うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

わたしがアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガにハマる10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

今月はじめて「はてなブログテーマ」に乗ってみたのですが、こんなことでもなければ文章化しようと思わなかったことを書くきっかけになり、楽しんでいます。いろんなことを10個リストアップする企画です。

先に二つ書きました。

好きな小説家10選(日本の作家)

好きな小説家10選(海外の作家)

 

そんなこんなで今日は、いろんなヨガの練習方法がある中のひとつ、アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガについて書きます。

わたしは2008年の秋に TIPNESS×アディダスのイベントのようなクラスではじめてアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガを知り、このヨガが好きになってその後インドへ行きました。日本を出発する前にメールを送ってみたらすぐに返事をくれた北インドの先生から教わって、さらに楽しくなって以後も続けています。

 

ヨガ自体はその前から別のシークエンス(練習の組み合わせ)のものをやっていたのですが、アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガもずっと好きです。

ヨガは長く続けていくと、ハマるというよりも「やめるとなんとなく生活が雑になる」という感じで、趣味ともちょっと違っています。なのでハマっているというほどの熱量ではないのですが、今日はこのヨガの好きなところをリストアップして書きます。

 

1. 定食のような構成だから

お新香と小鉢をとって、メインの皿をとって、ご飯とお味噌汁を盆に乗せて、席へ……みたいないつもの進行が好きです。わたしは学食や社員食堂、讃岐うどんの店が好きなので、型と進行が決まった半セルフっぽいものがヨガに限らず好きなのかもしれません。

 

 

2. 手の力も使うから

足は移動で鍛えられるけど、手の力ってあまり日常で使わないんですよね。今はほとんどリュックで重いものを手で持たなくなっているので、手指や腕が鍛えられるところが好きです。

 

 

3. ハーフ・プライマリーでも十分な運動量だから

プライマリー・シリーズという、初級メニューのハーフ(半分)だけでも、わたしにとっては十分な運動量です。全身の筋力を維持するのに十分な内容がワンパッケージになっているのはとてもありがたいです。

 

 

4. お尻の穴・下腹部を閉めるから

更年期といわれる年齢になって、骨盤底筋やさらに奥の筋力の必要性を意識するようになり、あらためてアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガはいいなと思い始めています。

 

 

5. かかとで腸を押すから

かかとを脚の付け根において、前屈して上体で押すポーズがいくつかあるところが好きです。お腹に残留物が溜まらないように、身体がこの練習に合わせて変わっていく感じがします。もともと便秘症だったのが年々解消されました。

 

 

6. 呼吸がダイナミックに出入りするから

出だしの太陽礼拝の気持ちよさは、ズバリここにあると思っています。その後も、ぐわーっと吸ったり吐いたりしないと手指と足指が繋げないとか、そういう仕組みが呼吸を吐く量を増加させる(=吸う息も増加する)。うまいことできてるなぁと思う瞬間がたくさんあります。

 

 

7. ちょっとハイになれるから

ジョギングで30分を経過したあたりからの感覚と似たような身体・頭の軽さを、このヨガでも感じることができます。

 

 

8. マントラを唱えるから

「いただきます」と声を出して手を合わせてから食事を始めるような、そういう感じが好きです。

 

 

9. 倒立をするから

頭がスッキリします。思考を止めることができます。力まずに全身に広く意識を配分し続ける時間が、脳を休ませる切り替えスイッチになります。

 

 

10. キープのつらい状態で笑顔を強いられるから

わたしがこのヨガにハマるきっかけを作ってくれた先生が「SMILE!」とよくおっしゃる人で、やぶれかぶれな瞬間の楽しさは、他に喩えようがありません。やっているうちに、できる・できないの思考が滅ぼされていく。
いま脚がほとんど上がっていないけど、気持ち的には途中だと言い訳したいけど、とりあえず笑うのだ! と、いらないこだわりを手放す瞬間が好きです。

 

 

アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガは、上達すると鳥や魚や両生類のような動きに見えて、生き物の動きとしてとても魅力的です。

「ヨガはアクロバティックな動きをするものではない。本来ヨガとはヨーガといって云々……」みたいなことを言いたい人に嫌われがちなヨガですが、わたし自身はそういうところ(複雑な感情を刺激する)も含めて、おもしろいなーと思っています。心のトレーニングも兼ねている。

優美な動きをする人を見て「素敵だな」と思って真似して練習していくうちに、身体を通して変わっていくものがある。この要素は、はじめの太陽礼拝だけでも十分に味わえます。

 

健康面では、これはわたしの言いかたですが「ヌメらかに」動けるようになるところが、とてもいいと思っています。わたしは手首や足の甲が硬くなると鼻や喉が詰まるので、このヨガが「浄化」のメニューであることがよくわかります。

足首や足の甲がヌメヌメ〜っと動かせると、粘液の通り道が滑らかになる。なので自分で感じる効用も含めて「ヌメらかに」と言いたくなる。そんな動きがたくさんあります。

 

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これは最後のほうの、楽しい瞬間のひとつです。

これを読んで、やってみたいな!と思ったかたは、近所に練習できる場所がないか、「地名+アシュタンガ」で探してみてください。けっこう見つかるものですよ。

やる人はひっそり、しれっとやっている。そういうタイプのヨガです。

 

 

▼今日はこのブログ周年祭のテーマに乗って書いてみました

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