うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ソング・オブ・ラホール SONG OF LAHORE(映画)


予告編で聴いたテイク・ファイブのあまりのかっこよさに、観たい! と思って行ってきました。
こんなに時間があっという間に過ぎた映画は久しぶり。
パキスタンは、テロリストの国じゃないんだ。音楽家もいるんだ」というセリフはどこに向けての言葉だろう。練習や楽器を作っているシーンに引き込まれる。
ものすごい集中力を投下する土台になる修練ぷりと明るさがあまりにも魅力的な人々。おじさんとおじいさんたち。
組織形態も興味深い。スタジオ・オーナー、指揮者(親子で引き継がれてる)、演奏者(親子で引き継がれてる)が登場し、世襲制で職能をつないでいく生きかたも見せてくれる。男ばかりの世襲世界。




 svadharma(スヴァダルマ)とsvakarrma(スヴァカルマ)




これをすごくリアルに見せてくれる映画でもある。(語についてはこちらを参照
引き継がれてきた職を天職として生きてきた人が、「需要がなくなった」という現代的なあまりにもリアルな問題に直面し、



 ジャズをやる



と、切りかえてからのスピード感がすごい。磨き上げた技術を共通言語に構造の理解からいきなりはじまる。この「やるか!」となったときに話をしているメンバーの顔つきが、めちゃくちゃかっこいい。
継続して練習してきた人のかっこよさを見ると、生きていくモチベーションが上がります。



▼東京で公開のあと、順次全国へ。だそうです