhagavad Gita / Swami Rama(スワミ・ラマのバガヴァッド・ギーター解説)

これはインドで買って以来、参考書のようにたまに開く本です。いまはこれがキンドルで買えます。すばらしい。 スワミ・ラマの解説はかなりビジネスマン向きで、わたしはこのトーンが好きです。インドの聖典や教典を解説するスワミはたくさんいるなか、パラマ…

ソング・オブ・ラホール SONG OF LAHORE(映画)

予告編で聴いたテイク・ファイブのあまりのかっこよさに、観たい! と思って行ってきました。 こんなに時間があっという間に過ぎた映画は久しぶり。 「パキスタンは、テロリストの国じゃないんだ。音楽家もいるんだ」というセリフはどこに向けての言葉だろう…

ベトナム・ハノイ「Zenith Yoga Studio」「カマラ(Kamalam)」のなかの人と

先日、ベトナムのハノイでヨガクラスをやっているかたがギーター会に来てくださいました。 「カマラ」というかわいらしいヨガグッズも制作されている、日本人のナオミさん。彼女は以前しれっと銀座の稽古場にいらして、そのときはほとんど話をしなかったので…

Shiva Samhita (English Edition) Kindle版 Swami Vishnuswaroop 翻訳

ハタ・ヨーガとラージャ・ヨーガはともにあるという根幹はハタ・ヨーガ・プラディー・ピカーと同じなのだけど、そもそも「シヴァ・サンヒター」という書の名の通り、神との紐付け表現が多くなっています。でもラストは現実社会にも寄り添っていく。 序盤には…

モエレ沼公園 / イサム・ノグチ設計(北海道札幌市東区)

札幌の地下鉄東豊線「環状通東駅」からバスに乗って、モエレ沼公園へ行ってきました。 バスで約30分。途中でふと「近づいているのか?」と心配になり、スマホの地図を起動し安心して、門の前まで着きました。 着いたときはもうレンタサイクルが終了という時…

札幌の街はエネルギッシュでおしゃれで昭和! 気になった風景あれこれ(北海道・札幌)

ちょっと札幌へ行ってきました。札幌自体は3回目か4回目なのですが、仕事で行ってほかの人がいろいろ決めてくれることばかりだったので、なんせ記憶がない。自分で計画して行ったのは今回がはじめて。かなりデビュー感があります。 今回ははじめてヨガクラス…

その貪欲さ、いいね。ヨゴれを取りたい大人のチャクラーサナ

札幌でヨガクラスをしてきました。ドでかい会場で最後にまったりしていたら、 「もう一回だけ、あの感覚をどうしてもつかみたくて…」と、ヨゴれた大人のチャクラーサナのポイント確認をリクエストする人が。 いいね、自分のヨゴれを細かく見ようとしてる! …

cafe dropのホットサンドは絶品(鳥取駅)

鳥取で最後にちょこっと食事をしに入ったカフェがべらぼうによかったので紹介します。 このお店があるエリアは駅から歩いていける距離で、かわいらしいお店がちらほら。 こんな看板があります。 ここのホットサンドが、めちゃくちゃ美味しかったのです! チ…

千貫松島(せんがんまつしま・鳥取県岩美町)

浦富海岸クルージングのあとバスに乗って帰ろうと思ったら少し時間があったので、なんとなく海の方面へ歩き出したら楽しくなってしまいました。そこでバスは一本見送ることにして、千貫松島(せんがんまつしま)という場所まで歩くことにしました。 イカ釣漁…

浦富海岸・島めぐり遊覧船(鳥取県岩美町)

鳥取は行ってみたい場所がたくさんあったのですが、船に乗りたかったので「浦富海岸・島めぐり遊覧船」という王道のコースに参加してみました。 この日は平日だったので、町も海もすいていました。 ローカルバスに乗り 島めぐり遊覧船のりば前、というそのま…

爪 V.S. 肉芽対決ふたたび。ドライとウェットの攻防戦

20年以上ぶりにやってしまった爪のケガが、やっと治ってきました。むかしスパイクを履いて踏み込む運動が多かった高校時代に足の親指が巻き詰め状態になり、こわ〜い治療(当時のイメージ)をしたのですが、今回は手の親指です。皮膚科に通っています。 わた…

女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。 ジェーン・スー 著

Kindle版が出ていたのでさっそく買って読みました。この本は雑誌の連載がベースのようですが、言い回しがとにかくおもしろい! 共感するというよりも、同世代でもぜんぜん心身の老化・老成のしかたが違うのだなというところが印象に残りました。わたしは胃の…

怖い浮世絵(太田記念美術館 / 東京・原宿)

