うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

閉経のリアル/Yogic Way で粗大体と微細体を観察する

今日の話は、そもそも自分には関係ないと思うかたは、スルーするか、いつか必要になったときに読んでください。

 

まだ先のことだけど、あるいは全く関係ないけれど、気持ち的にわたしの考えを知りたいという理由でなら、じっくりスクロール大歓迎です。

どうぞお読みください。

 

なぜこれについて書くかは、以下の本の感想に書いた通りです。

 

 

わたしはいつかヨガを続けながら更年期を迎える年齢になったら、その体感を書こうと思ってきました。

昔の女性が更年期とヨガを語る文章を読んでも、「ヨガのおかげで」「自律神経が整って」「ポジティブに」・・・など抽象的な表現で個別性が見えてこず、具体的になったかと思ったら急に重い自己開示があったりして、いまひとつピンとこないと思ってきました。

 

 

幸か不幸か、2023年の中年ビジネスパーソンは、脳内分泌物質との付き合い方すら「男女平等」でアンガー・マネジメントのなかに包含される時代を生きています。

これはほんとうに、幸か不幸か。これを「幸」に持って行きたくて書いています。

 

 

今日のトピックは以下です

  • 閉経したっぽい
  • 通院は一年前から
  • Yogic Way で粗大体と微細体を観察
  • 発汗で起きるのが毎朝になり、桂枝茯苓丸にスイッチした
  • 運動は晴天・雨天で別メニュー
  • 頭はまた戻るから大丈夫らしい
  • いまは食後に頭痛がきたら頭痛薬を飲んじゃう
  • 右脳を泳がせている
  • 女性の脳のプログラムを感じる
  • ラソン大会のように距離が把握できると走りやすい

書いたら長くなってしまったので、今日のトピックを書いた意図を音声でもアップしました。長い文章を読むのが苦手な方は、こちらをどうぞ。(→note音声日記

 

 

閉経したっぽい

先日、これがわかるきっかけがありました。

検査をしたら、子宮筋腫が小さくなりました。あの勢いはどうした!? ってくらいに。

それまでボコボコ着実に育って、切ることを勧められてきたので、この展開に驚いています。

 

正式には月経がなくなって一年経たないと閉経確定フラグは立たないのですが、かなりの確度と思っています。

もう少しで50代に入るので、平均よりちょっと早いくらいでしょうか。出産経験がないぶん月経を多くこなしているので、平均ど真ん中くらいかもしれません。

 

 

通院は一年前から

婦人科のクリニックに通い始めて、約1年です。

そのさらに1年前から、わかりやすい発汗のはじまりがありました。

最初はびっくりして「発熱だっ! コロナか・・・」と心配し、別の想像をしました。

ここ一年は2〜3ヶ月に1度のペースでクリニックへ行き、検査は半年に1回。発汗のパターンもペースも自分なりにつかめてきたところです。

 

 

Yogic Way で粗大体と微細体を観察

ヨガの考え方で、粗大体は肉体、微細体は精神。

粗大体のほうは血液検査や超音波検査でわかるけれど、微細体のほうは内観とコミュニケーションで測っていくしかありません。

内観とコミュニケーションというのは、以下はわたしの直近の例ですが

 

16時を過ぎると複雑な仕事ができなくなっちゃって・・・」

 

「あー。それわたしもあったなぁ」(看護師さん)

 

「勤務時間前でも朝早くやっちゃうようにして・・・」

 

「うんうん」(医師&看護師さん)

 

というような、自分の感覚と対策を確認し合うようなことです。

合いの手があれば、それでいい。

わたしの通っているクリニックの先生は男性で看護師さんは女性。大助花子さんに会いにいくような感覚で通っています。

 

 

早朝覚醒・発汗で起きるのが毎朝になり、桂枝茯苓丸にスイッチした

現在は、ほぼ毎朝4時前後に発汗で目覚めます。

トイレへ行って水を飲んで二度寝して、5時過ぎに起きます。

二度寝をするのはなんとか睡眠量を確保するため。このペースになってから夜は22時過ぎに寝ています。

夏の頃はエアコンの冷えをきっかけに「当帰芍薬散」を処方されていたのですが、また「桂枝茯苓丸」に戻りました。

わたしはこの変化が最も興味深いと思っており、脳の松果体(しょうかたい)の機能を存分に感じ・観察できるのが、人生に一度、この更年期の時期じゃないかと思っています。

 

 

運動は晴天・雨天で別メニュー

早朝覚醒が毎日になってから、睡眠と脳の処理を軸に生活を組み立てています。

晴れた日の平日は、ラジオ体操10分+太極拳20分+家ヨガ15分(往復で40分弱歩きます)。

雨の日は朝の家ヨガ30分くらいして、エンジンがかかったらすぐ仕事を始めます。

薄暗い日は集中力が落ちる時間が早いので、そうしています。

 

ヨガは夜にしています。平日は週に3回、スタジオへ行って1時間のクラスに参加しています。

朝にしっかりアシュタンガのプライマリー(ハーフのちょっと先まで)を他の人と一緒にやるのは、いまは週に2日です。

 

