うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

エア生理・エア月経のときに、頭痛薬を通常の半分の量でマイルドに服用しています

まずどこから説明いたしましょうか。

「エア生理」「エア月経」というのは、血液はもう出ないけれど、血液が出ていた頃と同じ痛みがある時のことをいう、個人的な造語です。

「あ、これ、エア生理だ」って思うんです。

 

閉経前後の10年間の、更年期といわれる時期の中間から後半に向かう時期を経験をされたことのある方は、あーはいはい、あれね。となったりするでしょうか。

 

よく「気圧かしら。頭が痛い」と言う人がいるときに自分の状態を観察して比較をして気がついたのですが、わたしの身体計測機では主要な徴候の出かたに棲み分けがあります。

 

  • 気圧の影響:ふくらはぎ、下半身全体
  • 血糖値スパイク:骨盤中心部と、臀筋あたり。脚はそんなに関係ない
  • エア生理:頭部・奥歯の噛み締め

 

で、エア生理のときには頭痛薬(EVEとかバファリンとか)を通常の服用量の半分(なので、食後に一粒)を飲んでいます。月にほんの一日か二日のことなのでね。

 

 

更年期序盤から前半までの観察が効いてきた

このブログの「更年期」カテゴリをお読みいただけるとわかる通り、ずっと身体内で起こることを観察しています。

これには、これまでの人生で自分の心身の変化をポジティブに捉えて来なかったな、という反省みたいなのがあるんです。

 

思春期は受験や自立のことで頭がいっぱいで、出産に適する年齢の頃には社会の中でサバイブしているうちに時が過ぎて行きました。

なのでせめて更年期くらいは、自分の身体内部の視点をもっと発動させてみようと思って。

 

 

   気圧・血糖値・エア生理

 

 

これらは見分けのつきにくいものですが、注意深く意識すると観察眼が育まれます。

 

 

婦人科診療の現実

婦人科に2ヶ月に一度のペースで通っています。

半年か1年前くらいでしょうか。内容や価格の説明がないまま、大塚製薬のサプリを「ま、お試しで飲んでみて。一日一粒だから」と、診療費と抱き合わせにされたことがありました。曖昧なものと上手につきあう、ふわっとした世界の中にある商業的な側面です。

診療費と一緒に、4000円ほどの別項目が乗った請求書をカウンターで発行され、いつものお支払いの流れに乗っていました。急に手持ちの現金が足りなくなり、その日はATMに寄ったりで忙しくなりました。

以来そのサプリの広告記事を見ると、更年期女性のえいやっという瞬間を狙った手法に見えてしまい、自分でソイチェックをした頃はビッグデータを活かす現代的なイメージだったのが、なるほどこれは人口動態に沿った市場かと。

 

子宮体癌検診(頸がんの検査ではなく、さらに痛いアレ)についても思うところがあり、友人に「あんなに痛いものってあるー?!」と尋ねたら、「毎年受けるなら、その種のストレスを感じないとこに変えたほうがいいと思う。わたしは、上手い下手があると思ってる。毎年受けるならだけどね」と言われました。

 

わたしは自分の健康寿命構成比は意識しますが、なんでもかんでも早期撲滅が絶対とは考えません。病の徴候の徴候まで検査している感覚は、村の〜♪ 時間の〜♪ 時間が〜ってくらい冗長で、不調の先取りと引き延ばしに見えます。

 

わたしは寿命は気分に依存するものと捉えています。

実際クリニックでは「更年期症状よりも大きな病気を見つけること」が最優先事項で、身体の持ち主の人生観はさておき、大きい魚を釣ることが大仕事、大きい大陸を見つけたことが大発見という世界。

べつに魚や大陸を見逃してもあなたのせいにはしませんよ、それよりもいまこの場所とその少し先を、ちょっと教えてもらいながら歩きたいのですと思っていることは伝えているつもりなのですが、医療の商慣習みたいなものがあるのでしょうか。

半年に一度は次の大きな漁場へ出かけることを提案されている感覚です。

わたしはマグロ漁船に乗りたいわけじゃないんだけどな〜。

 

 

前半にやることは素直にやってみて、後半へ

肉体面も精神面も、ここまで本を読んでクリニックへ通い、専門家や現代の知識が介入する日常を真面目に過ごしてきました。

その上で、いらないものの判断が自分のなかで見えてきました。

足元をぐらつかせないためにやっていることなのに、足元をわざわざ凝視させられる w   という経験を同世代の人と共有した前半戦でした。

 

テンプレに沿ったライフサイクル&優等生的な健康意識の遵守のために発生する「個人の新しいストレス」は、言語化がむずかしいものです。

個人の人生の選択には背景があり、信頼関係がなければ話されないこと。だからこそ、わたしはそういう話を、同世代の・同時代を生きる友人と話します。

 

 

  *   *   *

 

 

わたしは名目上の健康ではなく、個人の、 “ソウルの健康” について話しています。

(韓国の都会人の健康、という意味ではありません w 

(韓国が人気なので、いちおう補足よー)

 

 

本日の結論

  1. ミニマムにバファリン飲んどきゃ乗り超えられることが、けっこうある
  2. 「血糖値」と「エア生理」を分離観察できるとええよ

 

市井の中年の現場からは以上です。

 

<補足>

わたしは以下の本を読んで、閉経にもポジティブなスピリチュアル市場があるよね、と思っています。閉経は「ほぼすべての女性」が母数なので、超巨大市場です。

冷静に考えなくちゃね。