ラフォーレ原宿の裏にある太田記念美術館の浮世絵展「怖い浮世絵」を観てきました。 国立公文書館の地獄展示でポスターを見かけ、そのまま原宿へ移動しました。 葛飾北斎、歌川国芳など豪華な絵師のおどろおどろしい怪談絵が展示されています。 カラフルな色…

「ひとり相撲」を練習のようにやる(夏目漱石「三四郎」読書会での演習より)

初夏に関西で久しぶりに夏目漱石読書会をやりました。「三四郎」はわたしとしては初めてではないのですが、これは読めば読むほど名作。 2年ぶりだったので、かなりじっくり読み直して講座に臨みました。参加者のみなさんが事前に提出してくださった宿題で「…

ようこそ地獄、たのしい地獄(国立公文書館・東京)

そのうち行けるのになにも今から急いで行かなくても、と言われそうな「ようこそ地獄、たのしい地獄」展へ行ってきました。 よく走る皇居のすぐ横、駅でいうと竹橋駅の近くにある国立公文書館で開催されています。 行ってみたらこれがなかなか素晴らしい内容…

かわいそうだね? 綿矢りさ 著

シンプルなたったひとつのことを考えるために、文字だけでこんなコントのような世界に連れて行ってくれるなんて。 マンガを読むようにページをめくる手は止まらないのだけど、頭の中の音読で鳴り響くリズムはひとつもタイミングがズレずに、読者の脳を主人公…

白兎海岸(はくとかいがん・鳥取市)

白兎海岸は日本で初めてのラブストーリーの発祥地「白兎」として、2010年には「恋人の聖地」として認定されました。と鳥取県観光案内のウェブサイトにあります。こういう認定者の記載がない情報って…。考えないことにする。 バスを降りて、わーい海だと思っ…

白兎神社・大兎大明神(はくとじんじゃ・鳥取県)

鳥取駅からバスに乗って、因幡の白兎の伝説の場所へ行って来ました。 この白兎、皮を剥がれたあとは恋のキューピットのような扱いに無理やりしている感がありますが、わたしは剥がされるまでのエピソードが異様に印象に残っており、キューピットにあやかって…

ヒンディー語のかたち 小磯千尋 著

ヒンディー語の街の看板などを使ってヒンディー語の綴りや音を説明している本。 いきなりはわからないだろうけど、ちょっとナーガリー文字のわかる人には楽しく読めそう。 ヒンディー語は「音」が多いのをナガーリー文字だけでやり、しかも英単語もナガーリ…

発光地帯 川上未映子 著

ちょっとヤンキーっぽいというか大人なのにやんちゃ? というような人を見かけたときに思うことを書いていた「きっと彼らは誰かの息子」がいい。「彼らも」でないところがいい。 別のトピックにある「個人的な溜飲をさげた。」という書き方なども、ちょっと…

鳥取駅周辺は昭和書体の宝庫だった

はじめての鳥取旅行。米子と境港と八束と美保関を弾丸で観光した後、売れっ子の部長は京都に戻り、わたしは暇なのでもう少しこの県に居座ることにしました。 軽い気持ちでいま関西にお住まいの練習仲間Yさんに「鳥取に行くのだけど」と声をかけてみたら合流…

皆生温泉(かいけおんせん・鳥取県米子市)

せっかく米子まで来たのだから、ちょっと温泉のほうまで行く? と、駅からバスに乗って行って来ました。バスで20分くらいだったかな。 この日は雨が降ったりやんだりしていたのですが、バスを降りたら大雨が降ってきました。 でもバス停の前に フリー足湯「…

境港駅は完全に妖怪に乗っ取られていた(鳥取県・境港市)

米子へ戻る前に少し境港を散策したのですが、なんだか人間であることが申し訳ないほどの妖怪比重。 ATMでも、妖怪に暗証番号を教えないようにとの注意書きが。 徹底してるなぁもぅ。 このトイレは、人間も使っていいのでしょうか? 何ヶ国語も話す一反木綿。…

ジョージ・ハリスンとバガヴァッド・ギーターと「I Me Mine」

まえに「ジョージ・ハリスンのアイ・ミー・マイン(I Me Mine)」というのを書いたのですが、この曲名をWikipediaで見ると、 歌詞の内容は「いつもいつも僕が、僕が、僕が」と主張する人間のエゴを痛烈に皮肉ったもので、ジョージ自身は『バガヴァッド・ギー…

神宮スタジアムナイトヨガ(東京)

いつもは野球の応援で行く神宮スタジアムでヨガイベントがあるというので、行ってきました。 試合のない日に行われ、毎回先生が変わるのですが、わたしが参加したのは chama先生の回。TYG表参道のお店で姿をお見かけしたことはあるけれど、ヨガのクラスを受…