夕方から脳の処理が超低空飛行に入るので、仕事は難易度の高いものを午前に寄せています。

ヨガは眠りの質のために、太極拳は早朝の日光を目に入れるためにやっています。

松果体のはたらきを習慣で補うようにしています。

 

 

頭はまた戻るから大丈夫らしい

わたしの仕事はデータを読む際に頭の冷静さが必要です。

近頃「あ、頭が・・・固まってる?」という瞬間がわかりやすく、この状態からさらに更年期のピークが来るのだとしたら、どーなっちゃうの・・・と思っていました。

 

ですが、相談をした精神科の医師のかたも、その時期に大変そうだった母も、「頭のほうはまた戻るから大丈夫」とおっしゃるので、信じて待つことにしました。

そんな折、先日の婦人科の検査で「筋腫が小さくなり、どうやら本格的な更年期に入ったようです」と言われ、ゴールポストが見えない不穏さから解放されました。

 

 

いまは食後に頭痛がきたら頭痛薬を飲んじゃう

白い粉もん問題」は、よりクリティカルになっています。ほんの数時間ですが、ときどき、腰痛とドッキングしてきます。玄米でもそれが起こるので苦戦中。

漢方以外の薬は飲まずにやってきたのですが、いまは「本格的な時期に入ってるから!」ということにして、頭痛がひどいときは頭痛薬を飲むことにしています。

特にパスタがやばく、食べて1時間くらいで「うわ、やっちゃった・・・」となるのだけど好調の日もあるので、なんかダイブしちゃうんですよね(するなよ)。

 

 

右脳を泳がせている

少し前から、複雑に体系立てられた本や、資料っぽい本が読めなくなっています。

最後に読めたのが徳富蘇峰の本だったので時期を確認したら、去年の夏でした。

小説のようにストーリーがあるものや現代文のものは読めるので、これからは名作を楽しんでいきたいと思っています。これまでいろんな人から相談された「本が読めなくなった」というのは、こういう現象なのかなと思うようになりました。

 

いっぽうで右脳的な感覚は豊かになっている気がしており、昔のスタイリッシュな映画が以前の何倍も楽しく感じられます(参考)。小津監督の映画をほとんど観てしまい、その後は増村保造監督の映画を観ていました。

 

 

女性の脳のプログラムを感じる

女性の脳はこういうふうにプログラムされているのかー、と、つくづく感じます。

これを男性の脳で設計された社会の中に武装なしで晒すって、なかなか危険な橋の渡り方なのだけど、これが究明されたり社会知識として共有されるまでにはまだまだ年数がかかりそう。

いまは「超複雑処理ができる機能の保証期間を過ぎても、基本機能はありますので」ってことなんだなと、やっと自分の身体のこととして理解できるようになりました。

 

そして、脳内分泌物の増減と比較したら「筋肉は裏切らない」というのも真実。

 

 

ラソン大会のように距離が把握できると走りやすい

ラソン大会は、ここで何キロ地点通過、というのが示されます。

今回のわたしのようにハーフまできたと思えると、最終的にゴールが合わなかったとしても、腕を振りながら足を前に進めることができます。

 

わたしは数年前から、会うたびに「お年頃」と言いながらユーモアを織り交ぜずにネガティブな話をする同世代の人と付き合いにくくなってしまいました。その境界がどこにあるかと言ったら、気持ち的に腕を振っているかどうか。

「なんとか腕は振ってるんだけど、どーゆーわけか足が前に出ないのよねぇ〜」という人とは前向きに話ができるのだけど、「もう腕を振ることもしたくないのよ!」という人とは話しずらくて。

 

 

  *   *   *

 

 

今日伝えたかったことは、45歳を過ぎて2ヶ月生理があいたら、近くの婦人科へ行くのがたいへんおすすめ、ということ。

わたしはそれまで10年間、健康診断すら受けておらず、歯科と眼科と皮膚科しか行きませんでした。だけどこの時期の婦人科は別。脳外科の代わりに行きました。

 

頭のために、生活を回すために行きました。

阿佐ヶ谷姉妹みたいにすぐそこに同世代の話せる仲間がいる生活をしているわけではないのでね。身近に話せる人がいつもいるわけではない現実を認めて行きました。

 

 

ネットで調べているとアルゴリズムが悪魔的で、検索結果も広告もそっちへ寄せられて更年期エコーチェンバー状態になります。わたしはこれがよくないと思っています。

検索キーワードや見たページをきっかけに「あなたはいま暗黒期のおばさんなんですよ」という洗脳が繰り返し行われ、ダークサイドでシスが待ち構えてる。

でも大丈夫。婦人科へ行けばマスター・ヨーダがいます。

 

 

今日はわたしのケースを書きました。

ある程度のことはあるとしても、楽しいはずの時間の構成比を大きく食われることがないようにしたい、というのがわたしの考えです。

あの検査の棒を「子宮探偵」と名付けて時期の不確定さを埋めてしまうほうが、わたしの場合はイージーゴーイング

ネットの世界よりもリアルの世界のほうが10倍やさしい。

つくづくそう思っています。ネットの洗脳に気をつけてね。