うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ようこそ地獄、たのしい地獄(国立公文書館・東京)


そのうち行けるのになにも今から急いで行かなくても、と言われそうな「ようこそ地獄、たのしい地獄」展へ行ってきました。
よく走る皇居のすぐ横、駅でいうと竹橋駅の近くにある国立公文書館で開催されています。
行ってみたらこれがなかなか素晴らしい内容で、「紫式部はうそつきだからあんな物語が書けたのだ。彼女は地獄へ行ったよ」という説が信じられていた頃の話や、仏教とは違って道教では地獄ではたらく役が任期制だとか、富山県立山町越中館山)では、昔ここで温泉がぐつぐつ湧いているのを見た人が地獄だと思ったとか、知ってどうするのだという楽しい知識をたくさん得られます。構成おもしろすぎ。センスあるなぁ。
霊界ドンズバの「日本霊異記」や空海さんの「三教指帰」のほか、地獄に関する話が出てくる書がたくさん紹介されていました。なかでも「沙石集」に興味がわきました。
展示が全般


 地獄、行きたいでしょ? 行きたいよね、ねっ♪


みたいな感じなのがおもしろい。
顔出し看板もやって、気分が乗ってきたので



外にあったトリックアートでも遊びました。





友人が撮ってくれました。
画面を見せてもらったらディレクション魂に火が点いて、「わたしも撮りたい!」ってなっちゃった。





友人のボディのあらゆる角度に指示を出しまくり…
いつだって、まじめにふまじめさを追求したいわたしであります。
一緒に行動してくれる人には、いつも感謝であります。





これなら子どもも怖がらないと思うのだけど、色欲で地獄に堕ちてる事例が多めなので、漢字のコンテンツはややオトナ向け。子どもの視点のところには、ひらがな中心の子ども向けの説明があります。これがまたおもしろい!
この展示、なかなか粋です。



▼8月27日(土)までですって
ようこそ地獄、たのしい地獄(国立公文書館)




★おまけ★
ここは皇居のすぐ横にあります。東京を観光する人は、ここといっしょに皇居のお庭を観光できますよ!
入り口は竹橋から二重橋方面へ(坂を下る方向へ)すこし歩くとあります。
わたしも実はこの日、初めて入ったのですが(いつもは外周をぐるぐる走るだけ)


ずんずん入っていくと、大きな庭園がひろがっています。




日本語で話しているのは、わたしたちだけでは? と思うほどの外国人比率。馬術の博物展示のようなものもやっていました。皇居でありつつ、旧江戸城でもあるというのはよく考えるとコンテンツ過剰、というくらいの場所なんですよね。
ランナーは桜田門を通るので、江戸城の印象のほうが強いのではないかな…。